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XIDU PhilPad、13.3型2.5K液晶 2in1の実機レビューまとめ。高解像度液晶の品質高くFHDを軽く凌駕

13.3インチのSurface風 2 in 1のXIDU PhilPad。システム情報とベンチマーク、外観のレビューに続き、使用感のレビューです。全般的には、2.5Kのディスプレイは、きめ細やかさ・発色・鮮やかさともに抜群で、手持ちの端末ではFHDのWindows 10 PCよりもよいのはもちろんのこと、iPad 2017よりも綺麗な印象です。

アルミ製ボディの質感も十分、キーボードもタイピングしやすい本製品ですが、となると惜しいのはCPUがApollo Lake N3350であること。せめてN3450、欲を言えば Core m3-6Y30あるいはCore i3 5005Uであればさらによいのですが、そうするとコストアップにもなるために仕方のないところでしょう。

 

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基本スペック

PhilPadのスペックは以下となります。

  • CPU : Apollo Lake N3350
  • メモリ : 6GB DDR3
  • ストレージ : 64GB eMMC
  • ディスプレイ : 13.3インチ、IPS、10ポイント タッチパネル、解像度 2560 x 1440
  • WiFi : 11ac/a/b/g/n
  • Bluetooth : 4.0
  • カメラ : フロント 200万画素、リア 500万画素
  • ポート類 : USB Type- C (電源兼用)、USB 3.0 × 2
  • バッテリー : 7.4V/10000mAh
  • サイズ : 337 x 200 x 15mm (キーボード込み)、重さ 約1kg(本体のみ)/ 約 1.4kg (キーボード込み)
  • ボディはメタル製
  • キックスタンドは125度まで可変
  • キーボード、スタイラスペン付属

 

2.5Kの高解像度のディスプレイとアルミ製の質感の高いボディのPhilPadですが、惜しいのはCPUがApollo Lake N3350となり、ストレージが64GBのeMMCであること。

せめて、Apollo Lake N3450、128GB SSDてあれば、なおもよいのですが悔やまれます。N3350をN3450と比較すると、簡単な画像編集でも、より引っかかりを感じます。

ただし、N3350もWebサイト閲覧やオフィスソフトなら、よりエントリークラスのAtom Z8350よりも快適であり、きめ細やかで鮮やかな液晶のメリットが大きいために、動作の僅かなひっかかりはとるに足らないように思えてきます。

なお、AliExpressの製品情報ではスタイラスペン付属との記載がないのですが、2ボタンのスタイラスペンが付属しています。

外観

全般的には、13.3インチとしては大柄であるものの、アルミ製の背面の質感は高く、キックスタンドの造りも良好。手元にあるSurface Goと比較しても遜色ありません。

以前、11.6インチのSurface風 2 in 1であるJumper EZPad 6 Plusをお借りしレビューしたことがあり、今は手元に6 Plusがないために記憶となりますが、これよりもアルミの質感は上のような感覚です。

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▼10インチのSurface Goと並べて撮影。キーボードのキーの配色とタッチパッドのサイズ感(キーボードに対するタッチパッドの割合は、Surface Goが大きい)が異なりますが、正面ではSurface Goをそのまま大きくしたイメージです。

 

▼キーボードの角度はSurfaceと同様に、2段階調整式。大柄サイズでカバー兼用の薄いキーボードのため、上の角度でのタイピング時には、僅かなタワミを感じ取れます。

 

▼アルミ製の質感の高い背面とキックスタンド。キックスタンドの厚みはなく、アルミ製のためか、本体の移動時に机と擦れる音がしますが、スタンドとしての機能はバッチリです。

▼写真左下中央にはSDカードスロットがあります。

 

▼ポート類の集中する右サイドをSurface Goと並べて撮影。

▲右側にある窪み(キックスタンドを開く際に手をかける部分)がPhilPadは浅く、Surface Goと比べるとスタンドを開きにくい。

 

▼キーボードの使用感は後述ですが、背面も含め、Surface Goと同水準の質感となり、造りの粗さなどは感じません。

 

外観とデザインについては、以下の記事に写真多数で詳述しています。

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ベンチマークスコアと体感レスポンス

64GB eMMCを搭載する本機ですが、eMMCのベンチマークスコアは速い部類となり、体感レスポンス的にはSSDとの相違を大きく感じることはありません。ただし、64GBと多くはない容量であり自分で換装できないため、128GB超のSSDならなおもよかった。

CPUのApollo Lake N3350においては、以下の事項などでワンランク上のApollo Lake N3450との体感差を感じます。ただし、Webサイト閲覧、サイト記事編集、Excel程度の軽めのオフィスソフトでは、極端に遅いと感じることなく、Atom Z8350よりもスムーズに動作します。

  • 私が多用するGoogle Chromeでは、画像の多いWebサイトの表示は大きな差ではないのですが、ワンテンポ遅れている感覚。
  • 画像編集時の切り抜き、圧縮などの軽めの作業時にも、画像の表示が目視できる程度に遅延。

