Blackview Tab 12 実機レビュー、低価格ながらも 鮮やかな10インチ液晶にLTE対応 | Win And I net

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Blackview Tab 12 実機レビュー、低価格ながらも 鮮やかな10インチ液晶にLTE対応

Blackviewから販売の10.1インチ Android 11 タブレット「Blackview Tab 12」の実機レビューです。CPU (SoC)は 8コアのUNISOC SC9863A、メモリ 4GB、ストレージ 64GBと、基本スペックは2020年に販売の製品に多い組み合わせですが、Amazonの6月10日時点のクーポン価格 17,400円と低価格ながらも、LTE対応、サイドのフラットなデザインに金属製の背面と、直近の傾向を踏まえた構成になっています。

上の写真は、あえて派手な壁紙に変更していますが、鮮やかな液晶も特徴の一つとなり、当サイトのトップページを表示してみても自然な発色です。

レビューする製品はこちら

Blackview Tab 12、Amazon

7月12日追記。Amazon プライムデーにて 20.10% オフの16,700円にて販売中です。ただし、記事で記載の専用ケースは別売りとなっています。

Blackview Tab 12のスペック

上記のとおり、CPUには 2020年に発売のタブレットに多く搭載された「UNISOC SC9863A」を搭載しています。当時は Andorid 10の端末がメインであり、メモリ 3GBの製品も多数ありましたが、Tab 12は メモリ 4GBにLTE対応、GPSとデュアルスピーカーを搭載と一通りの機能を備えています。

CPUUNISOC SC9863A 8コア、最大 1.6GHz
GPUIMG8322
メモリ4GB
ストレージ64GB
ディスプレイ10.1インチ、解像度 1920 x 1200、IPSパネル
WiFi11a/b/g/n/ac
Bluetooth / GPSBluetooth 5.0、GPS 搭載
LTEFDD-LTE: B1/B3/B7/B8/B20/B40
カメラリア 13百万画素フロント 5百万画素
バッテリー容量6580mAh、充電はUSB Type-C
サイズ(本体)厚み 7.4mm、430g
OSDoke OS P2.0(Android 11 ベース)
その他金属製フレーム、ケース付属

 

Dragon Touch Max 10 Plus 実機レビュー、自然な発色の液晶が特徴の10.1型タブレット。エントリー機としてはレスポンスも良好
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▲CPUに「UNISOC SC9863A」を搭載するタブレットのレビュー記事の事例はこちら。メモリ 3GB、ストレージ 32GB、Andorid 10のタブレットですが、Tab 12は、メモリ、ストレージ、LTE対応、金属製フレームなど、ほぼ全項目において優位性があります。

実機のシステム情報

上記のスペックを補足するうえで、実機から抽出(「システム情報」アプリを使用)のシステム情報を掲載します。

 

▼CPU(SoC)は UNISOC SC9863A、Cortex A55 4 x 1.6GHz / Cortex A55  4 x 1.2GHz。GPUは PowerVR Rogue GE8322

 

▼AnTuTu Lite、Geekbech 5、システム情報を追加でインストールした状態ですが、ストレージの空き容量は約49GBと余裕です。

 

▼ディスプレイの解像度は 1920 x 1200、240dpi。Amazonの製品紹介では、明るさ 300cdとあります。

 

▼OSはAndroid 11をベースとし、Blackviewの独自カスタマイズを施したDoke OS P2.0

外観

続いて外観について記載します。タブレットとしては珍しくフラットなサイドとなり、金属製の背面は、塗装も含めて質感は高いです。

開封、付属品

 

▼Blackviewのタブレットとして、8インチのTab 6に続き 2製品目のレビューですが、白地の外箱は共通のデザインです。

 

▼ケースが付属するTab 12ですが、ケースが装着された状態で収まっています。

 

▼本体の裏に付属品が収まっています。

 

▼日本仕様のACアダプター、USB ケーブルと説明書、SIM トレイのピンが付属しています。説明書は多言語表記で日本語は6ページ分、ポート類の配置やSIMのセットがメインとなります。

 

▼AC アダプターのコンパクトさがわかるよう、マウスを並べて撮影。

 

▼ケースを装着、保護フィルムを貼り付けた状態で撮影。ケースの4隅は厚く、しっかりと保護されています。

 

▼写真では伝わりませんが、ケースの表面は触り心地のよい、しっとりとした素材です。

▲下部の中央右に小さな傷がありますが許容範囲です。

 

