Lepow 15.6型ポータブルモニター ハイカラー版の実機レビュー。従来版と同じく質感高めで視野角も良好 | Win And I net

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Lepow 15.6型ポータブルモニター ハイカラー版の実機レビュー。従来版と同じく質感高めで視野角も良好

2020年5月に実機レビューしたLepow社の15.6インチモバイルモニター。当時はAmazonの「交換用液晶パネル」カテゴリーのベストセラー1位となるほどの人気製品。この製品のsRGBカバー率(色域)を向上した新型(ハイカラー版)が販売されています。この新型をLepow社よりレビュー用にサンプル提供いただきましたので、外観とディスプレイの画質などを記載します。

従来製品と比較すると、下部のベゼルがブラックに変更されて折いますが、ポート類の配置やデザインは変更なし。色域を向上については、キャリブレーターを持ち合わせていないために数値では確認できませんが、ディスプレイの発色は多少異なります。

レビューする製品はこちら

Lepow 15.6インチモバイルモニター 広い色域バージョン

▼従来版のレビューもあわせて参照ください。ディスプレイ下のベゼル色以外の外観、ポート類は変わりません。

Lepow 15.6型モバイルモニター 実機レビュー、Amazon ベストセラー1位も納得の質感・画面表示ともに満足な製品

Lepow 15.6インチモバイルモニター 新型の概要

はじめに、Lepow 15.6インチモバイルモニター 新型の概要を記載します。

ディスプレイサイズ15.6インチ、IPSパネル、ノングレア
解像度1920 x 1080
周波数、輝度など60 Hz、300 cd/m2
応答時間5ms
入出力端子Mini HDMI、USB Type-C (入力、給電)、USB Type-C(給電のみ)、イヤフォンジャック(3.5mm)、スタンド兼ケース
内蔵スピーカー1W x 2
サイズ368 x 225 x 8.6mm、770g
付属品Mini HDMI ケーブル、USB Type-Cケーブル、電源アダプター、PUフィルム
その他3年間の保証付き、ディスプレイは縦表示にも対応、VESAマウントには対応せず

 

従来機のレビュー記事に掲載の事項から変更となった箇所を修正しようと思ったところ、全く変更がありません。

なお、大きな変更点である色域については、従来版・新型のそれぞれのユーザーガイドによると以下となっています

  • 従来機(現在も販売中)は色域 sRGB 72%、今回の広い色域版は85%
  • 色温度は6800Kと変わらず。

sRGBについては一般ユーザーでは測定できないため(私は必要となるキャリブレーターを持ち合わせていない)、後述のディスプレイの項では見た目の色合いを記載しています。

付属品

従来機も同様ですが、必要となるケーブル・電源・保護フィルムと一通りそろっています。

 

▼USB Type-Cで接続の電源アダプターは、従来機と同じくコンパクト。

 

▼ユーザーガイドと、外部入力用のHDMIケーブル(ディスプレイとの接続はMini HDMI)とUSB Type-Cのケーブル。ユーザーガイドは、日本語のみの全28ページ。カラーで、接続方法やOSDの機能が詳説されています。

外観(モニター以外)

モニターの詳細については後段に記載しますので、ここではモニター以外の外観についてコメントします。

 

▼しっとりとした質感のモニタースタンド兼ケース。本体とはマグネット(両面とも)で固定しますが、それほど強力ではありません。使用中にパタンと倒れることはありませんが、よくもわるくも簡単に取り外しできます。

▲しっとりとしたザラツキのある素材であり、指紋は付着しませんが、手の油脂はやや付きやすい。

 

▼左サイドより。ディスプレイ面は内枠のクローム調の塗装とディスプレイ下のシルバーのラインがよいアクセントになっています。従来版と同様に質感は高く、2万円前後の製品としては思えません。

▲ポート類は、右からイヤホンジャック、映像入力・給電兼用のUSB Type-C、Mini HDMI。給電兼用のUSB Type-Cから給電してみましたが、しっかりと機能します。もちろん、映像入力も機能することを確認済です。

なお、写真では見えにくいですが、左右の中央にスピーカーがあります。1W x 2と大音量では音割れしがちであるものの、スピーカーを外部接続する必要がないため、SkypeやZoomでの会議、YouTubeなどのライトユースでは重宝します。

 

▼右サイドより。

 

▼右サイドのポート類は左から、電源ボタン(OSDメニューの戻ると兼用)、OSDメニュー呼び出し・項目選択のダイヤル。

▲背面にはガイドの表示もあります。

 

