1万円で購入の中古 ThinkPad T550 実機レビュー、液晶は難あるも拡張目的では面白い。Hackintoshも対応中

先日、ヤフオクにて10,500円で落札した ThinkPad T550。Core i5-5300Uを搭載する、2015年に発売の15.6インチノートです。ビジネス向けの人気薄のPCのために、他サイトのレビュー記事もごく僅かの製品ですが、私が購入した目的は、各種拡張とHackintoshのお遊び目的。既に、メモリ増設、SSDに換装、M.2 SSDの増設、MacOSを導入途中ですが、今回はT550本来の使用感などを簡易的に記載します。

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10,500円と格安な背景

ヤフオクにて即決価格 10,500円で落札したのですが、程度のよい製品でも16,000円程度(2020年9月現在)で販売している ThinkPad T550。今回、私が購入したDランク固有の状態も含め、10,500円と格安な背景は以下です(一部、私の想像も含みます)。

  • 私が購入した端末に固有の状態としては、電源ボタンが陥没(動作には全く支障なし)、天板がまだら模様であること。
  • メモリ 4GB、HDD 500GBであること。
  • ThinkPadのなかでは、中古も含めて人気薄。
  • ディスプレイは、TNパネル(これが大きな課題。後述)、1366 x 768と解像度が低い(販売中であった当時は、FHD(TNパネル)、3K (IPSパネル)も選択可能)。

 

▼電源ボタンは陥没していますが、動作には全く支障がありません。この程度の陥没ならDIYで対応できそうです。

 

▲▼キーボード面と底板は綺麗なのですが、天板がまだら模様であることが Dランクの中古である最大の要因。以下の記事のとおり清掃を試みましたが、諦めるか、思い切って塗装、天板の交換での対応となりそうです。

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ThinkPad T550のスペック

参考までに、ThinkPad T550のスペックを記載します。黄色網掛は私が増設あるいは換装後です。

CPUCore i5-5300U、2コア4スレッド
GPUIntel HD Graphics 5500
メモリ4GB DDR3 / 4GB x 2 デュアルチャンネル
ストレージ500GB HDD / 2.5インチ SATA SSD 240GB + M.2 SATA SSD 128GB
ディスプレイ15.6インチ、TNパネル、ノングレア、解像度 1366 x 768
WiFi11a/b/g/n
Bluetooth4.1
ポート類USB 3.0 x 3、Mini-Displayport、D-Sub、有線LAN
サイズ380.6 x 22.45 x 258.2mm、2.13kg
OSWindows 10 Pro (購入時にアップデート済)

 

第5世代のCore i5-5300Uを搭載しているため、普段使いの動作においては全く問題なく、サクサクと動作します。同じく中古で購入のX1 Carbon  2016のレビュー記事でも記載しましたが、Gemini Lake クラスの新品よりも安価で購入でき、レスポンスも軽くGemini Lake以上のため、中古のThinkPadの購入も大いにありです。

 

▼SSDへの換装、M.2 SSDの増設、メモリ増設の記事はこちら。

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▲一通りの増設・換装が終わり、現在は増設したM.2 SSDにmacOS High Sierraをインストールして、不具合に対応中。Intel HD Graphics 5500を正しく認識せず、グラフィクスメモリ 4MBとなることが最大の課題。

以下のJumper EZBook X4 Proも同じ課題で時間を要し、現在は正しく認識しています。このため、時間はかかりますが、いづれ Windows 10とMacのデュアルブートができるものと思います。

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ベンチマークスコア

中古の古い製品でもあり、あっさり気味に(コメント少なめに)ベンチマークスコアの結果を記載します。ベンチマークスコアとは異なりますが、通常時、ベンチマークで負荷をかけた際にも、CPUファンの音量はほとんど気にならず、静かなものです。

 

▼Geekbench 5のCPUベンチマークスコア。上はCore i5-5300Uを搭載の本製品、下はCore i5-5257Uを搭載のCHUWI CoreBox i5

 

▲▼引用したCHUWI CoreBox i5のレビュー記事はこちら。Amazonで3万円台のPCと同水準のThinkPadが1万円とはお得感があります。これが私がT550を購入した理由の一つ。

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▼ドラクエベンチマークスコア。メモリ増設前は「3432 普通」、メモリ増設・デュアルチャンネル化後は「4933 普通」。

