実機レビュー、2.5K 12.5型 Win 10ノート XIDU Tour Pro 外観編。日本製、中国他ブランド以上の質感に圧倒。SSD 空きスロットも装備

2.5K 解像度のディスプレイを搭載し、質感高めのWindows 10 PCを複数販売する中国のXIDU社。主にアメリカとイギリスにて展開していますが、9月にリリースされた12.5インチのTour Proを、同社よりレビュー用にサンプル提供いただきましたので、何回かに分けてレビューします。

12.5インチ 2.5K 解像度のタッチパネルを搭載するTour Proですが、全般的には私の想像以上に質感は高く、また、製品仕様には明確な記載がないのですが、シャープ製のパネルを搭載し、M.2 SSDの空きスロットがあることが判明。なお、今回は外観をメインとしたレビューとなり、システム情報とベンチマーク、体感レスポンスと使用感については、別記事にてレポートします。

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XIDU Tour Proのスペック

XIDU社のPCの特徴は、2.5K 解像度のディスプレイを搭載することに、2019年にリリースされたPCは特に質感が高いこと。2.5K 解像度のPCとしては、13.3インチの2 in 1であるPhilPad、11.6インチ YOGAスタイルのPhilBook Max、そしてTour Proがあります。また、FHDであるものの、YOGAスタイルのPhilBook Maxも見逃せません。

13.3インチのPhilPadについては以下の記事でレビューしていますが、やはり2.5K 解像度のきめ細やかさと鮮やかさは特筆もの。

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さて、PhilPad、PhilBook Max、PhilBook Proの流れをくむTour Proのスペックは以下となります。

CPUKaby Lake Celeron 3867U、1.8GHz、2コア 2スレッド
GPUIntel HD Graphics 610
メモリ8GB DDR3
ストレージ128GB SATA SSD (Netac製)、2280サイズ M.2 SSDの空きスロットあり
ディスプレイ12.5インチ、IPS、タッチパネル解像度 2560 x 1440、グレアパネル、シャープ製、180°まで開くことが可能
Wi-Fi11a/b/g/n//ac
Bluetooth4.2
バッテリー38000mAh
サイズ290.7 x 201.5 x 16.6mm、重さ 1.23kg
OSWindows 10 Home
その他バックライト付キーボード、指紋認証、ボディはアルミ製

 

スペックについて、以下のとおり補足します。

  • 私は他サイト情報などから、Celeron  3867Uのベンチマークスコアと体感レスポンスは、Apollo Lake N3350とN3450の中間程度と推定していたのですが、(詳細は別記事に掲載しますが)ベンチマークスコアと体感レスポンスはN3450以上となり、Gemini Lake N4100に迫るものがあります。
  • 別記事となるシステム情報を確認する過程で、ディスプレイはシャープ製であることが判明。
  • また、後段にて写真・画像付きで掲載していますが、製品仕様に記載がないものの、2280サイズ M.2 SSDの空きスロットを装備しています
  • なお、スペック・外観ではないのですが、一点 留意いただきたいのが、音量は大きくないものの、CPUファンが常時稼働していること。このCPUファンが効率的に機能しているようで、負荷をかけた場合も回転数・音量ともに変わらず、CPUの温度も安定しているのですが、現在、このCPUファンの常時稼働を制御できないものかと模索中(SpeedFanなどのフリーソフトを複数試しましたが、現時点では制御できず)。

XIDU Tour Proの外観

外観・デザインの全般としては、CHUWI、Jumper 以上に質感高く仕上がっています。イメージ的には、以下の記事で掲載のXiaomi Notebook  Proを小型化したようなイメージ。Jumperなどの場合には、全般的な質感は日本製以上に高いものの、どこかにコストカットの形跡や「おやっ」と思える部分があるものの、Tour Proにはそのようなことがなく、そつなくまとまっています。強いてマイナスポイントを言えば、ACアダプターのコードが太いことに、貼り付け済のディスプレイフィルムに浮き・気泡が数か所あるぐらいです(貼り直し用のフィルムが付属しています)。

 

▼全般的なイメージ・質感は、Xiaomi Notebook  Proを小型化したような感覚です。

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▼また、キーボードやそのタイピング感は、マウスコンピューター m-Book X400に近いものがあります。

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外箱と付属品

▼CHUWI、Jumper、XIDU PhilPadなどは簡易的な段ボールの外箱ですが、Tour ProはProを名乗っていることもあるのか、外箱もしっかりしています。XIDU社より直接の配送でしたが、大きめの段ボールに厚めのエアークッションと好感の持てる梱包でした。

 

▼付属品はACアダプターに説明書、写真は掲載していませんが、ディスプレイの保護フィルム。貼り付け済の保護フィルムには浮き・気泡が数か所ありますが、もしかすると付属のフィルムでの貼り替えを前提、もしくは念のために保護フィルムを貼り付け済なのかもしれません。

