ThinkPad E130、HackintoshでHigh Sierraをインストール。X220のMac化よりも快適に動作

2020年10月に4,980円で購入した 中古のThinkPad E130。「ジャンク」とあったものの、多くの事例があるように、ヒンジが壊れている以外は良い状態のもの。HackintoshによるMac化を目的として購入したのですが、しばらく放置の後、Hackintoshによる macOS High Sierraの導入に成功です。

トラックポイントとトラックパッドが使用できないものの、また、Hackintoshでお決まりのWiFiとBluetoothはUSBドングルを使用する必要はあるものの、その他はほぼ正常に動作します。ThinkPad X220の場合には、Chrome使用時に画像の線状の乱れがあるのですが、E130ではその現象もなく、X220よりも常用に向いています。

 

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ThinkPad E130、macOS High Sierraのシステム情報

macOS High Sierraを導入したThinkPad E130のシステム情報を記載します。

 

▼E130と同じく「Ivy Bridge」を搭載の「MacBooPro9,2 = MacBook Pro 13インチ Mid 2012」に偽装。Hackintosh時に課題となることの多いGPUは、Intel HD Graphics 4000 1536MBと正しく認識しています。

 

▼こちらはGeekbench 5のシステム情報。CPUはCore i3-3227U、2コア 4スレッド。メモリは8GBに増設したのですが、4GBはThinkPad T420sに流用しているため、現在は4GB。

 

▼ディスプレイも11.5インチ(11.6インチ)、解像度 1366 x 768と正しく認識。

 

▼Macは増設したmSATA SSDに、Windows 10は2.5インチ SATA SSDにインストールしています。

ベンチマークスコア

ベンチマークにおいては、Geekbench 5のみ計測です。SSDのベンチマークも計測したかったのですが、App Storeからのインストールは、以下の「購入すみページからダウンロードし直してください」とのメッセージ・エラーの頻発で、インストール・計測できず。

 

▼Geekbench 5のCPUベンチマークスコア。上はMacでのThinkPad E130、下はWindows 10。Windows 10よりごく僅かに低いものの許容範囲。

MacなThinkPad E130の使用感

ThinkPadでのHackintoshにおいて、大きな課題がなく使用できる仕上がりのPCとしては、以下のX220 / X280に続いて3つめですが(他に、T550 / T420sもあと一歩で完了)、X220よりも常用に向いています(X280は、レスポンスやIPSパネル化していることもあり、さらに使いやすい)。

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X220では、トラックポイントの動作を含め、機能的には問題ないものの、Google Chromeを数分使用していると、ディスプレイに横の直線のノイズが複数走り、サイト記事の編集などに常用できません。当現象は海外サイトを参照しても、X220やT420などの同世代のThinkPadで生じているようであり、GPUのRAM不足に起因するものか、回避が難しいもの。

この点、ThinkPad E130にはこの現象がなく安定し、現在のところは以下の課題があるものの、やはりThinkPadのキーボードでのタイピングは心地よく、TNパネルであることのE130固有の課題を除くと快適です。サイト記事の編集や、Webサイトのブラウジング程度では、レスポンスも気にならず、現行のGemini Lakeほどに動作します。

  • WiFi、Bluetoothの利用は、他のHackintoshと同様にUSBドングルを使用する必要あり。
  • トラックポイントとトラックパッドは動作せず。海外サイトにならい、kextの配置など適切に行っているつもりであるものの、試行錯誤中。
  • Hackintoshとは無関係かと思いますが、他のMacでインストール済アプリをインストールできず。

 

サウンド、輝度調整、スリープ、スリープからの復帰、スクショなどのショートカット、バッテリー駆動など、その他は普通に動作しています。

 

▼IPSパネルに変更できれば、さらに利用価値が向上するのですが、IPSパネルの販売はありません。

 

▼壊れたヒンジは補修したものの、完全には治らず。AliExpressで底板を購入済、交換予定です。

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ThinkPad E130、Hackintoshの過程

Hackintoshの過程を記載すると不確定要素も含めて長くなり、今回は特に変則的な導入手順であるため、参考程度に失敗した経緯も含めてポイントの記載です。

  1. Hackintoshに成功している ThinkPad X220のOSクローン、UniBeastによるインストールディスクを作成し、起動・インストールを試すもエラーが発生。復旧できず。
  2. UniBeastにより ThinkPad T420sにmacOS High SierraをmSATA SSDに導入過程にあったが、このSSDをThinkPad E130の移植。
  3. High SierraのUSB インストールディスクでは起動エラーとなり、Cloverを呼び出せず。たまたま Unibeastで作成した「Mojave」のUSB インストールディスクの使用により、Cloverの呼び出しに成功。GPUを正しく認識しない現象はあるものの、High Sierraが起動。
  4. GPUのメモリ 4MBとなり、正しく認識せず、「Clover Configurator」にてGraphicsのig-platformを「01660003」に変更。この段階でGPUを正しく認識したような記憶。
  5. その他の設定が面倒になったため、「Lenovo ThinkPad E130でHackintosh BigSur(20B29)のクリーンインストールに成功」で配布しているEFIをコピペ。一部を修正し現在使用中。

 

▼Clover Configuratorの一部を掲載。Graphicsのig-platformは2枚目の画像の「01660003」に変更。

 

▼上記の過程で記載のUniBeast、EFIコピペの補足記事はこちら

Hackintosh、「UniBeast」によるmacOS インストールディスクの作成手順
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まとめ

視野角の狭いTNパネルであるために目が疲れてしまうことと、ヒンジが壊れる構造的な課題のあるThinkPad E130ですが、中古価格 5,000円ほどで Hackintoshに何とか対応できことは大きなメリット。ThinkPad X220と異なり、Google Chrome利用時の画像の線状の乱れもなく、タイピング感抜群のキーボードにより、サイト記事編集のサブ機として活用できそうです。

 

Hackintosh
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