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インテル Macで外付けSSDからWindowsが安定動作。外付けSSDの構築手順と初期設定

インテル MacでのWindows 起動を Boot Campではなく USB 接続の外付けSSDからとし、安定動作していますので、構築手順と初期設定などを記載します。

簡単にHDDからSSDに換装可能で、大容量のSSDを搭載のインテル Macの場合には、通常のBoot CampでのWindowsの起動をおすすめしますが、2012年以降のiMacなど、HDDからSSDへの換装が面倒な場合など、外付けSSDからの起動でも Boot Campと同様に十分にサクサクと動作します。

また、作成した外付けSSDは、本来はWindows PC向けであり、端末としては Windows PC / Macともに動作します。

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私が動作確認したインテル Mac

 

私が動作確認した インテル Macは「iMac 21.5インチ 4K Late 2015」モデルです。作成した外付けSSDドライブで MacBook Pro 15インチ Late 2013、Mac mini Late 2012も試してみましたが、これらはUSBの使用によるものか 起動しませんでした。一方、USB ハブ経由で外付けSSDを接続のMacBook 12 2016では動作しています。

なお、M1 Macにおいては CPUの仕様などから通常のWindowsでは動作せず(ARM版が必要)、以下の記事で掲載の仮想環境でWindowsを運用することになります。

M1 MacBook Air、Parallels Desktopによる Windows 10の導入方法と使用感。メモリ 8GBでも快適動作
Macの仮想環境で Windowsを実行できる「Parallels Desktop 16.5 for Mac」がリリースとなり、待望のM1 Macにも対応しました。早速、M1 Macに対応する Windows 10 ARM64 Insi...

 

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▲▼外付けSSDから起動のWindowsをメインで運用しているMacは、上の記事の iMac 21.5 4K Late 2015。macOS自体も外付けSSDから起動しています。

下の画像はWindows 10 設定のシステム情報ですが、当然ながらも CPUは iMacのCore i5-5675Rとなっています。OSはWindows 10 Proを導入。

 

▼Geekbench 5のスコア。モデルはiMac16.2、OSはWindows 10 Proと正しく認識しています。

 

 

▼外付けSSDは PCIe SSDですが、USB 3.0の接続のために本来のベンチスコアほどではなく、SATA SSD並みとなっています。

外付けSSDの仕様、構築手順

Windowsが起動する外付けSSDの仕様・構築手順については以下の記事に詳しく記載していますので、そちらを参照ください。Windows PC向けとなりますが、特別な設定なく(※) インテル Macでも動作しています。ただし、前述のとおり、MacのUSB ポートがUSB 2.0の場合には動作しないと思われます。

(※)当初は 外付けSSDのEFIをMacのファイルフォーマットで構築したうえで試みていましたが、Windows 端末向けの設定でも 難なく起動しています。

 

外付けSSD Windows 起動ドライブの作成手順については、以下の記事にて詳しく記載しています。以下の黄色枠のフローの5,7,8が異なるのみです。インテル Macでも普通に動作します。
フリーソフト「Rufus」による、外付けSSD Windows 起動ドライブの作成方法。インテル Macでの動作も確認
フリーソフト「Rufus(ルーファス)」を利用し、外付けSSDのWindows 起動ドライブを作成しましたので、その手順を記載します。Rufusの「Windows to Go」を利用したものですが、他の有料ソフトと比較するとシンプルな画...

 

上の記事から抜粋・Mac向けに一部補足の、Windowsが起動する外付けSSD作成の大きなフローは以下となります。

  1. Microsoft 公式サイトから Windows ISOファイルをダウンロード
  2. フリーソフト「Rufus (ルーファス)」をダウンロート・インストール
  3. 「Rufus」にて、外付けSSDにWindowsをインストール。この場合、Refusの「イメージオプション」を「Windows to Go」とすることが最大のポイントです。
  4. Windowsの場合、BIOSにてBootを今回作成の外付けSSDに変更。
  5. Macの場合には、「システム環境設定」の「起動ディスク」にて、USB接続の外付けSSDを選択。
  6. 起動後に Windowsの設定画面となり、画面に従い設定を行います。
  7. Mac用に、Macの「Boot Camp アシスタント」から「Windows サポートソフトウェア」をダウンロード
  8. Windowsが起動のMacより、「Windows サポートソフトウェア」をインストール(setup.exeの実行)

 

▼上記5の「システム環境設定」の「起動ディスク」にて、USB接続の外付けSSDを選択します。私の事例では右側の「ESD-ISO Windows」が該当します。

ちなみに、左はオリジナルのHDD 1TB(遅すぎて使用に適さず)、中央は外付けSSDのmacOSです。

 

▲▼macOSからWindowsへの切替は、Macのキーボードの「Option」を押下しつつの起動で、以下の起動ディスク選択画面を表示、起動したいドライブを選択することにより対応できます。

 

▼使用しているM.2 SSDの外付けケースと、一般的なM.2 PCIe SSDの事例はこちら。

「Windows サポートソフトウェア」のインストール

作成した外付けSSDのMacでの運用では、WiFi / Bluetooth / 音声などが使用できません。このため、上記のフロー大枠の7,8のとおり、以下の対応を行う必要があります。

  • Mac用に、Macの「Boot Camp アシスタント」から「Windows サポートソフトウェア」をダウンロード。
  • Windowsが起動のMacより、「Windows サポートソフトウェア」をインストール(setup.exeの実行)。

 

▼ 「Windows サポートソフトウェア」のダウンロードについては、以下の記事を参照ください。

Boot CampのWindows サポートソフトウェアを簡単にダウンロードする手順
インテル MacでWindowsを起動するパターンとして、Boot Campの利用と外付けSSDからの起動の2パターンがありますが、今回試したのは後者の事例。 WiFiやBluetooth、スピーカーなどの動作においては、Macの「B...