 

▼CrystalDiskMark v7のスコア。上はデフォルトのHDD、下は換装したSSD。

▲▼換装したSSDはこちら。Crucialサイトから、OSクローンソフトをダウンロードして使用できることが大きなポイント。私はこのソフトを使用し、HDDからSSDへOSクローンしました。

外観

DVDドライブを未搭載とは言え、最近のPCと比較すると厚み 22.45mmと厚く、2.13kgと重量級。コメント控えめに画像のみの掲載です。

 

▼DVDドライブ未搭載であり、同時期前後に販売されたThinkPadとしては薄いのですが、最近のスリムノートと比較すると厚くて武骨なデザイン。

 

▼天板の汚れと比較すると、キーボード面は汚れもほとんどなく、キーのテカリもほとんどない程度のよいもの。

 

 

▼トラックポイント周りのキーを拡大。他のThinkPadと同様に、指にフィットするようキーの中央が窪んでいます。

▲▼X1 Carbon 2016モデルと比較すると、キーにザラツキがあります。

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▼メモリ、SSDの換装・増設の際には、底板を外す必要があります。

ディスプレイ

私はヤフオクでの落札時から、ヤフオクやAliExpressで販売している 3K 解像度のIPSパネルに交換予定(別途、30pin / 40pinの変換ケーブルが必要)のためよいのですが、T550の最大の課題がディスプレイ。このディスプレイの品質がもう少しよければ、IPSパネルに交換することなく使用できそうなのですが残念です。

  • 経年劣化もあるかもしれませんが、完全に明るさ不足。明るさ 100%にしても、X1 Carbon 2016モデルの85%程度の明るさとなり、以降の課題と相まって長時間の使用は辛い。
  • 極端に狭い視野角。掲載している写真では良好に見えるかもしれませんが、上下左右ともに少しずれると白とびが激しく実用的ではありません。また、正面から見た場合にも、ベストな角度を見出しにくい状況。
  • 正面からの画像の鮮明度も足らず。極端に言えば10年前のPCのディスプレイのような感覚です。
  • 落札時には、1366 x 768の解像度の低さを懸念していたのですが、老眼で明確に目視しにくい私には、それほど粗さを感じません。

 

▼視野角が極端にわるい事例。当サイトを表示していますが、テキストをほとんど読み取れず、画像が背景の白と同化しています。

 

▼AliExpressで販売の、3K 2880 x 1620のIPSパネルへの交換を検討しているのですが、レビューを見ると輸送中に割れたとのコメントが複数あり悩み中(別途、30pin / 40pinの変換ケーブルも必要)。

AliExpress

キーボードの使用感

やはりThinkPad。キーボードのタイピング感はかなり良好です。手元には中古で購入したThinkpadが3台(X220、X1 Carbon 2016モデル、T550)ありますが、3台ともそれぞれによいものです。3台の比較も含めたタイピング感は以下です。

  • 3台のタイピング感の良さに順位をつけると、大きな差はないものの X220、T550、X1 Carbon。
  • X1 Carbonが表面のツルツルした軽めのタッチであるのに対して、T550は表面のザラザラした深めのタッチ。
  • X1 Carbon、T550ともに、手元にある MacBook Air 11よりも良好なタイピングですが(軽くてペタペタ感の強い MBA 11も私が好きなキーボードの一つ)、どちらかと言えば押し込みの強い T550が好み。
  • テンキー付きのキーボードの場合、ディスプレイとキーボードの中心線がズレていることに違和感がありますが、ここは慣れ、あるいはアプリの位置をずらしてカバーするしかなさそうです。

 

なお、トラックポイントは他のThinkPadと同様に操作性は良好、タッチパッドはトラックポイントと比較すると滑らかさに欠けるイメージ。

まとめ

ディスプレイの視野角が極端に狭いこと、明るさ・鮮やかさに欠けることには大きな難がありますが、中古として1万円台で購入する価値が十分にありです。2242サイズのM.2の空きスロットが2つあり、保守マニュアルには、一つはワイヤレスカード、もう一つはストレージ用と明記があるものの、二つともストレージ用として活用でき、増設・換装目的の弄り端末としては面白い存在です。

私のように手持ちのストレージを流用し、メモリを4GBから8GBに、3KのIPSパネルに交換しても(私は交換予定)合計2万円ちょっとで収まります。

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