▲説明書は英語のみですが、汎用的なものではなく、実機の写真・イメージに基づくものです。

 

▼太めの電源ケーブル。サイズ感がわかるようにロジクールのマウス M590と並べて撮影。

▲アメリカをメインとしていることもあり(あるいはXIDU社の配慮により)、日本でそのまま使えるUS仕様のアダプターが付属。ただし、3ピンタイプのアダプターのため、必要に応じ 3ピン用コンセント、写真手前のような変換アダプターを用意する必要があります。

▲▼上の写真では手元にあったアダプターを掲載していますが、本来は以下のような変換アダプターが必要。

天板、底板、M.2 SSD スロット

▲▼アルミ製のグレーの天板。中央にXIDUのロゴがありますが、以下の写真のとおり貼り付けであるように思われ、取り外しも可能かも。

 

▼アルミ製の底板。中央上に排熱用のスリット、その下にM.2 SSDスロットにアクセスする扉があります。なんと、この扉もアルミ製でした。なお、写真のとおり、四隅にあるゴム足ではなく、上下の長細いタイプ。

 

▼なんとなくCPUファンとヒートシンク(銅板)が確認できるように拡大。スリットの左側に常時稼働のCPUファンがあります。この常時稼働を制御しようと模索中。

 

▼こちらが想定外にもSSDが装着されていなかった、2280サイズのM.2 SSDスロット。つまりは、内部にもう一つ デフォルトのSSDがあり、背面から簡単にSATAのM.2 SSDを増設、起動ドライブ化できます。

 

▲▼使用していないSSDを挿入してみると、以下の画像(フリーソフト HWiNFOにて抽出のデバイス情報)のとおり、あっさりとSSDを認識。Netac SSD 256GBが該当します。

サイド

▼右サイドのポート類は、右からUSB 3.0、Mini HDMI、ヘッドホンジャック。HDMIはMicroでなくMiniで正解。Micro HDMIの場合、端子が小さいために負荷がかかり、折れやすくなります(私は短時間で2つ折ってしまいました)。

▲▼ポート部分を拡大。天板がアルミ製であること、天板右端の処理の上手さ(画面を180°開くことができるよう窪みあり)を感じとれると思います。

 

▼左サイドのポート類は、左から電源、USB Type-C。

▲▼ポート部分を拡大。ちなみに、天板と底板は明らかにアルミ製なのですが、サイドとキーボード面は、アルミ製かプラスチック製か判断できません。そのうち、底板を外して確認してみます。

▲▼電源とUSB Type-Cの位置が近いために、コードを接続して確認。もちろん、接触するようなことはありません。

 

▼前側より。他のPCと同様にディスプレイを開く際に手をかける窪みがあり、スムーズに開くことができます。

 

▼背面のヒンジ部分はいたって普通。厚みは16.6mmですが、底板の中央に向かって盛り上がっていることもあり、サイドから見るとスペックのサイズ以上に細く見えます。

ディスプレイ、全体

日が差し込む日中に撮影したためか、写真の発色がイマイチなため、後日 差し替える可能性大。取り急ぎの写真を掲載します。

 

▼左右のベゼル幅は4.9mmであるのに対し、下側は実測 20mmと太め(私としては気にならない太さ)。下のベゼルのWindows アイコンをタッチするとメニューが表示されます。

 

▼グレーを基調とした配色はCHUWIのPCと似た雰囲気もあり、オフィスでも違和感なく溶け込みます。

▲▼別の角度より。キーボード面は実機より明るくなっていますが、実機はもう少し暗め。

▲写真撮影の際には画面への映り込みが気になり、撮影角度で苦労しましたが、使用時に映り込みが気になることはありません。

 

▼正面より。製品紹介のイメージ画像では、キーボードのグレイに白の印字とキーの視認性を懸念していたのですが、全く問題なし。

 

▲▼180°開くことができるディスプレイ。実際には少し浮きがあり、178°ほどでしょうか。

 

▼横から見てもシャープで細めのボディ。

 

▼天板のロゴは光るものではありませんが、オフィスにもマッチするシックな配色です。

 

なお、2.5K 解像度の使用感などは、しばらく使い込んだ後で別記事で掲載しますが、暖色系の発色は良好、明るさは抑えめですが、高解像度のためにテキストをかなり拡大しても粗さは目立たず。全般的には良いディスプレイであることには間違いないのですが、ディスプレイ全般でみた場合、同解像度の以下のPhilPadがより鮮やかなように思います。Tour Proはデフォルトで貼り付け済のディスプレイフィルムが影響している可能性もあり、後日 じっくりと確認してみます。