 

基本スペックの項でも記載しましたが、後述のディスプレイの品質のよさをみると、Apollo Lake N3450比較での処理の僅かな遅延は取るに足らないことのように思います。

 

▼参考までに、PCMARK 10、Geekbench 4、ドラクエベンチマーク、CristalDiskMarkのベンチマークスコアです。

ディスプレイ

ベンチマークと外観レビュー記事にて何度も記載しており、しつこいようですが かなりよいディスプレイです。粗さを微塵も感じない表示と自然な色合いで暖色系の発色など、以下でレビューの13.3インチ 4Kディスプレイよりも総合的には勝っているような感覚です。

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より具体的に記載すると以下とやります。

  • IPSパネルにより、上下左右ともに視野角は広く、視認性を損なうことはおりません。
  • 手持ちのクラムシェル型PCのChuwi LapBook SE、Jumper EZBook x4 / X4 Proよりも明るい。
  • テキストを拡大しても、シャギーさドットが目立たず。文字のみを見ていても、FHDのディスプレイとは異なりきめ細やかであることがわかります。
  • 自然な発色、暖色系の色温度で目の疲れも軽減されるような感覚。

 

Gemini Lake N4100・SSD搭載のスペック的にはPhilPadより優位だがFHDどまりのWindows 10 ノートと、本製品のどちらをメインで使用したいかと問われると、迷ってしまうほどのディスプレイ品質です。

キーボードとタッチパッド

タイピング感もよく、打鍵音も大きくないキーボード。このクラスとしては上出来の仕上がりです。慣れなどに時間を取られることなく、当初から高速タイピングできています。

ただし、長時間使用していると「キーの中央が盛り上がっているのでは?」と思え、指の吸い付きに僅かな違和感を感じることもあります。これは平日・休日ともにタイピングを大量に行う私の見解であり、多くの方には当てはまらない、あるいは感じることのない些細な事項だと思いますが、参考までに記載します。

タッチパッドは13.3インチとして小さめとなりますが、ジェスチャーも含め基本事項はバッチリ動作します。ただし、これも些細な事項ですが、Chuwi / Jumperなど2018年から2019年にかけて販売された製品と比較すると、タッチパッドの滑りが鈍いような感覚もあり。

 

▼マイナーな旧製品となり例えがよくないのですが、タイピング感はiPad用のキーボードケース「TF725」に近い感覚。このTF725は私のお気に入りの製品の一つであり、タイピングには好評のロジクール製。これに近いタイピング感であるPhilPadのキーボードは「よい出来」との評価です。

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タッチパネルとスタイラスペン

上の写真の黒のスタイラスペンがPhilPadに付属のものです。13.3インチの大型のSurface風 2 in 1であるために(自宅で使用することが多いため)タッチパネルとスタイラスペンの使用頻度は高くなく、また、Windows 10のタッチパネルは全般的にiPadとAndoridには劣るために(※)、ここでは無評価とします。

ただし、スタイラスペンは十分に試していませんが、タッチパネル・スタイラスペンともに他のWindows 10 PCと同様に機能します。タッチがズレる、精度がわるいなどと感じることはありません。

(※)Windows 10 PCの場合、全般的に小さなアイコンやテキストリンクをタッチすることはやや困難。Webサイトのスクロールなどの大きな移動なら、タッチパネルのメリットは大きくなります。

バッテリー

Windows 10では余程発熱量の異なるCPUを比較しない限り、バッテリー消費は大きく異なるものではないため、ここでは無評価とします。

私はバッテリーで使用することは多くないのですが、多くのノートPCと同様にフル充電から4時間程度のバッテリー持ちでしょうか。

まとめ

CPUがApollo Lake N3350とストレージが64GBのeMMCであることが惜しいのですが、やはり特記すべきは高解像度のディスプレイの品質が高いこと。

Apoll Lake N3350を搭載している中国メーカー製のPCとしては、Amazonでも人気のJumper EZBook X3があります。13.3インチの場合、PhilPadのようなSurface風 2 in 1は珍しく、クラムシェル型かSurface風かの好みもありますが、2.5Kの液晶を前にしては、9千円ほど割高なPhilPadの満足度がより高いとの認識です。

 

▼こちらはCPUとストレージをスペックアップしたバージョン(13.3型 2.5K液晶 2in1のPhilPadがスペックアップ。小変更ながらも利便性が向上)のオンラインストアの価格情報。後段のクーポンを利用すると339.99ドルになります。

PhilPad

2019年8月12日 追記。XIDU 公式 オンラインストアでは、XIDU社の全PCが60ドルオフになるクーポン(クーポンコードは「XIDU60」、8/20まで有効)を適用できます。

 

▼こちらは引用したJumper EZBook X3。PhilPadと同様に、CPUはApollo Lake N3350。液晶は一般的なFHDとなり、液晶は高解像度のPhilPadが優位。

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