 

Windows側での「Windows サポートソフトウェア」のインストール手順は以下です。

 

▼Macでダウンロードした「Windows サポートソフトウェア」を、USBメモリ(FAT32でのフォーマット)により Windows側で開き「Setup.exe」を実行します。

 

▼画面の指示に従い、Driverなどをインストールします。

 

▼インストール後、再起動を行います。

 

▼デバイスマネージャーの一部抜粋ですが、Bluetooth、WiFi、スピーカーともに動作しています。

使用感、まとめ

私は MacBook Pro 15インチ Late 2013とMacBook 12 2016にて Boot CampによるWindowsを利用していますが、今回のWindows 外付けSSDでの運用も Boot Campと変わることなく安定動作しています。

私は iMac 21.5インチ 4K Late 2015での運用ですが、レスポンスもmacOS側と同様です。冒頭に記載のとおり、SSDに空き容量がある場合には Boot Campをおすすめしますが(使用感に相違はありませんが)、HDDを標準装備でSSDへの換装を行いづらい iMac 2012モデル以降の場合には、外付けSSDでのWindowsの運用もありです。

 

外付けSSD Windows 起動ドライブの作成手順については、以下の記事にて詳しく記載しています。
フリーソフト「Rufus」による、外付けSSD Windows 起動ドライブの作成方法。インテル Macでの動作も確認
フリーソフト「Rufus(ルーファス)」を利用し、外付けSSDのWindows 起動ドライブを作成しましたので、その手順を記載します。Rufusの「Windows to Go」を利用したものですが、他の有料ソフトと比較するとシンプルな画...

 

主に2018年以降に発売の「Apple T2 セキュリティチップ」を搭載するMacにて、上記手法での起動ができない場合、自己責任での対応となりますが、「起動セキュリティ」のレベルを「完全なセキュリティ」から「セキュリティなし」に変更する必要があるようです。私は該当するMacを所有していないのですが、変更の手順は Apple 公式サイトに記載されています。

 

▼なお、キーボードとマウスはこちらのiCleverの製品を使用しています。Apple キーボードによく似たデザインで、Windows / Macの配列に切り替え可能です。

iClever USB無線キーボードの実機レビュー、Apple純正似でMac / Win 10ともに良好なタイピング感
Macでの快適タイピングのために、中古のApple ワイヤレスキーボード「A1314」を購入したのですが、Bluetoothの接続の不安定さに悩まされている私。そこで、WindowsとMac双方で使用できるUSB無線のiCleverのキ...

コメント

  1. つい より:

    はじめまして。
    サイトを参考にSSDを作成しました。
    しかし、何度やっても失敗してしまいます。
    オプション起動をしてSSDを選択すると起動修復アシスタントが開き、選択したディスク上のバージョンは再インストールする必要があります。
    と出てしまいます。
    MacBookの環境は
    MacBook Air Retina 13inch 2018
    1.6GHz デュアルコア Intel Core i5
    メモリ8GB 2133MHz LPDDR3
    macOS Ventura13.0.1
    です。
    思いつく原因等が思い浮かびましたらアドバイスをいただきたいと存じます。
    よろしくお願いいたします。

    • kenken より:

      申し訳ありません。Windowsを起動して確認しようとしたところ、SSDケースのテストを繰り返しているうちに、ディスクのエラーが生じてしまい、確認できずにいます。
      コメントを参照して思いつく範囲では、私はまずはWindow PCで諸設定を行った後に、Mac側で調整しましたが、このあたりでしょうか。
      週末にしか確認できないのですが、私のエラーの修復も兼ねて、今度 じっくりと確認してみます。

  2. えぬたす より:

    はじめまして
    サイトを参考に外付けメディアで作成させていただきました。
    私もオプション起動で起動できなかったですが、
    起動セキュリティーの安全な起動を「完全なセキュリティ」から「セキュリティなし」に変更したら起動はできました。
    当方 macmini2018です。なにかの参考になれば幸いです。

    • kenken より:

      情報ありがとうございます。
      セキュリティも疑っていたのですが、記載いただいた事項で納得しました。
      後ほど、他のMacでも確認し、記事に追記させていただきます。

  3. えぬたす より:

    先日起動セキュリティーの変更のコメントをいたしましたが、
    起動セキュリティーの変更をしなくても、
    mac本体のストレージに一度bootcampをインストールすることでも起動できるようになりました。
    その後mac本体のストレージのbootcampを削除しても外付けのストレージから起動できています。

    また、
    mac本体へのbootcampインストール前には外付けストレージで起動している
    windowsの更新やbootcampのインストールがうまくいきませんでしたが、
    それが改善されました。

    なにかの参考になれば幸いです。

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