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キーボード、タッチパッド

キーボード、タッチパッドの使用感の詳細は別記事としますが、浅めのキーストロークで軽快にタイピング可能です。打鍵音もカチャカチャ系ではなく静かで、通勤電車内でタイピングしても周囲への気遣い無用でしょう。本記事も含め、10時間ほど記事編集でタイピングした範囲では、全般的には会社で使用の富士通製の13.3インチ 軽量ノートよりも快適で高速タイピングが可能です。

 

▼会社で使用の富士通ノートよりも快適なタイピングが可能。

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▼実機よりもかなり明るく写っていますが、変則的なキー配置もない素直なキーボード。右上にある円型のキーは、指紋認証も兼ねた電源ボタン。なお、主要キーの実測のキーサイズは16mm、キーピッチは15mm。

▲タッチパッドの実測は、横幅98mm、縦幅63mm。それほど大きくないタッチパッドですが、操作感は良好。タイピング中にタッチパッドに触れてしまい、誤動作を招くこともありません。

 

▲▼明るい照明のもとの撮影であり、わかりにくいのですが、上の写真はバックライトオフ、下の写真はバックライトオン。バックライトは「Fn + Esc」キーでオンオフ可能ですが、明るさ可変ではありません。

 

▼照明を落としてバックライトオン。これほど明るいと十分です。文字もくっきりと浮かび上がっています。

 

▼キーボード、電源ボタンの質感を確認できるよう拡大。プリント印字の安っぽさはなく、タイピングした感触としては、タッチ感を高めるべく、キーの中央に向けて窪みがあるようです。

▲Windows 10の指紋認証はどの製品も良好であるように、Tour Proにおいてもほぼ一発で認証できます。

参考、他製品との比較

質感の高さが特徴の一つとなるTour Pro。参考までに、所有するCHUWI LapBook SE、Jumper EZBook X4 Pro、ONDA Xiaoma 21、MacBook Air 11と比較してみました。

写真では上手く表現できていないのですが、CHUWI、Jumper、ONDAともにMacBook Air クローンから質感を高めてきたこともあり、いづれも、設計の古いMacBook Air 11よりも質感は高いのですが、Tour Proはさらにワンランク上の質感です。一般的な中国ブランドよりも価格がやや高いこともあるのですが、どのパーツにもコストカットの形跡がなくバランスがとれています。

 

▼上から順に、Tour Pro、CHUWI LapBook SE、Jumper EZBook X4 Pro。サイドのデザインはLapBook SEが優れており、サイドの質感はTour ProとLapBook SEが同水準です。

 

▼MacBook Air 11との比較(ケースが簡単に外れないため、ケースを装着したままでの比較です)。横幅は11.6インチのMacBook Airとほぼ同じ。MacBook Air 11は仕様の古さ(私のMBAは2011モデル)もあり、全方面ともに質感はTour Proが優位。

 

▼こちらは、同じく12.5インチのONDA Xiaoma 21との比較。サイズ的にはほぼ同じ。Xiaoma 21は全面アルミ製となり、ボディ自体の質感はTour Proにも負けていません。ただし、2017年あたりのリリースであり、キーボードは圧倒的にTour Proの質感が優位。

 

▼Jumper EZBook X4 Proのキーボードと比較。EZBook X4 Proを引用したのは、最近のPCで搭載例の多い、シルバーのキーに白の印字の代表的な事例として搭載。この場合、キーの印字の視認性に課題があり、バックライトを常にオンにしないとタイピングしがたくなります。その点、Tour Proの印字の視認性には全く問題ありません。

 

▼こちらはMacBook Air 11のキーボードと比較。タイピングの快適性と印字の視認性、浅めのキーストロークは同水準ですが、高級感があるのはTour Pro。やはり、MacBook Air 11は古さを否めません。

 

▼引用したPCの実機レビュー記事はこちら。

まとめ

2.5K 解像度の12.5インチ シャープ製タッチパネルと質感の高さを特徴とするTour Pro。製品のイメージ画像と写真で、その質感の高さを認識していましたが、実機は私の想像以上。体感レスポンスとその他の使用感の詳細は別記事としますが、ベンチマークスコアとレスポンスはApollo Lake N3450以上、Gemini Lake N4100に迫る水準となり、ライトユースではサクサクと動作し、タイピングも快適。惜しいのは、常時稼働しているCPUファン。音量は大きくなく、長時間作業していても慣れてしまえば気にならないレベルなのですが、私としてはこの常時稼働のCPUファンをどう制御するかが、今後のポイント。

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▼こちらはXIDU 公式ストアの販売情報。

▼私が信頼するTecTabletsのレビュー動画がアップされています。私のコメントと同様に、ボディの品質は高く、ディスプレイはよい出来との評価であり、レビューした私としても安心。CPUファンのコメントはないのですが、「CPUが力不足」とあります。確かにそうなのですが、CPUをワンランク上げると価格に跳ね返るため、私はCeleron 3867Uでも妥当との認識です。

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