▼外枠は柔らかいTPUであり、外す際に多少の力が必要ですが、外しにくさはありません。ただし、乱暴にケースから取り出すと、フィルムが剥がれることもあるため要注意です(私は端の部分が剥がれました)。

 

▼保護フィルムが装着されています。剥がしてみると、気泡の混入はごく僅かで良好です。

サイド

 

▼左サイドは音量調整ボタンと電源ボタン。左側にスピーカーがあります。なお、実機のサイドと背面は写真より明るいグレイです。

 

▼音量調整・電源ボタンとカメラ周りを拡大。カメラ周りの作りも丁寧です。

 

▼右サイドは左にSIMトレイ、中央にUSB Type-Cの充電ポート、右側にスピーカー、右端にイヤホンジャックがあります。端の部分にイヤホンジャックがあるタブレットは珍しいように思いますが、横持ちをメインとした場合には、ケーブルの取り回しからも この位置で正解でしょう。

 

▼上の写真では SIMトレイがわかりにくいため、トレイを引き出し拡大しました。トレイの引き出しは 程よい硬さです。

 

▼隅にあるイヤホンジャック

 

▼上のサイドから背面にかけての樹脂製の箇所は、ツートンであることがそれほど目立ちません。

背面

 

▼上の写真では濃いめに映っていますが、照明のあたり具合や角度により、色の見え方は多少異なります。以下の写真の右側が実機に近いです。レンズの下に「13MP CAMERA」とさりげなく記載されています。

▲中央にある小さなロゴは同系色で目立ちません。

 

▼カメラ周りを拡大。カメラの出っ張り部分の目視では 2.5mmほど。

ディスプレイ、表示品質

撮影時の照明・背景がイマイチのため、後日 写真を入れ替える可能性もありますが、取り急ぎで撮影した写真の掲載です。

また、壁紙はディスプレイの鮮やかさがわかるように、見栄えのよいカラフルなものに変更しています。

  • CPUやメモリ、ストレージの基本スペックは ごく一般的なタブレットですが、ディスプレイの表示品質はかなり高い。
  • 私はスマホやタブレットを明るくして使用することが多く、多くのスマホでは80%の明るさあたりで程よいものの、Tab 12は90〜100%にしています。この意味では、やや暗い液晶と感じる方がいるかも。
  • 鮮やかさとFHDのきめ細やかさは、手元にあるタブレットでは iPad 2017モデルと遜色なく、かなり良好な表示品質です。
  • 10インチクラスのタブレットでほ、ディスプレイを大きな特徴と謳う製品が多いのですが、淡さや色合いがしっくりこない製品もあります。これに対して、Tab 12の鮮やかさと発色は、手元にある10台前後のタブレットのなかでもトップクラスです。
  • ただし、僅かな周辺減光があるようにも感じます。

 

▼照明などの関係から、やや淡く映っておますが、実機はより鮮やかです。

▲ベゼル幅は太くも狭くもなく一般的。

 

▼(上に周囲の映像が反射してしまいましたが)この角度から見ても色相の変化は大きくありません。

 

▼視野角も広く良好です。

 

▼上の写真は派手な壁紙でしたので、当サイトのトップページの表示です。当サイトの表示では、ヘッダーの画像で色合いを判断できるのですが、オリジナルに忠実な自然な色合いです。

▲画像を圧縮しているため、文字が淡く擦れているように見えますが、実機ではシャープです。

 

ケースの装着感

付属するケースの単体での写真は付属品の段落で記載していますが、装着感について記載します。前述のとおり、厚みはあるものの、純正のケースであるために しっとりした表面の質感はよく、もちろん USB ポートや電源ボタンの位置などもバッチリです。

 

▼実際の色よりも明るく映っていますが、合皮・スエード調とも異なる しっとりとした表面です。

 

▼背面は半透明のTPU素材

 

▼マグネットで程よく固定され、ディスプレイの操作時に倒れることもありません。

 

▼固定はやや弱くなりますが、かなり寝かせた状態で使用することもできます。

ベンチマークスコア

 

▼AnTuTu ベンチ v9の通常版は GPUの制限から計測できないのですが(一定以上のGPUが必要)、Lite版のスコアは 101,385(AnTuTu ベンチ 通常版 vs Lite版、2台のスマホで計測し スコア差を確認。概ね同水準で製品間比較も有効に記載していますが、通常版とLite版のスコアに大きな相違はありません)。

 

▼Geekbench 5のCPU ベンチマークスコアは「シングルコア 145、マルチコア 662」と高くありません。

 