▼OSDメニューの事例はこちら。小さなボタンとダイヤルであり、機能を兼ねているため多少の慣れが必要ですが、慣れてしまうと操作性はよいです。

▲OSDの設定項目は以下のとおり。明るさや色合いの項目は豊富であり、寒色・暖色など幅広く弄ることができます。

  1. 明るさ、コントラスト、ブラックレベル、シャープネス
  2. スタンダード、ゲーム、映画、テキストなどのモード変更
  3. 輝度自動調節機能、画像比率
  4. 色温度では、暖色・寒色の固定値のほか、ユーザー設定
  5. OSDの言語設定、時間設定、透明度

 

▼内側は滑りにくい素材となっており、溝で本体の角度を固定・調整(2段階)するしくみ。

 

▼2段階の角度で撮影。本体と固定するうえでは無段階の調整式は無理にしても、もう1段階 調整できるとさらによいかも。2つの角度の中間あたりで固定したくなります。

 

▼並行販売している従来機(通常版)と並べて撮影。ポートの位置が微妙に(数mm程度)異なるほか、ディスプレイ下のベゼルの色が異なります。従来機のグレイ・新型のブラックともにアルミ調で、本体全体としても質感高く仕上がっています。

 

▼さりげなくも、私が好感を持っているのが「Lepow」のロゴ。プリントではなく、浅めながらも彫り込まれており、丁寧な造りです。ロゴのデザインもよいですね。

モニターの品質

ディスプレイの外観と品質について記載します。上の画像のとおり、公表値 178°の視野角は良好です。

 

▼普段利用しているキーボードとともに撮影。上下左右ともに、一般的な15.6インチのPCよりもベゼル幅は狭く、スタイリッシュに見えます。ベゼルは金属のようなプラスチックのような、判断しにくい素材ですが、1万4,000円程度で購入できる24インチのモニター(我が家に2台あります)のベゼルよりも質感高めです。

▲キーボードの背面がマグネットの場合(2つ上の画像のキーボードが該当します)、当製品のスタンドのマグネットで固定され、タイピングにほどよい環境となります。

 

▼こちらは上記で引用の24インチモニターの実機レビュー。全般的に以下のモニターよりも質感は大幅に高いもの。

 

▼写真ではボンヤリしていますが、この角度でも視野角(色合い、視認性)はバッチリです。

▲以下に「従来版と比較すると発色が異なる」と記載していますが、極端に言えば、従来版が2つ上の自然な発色であるのに対し、本製品は上の写真のような発色です(他の写真も含めて、写真では発色をうまく表現できていません)。

 

さて、肝心なモニターの品質は以下となります。本来であれば、従来版と本製品を並べて撮影し発色の相違を記載するところですが、撮影した写真では同様な色合いとなるために未掲載です。両製品では発色に相違があります。

  1. 上述のとおり、視野角については申し分なく広いもの。
  2. OSDメニューでの、明るさ、コントラスト、シャープネス、寒色・暖色・ユーザー設定などの変更項目は豊富で、標準設定からある程度の範囲で変更可能です。
  3. 残念ながら、目視の範囲では、従来版(通常版)との比較での色域 sRGB 72%から85%への向上は確認できず(目視で確認できるものではないです)。
  4. 色合いとしては、僅かに淡いながらも自然な発色の従来版に対して、本製品はややグリーン(あるいはブルー)が強いように感じます。OSDメニューで多少の調整はできますが、従来版と同じ設定を行っても、ややクセのある色合い。
  5. 上記により、私としては従来版の発色が好み。色合いについては完全に好みの問題ですが、一般的には 3,000円安い従来版で十分とも言えそうです。
  6. 明るさについては、従来版・本製品ともに控えめな感覚。私としては明るさ100%で程よいイメージです。
  7. 15.6インチとなると、FHDの場合にもテキストのシャギーさ(ギザギザ)が気になることもあるのですが、本製品の場合には気にならず。

まとめ

色域が広くなった本製品・従来版(通常版)ともに、15.6インチポータブルモニターとしては質感高めに仕上がっています。本文には記載していませんが、これでVESAマウント対応であれば、HDMI、USB Type-Cの双方の入力に対応、スピーカー付きであることも含めて、機能としては万全でしたが、やはりVESAマウント未対応であることが、私としては惜しく感じます。

モニター自体としては、従来版(通常版)が自然な発色であるのに対して、本製品はグリーンもしくはブルーが強めの発色のように感じ、実機では(写真では適切に表現できないため未掲載)明らかに発色が異なります。私としては通常版が好みですが、比較なしで本製品のみを使用する場合には、これも適切と感じる程度の相違です。

 

▼新型のハイカラー版は、クーポン「R98J84AF」の利用により 500円オフとなります(2020年10月13日まで)。

 

▼こちらの公式 オンラインストアでは、クーポン「HDNVFNFD」の利用により 50ドルオフの149.99ドル(約16,000円)で販売されています。

公式 オンラインストア

 

▼こちらは従来版。私は自然な発色の従来版が好み。

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