▼eMMCのスコアは、Write 108.31MB/s、Write 206.38MB/sと、Writeのスコアは控えめですが、Readのスコアは一般的なeMMCよりも高いです。

体感レスポンス

AnTuTu ベンチスコアは約10万となり、UNISOCの上位のCPU(SoC)の約半分のスコアとなりますが、ライトユースでの使用時では遅さを感じず、普通に動作します。

私のタブレットの用途はスマホと同様に、通勤時間での記事の編集・Web サイトのブラウジング、SNS / FXなどの軽めのアプリ、自宅では時おり YouTubeの視聴程度ですが、これらの体感レスポンスは以下となります。

  • AnTuTu ベンチスコア 約10万の他の端末と同様に、アプリの起動や画面遷移、ホーム画面に戻る際、Chromeでのタブの切り替えなどで、 時おりカクツキを感じることがあります。
  • ただし、上記の私のライトユースでの使用では、ベンチスコア 30万超の端末を交互にに使用するなど、じっくりと比べない限りは、遅さを感じることありません。
  • NetflixやYouTubeなどの一般的な画質(FHDクラス)の動画視聴では、後述のスピーカーの音質のよさと相まって、本製品で十分です。

LTE接続

私がサブとして利用中のドコモ回線のOCN モバイル ONEのSIMを、千葉市郊外の自宅で使用したところ、普通に使用できています。

また、自宅から都内渋谷区の職場までの通勤時に使用しましたが、体感での回線速度も他のAndroid スマホでの使用時と同様です。

 

▼OCN モバイル ONEは、NTTドコモとの合併により、新規申し込みを停止しています。繋がりやすさとタブレットでも使用できる汎用性では、私の家族が利用中の「ahamo」、あるいは「Y!mobile」がおすすめです。

ahamo

Y!mobile

その他の使用感

スピーカー、カメラなど、その他の使用感については ランダムに記載します。

  • スピーカーの音質について、私はスマホの高音重視のシャカシャカした音質が好きではないのですが、本製品のスピーカーは聴きやすい音質です。たまたま、 iMac 2012のスピーカー、40インチモニターに装備のスピーカーと聴き比べてみたのですが、Tab 12の音量・音質ともに勝っています。
  • タブレットのカメラはメモ書き代替の おまけ程度のものが多いのですが、Tab 12の13百画素 リアカメラも同様です。室内でのみ撮影しましたが、オートフォーカスはわるくないものの、ピントがやや甘いように感じます。
  • 詳細は後日 写真とともに追記しますが、付属のケースは厚みがあるものの、しっとりとした肌触りのよい表面に、スタンド時のマグネット機能など、デザインと使い勝手は良好。

 

▼設定画面は iPad ライクな左にメニュー、右に詳細が表示され、階層深く確認する必要がないために操作しやすいです。

まとめ

CPU (SoC)は UNISOC 9863A、メモリ 4GBにストレージ 64GBと、スペック的にはエントリークラスのタブレットとなりますが、LTE対応にGPS搭載、デュアルスピーカーを搭載と機能は充実しています。また、私は同スペック帯のタブレットを複数所有していますが、以下の点で優位性があります。

  • 金属製の背面は質感高く、また、指紋や油脂の付着も目立ちません。
  • iPhone ライクなフラットなサイドも新鮮。
  • ディスプレイは鮮やかさで自然な発色。
  • スマホと他の一般的なタブレットとの比較ですが、2スピーカーは高音のシャカシャカ音を大きく感じることなく良好。
  • マグネットによるスタンド機能を装備した、しっとりとした触り心地のケースが付属。

 

▼Amazonでの販売情報

 

▼CPUにHelio G85を搭載する「Tab 13」が発売となりました。Tab 12はエントリークラスですが、より快適なレスポンスでは Tab 13もおすすめです。

 

以下は、同社タブレットのフラッグシップ機の位置付けとなる「Blackview Tab 13」のレビュー記事です。CPUにHelio P85を搭載し、AnTuTu ベンチスコアは約25万。キビキビと動作し、多少の追加出費もOKな場合、Tab 13をおすすめします。
Blackview Tab 13、Helio G85を搭載し AnTuTu スコア 約25万の10型タブが発売に。セール価格は133.99ドル
Blackviewより、CPUにMediaTek Helio G85を搭載する10.1インチのAndroid 12 タブレット「Blackview Tab 13」がリリースされました。Helio G85のAnTuTu ベンチスコアは約2...

 

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