Gemini Lake N4100のレスポンスのよさと、横幅いっぱいに拡がったキーボードの恩恵で快適に使用しているChuwi LapBook SEですが、気になるのは約1.4kgの重量感。そこで内部の構成はどのようになっているのだろうとの疑問から、底板を開け構造を確認してみました。
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底板の外し方
これまでに底板を外した、Jumper EZBook 3 Pro / X4、AIWO 737A2は、底板の目に見えるネジを外して即開封できたのですが、Chuwi LapBook SEは下記に隠しネジがあるため留意する必要があります。
- ヒンジ側のゴム脚(左右とも)の下に隠しネジあり。
- 下記の写真右下のネジの位置にシール(写真はシールを剥がしたあとです)あり。保証はあってないようなものかもしれませんが、このシールを剥がすことにより保証適用外となることもあるかと思います。
- 底板を外すことにより、キーボード面はプラスチック製であることが明らかになったのですが、数か所のツメを外す必要あり。なお、それほど硬いツメではないため労力は要しません。
▲M.2 SSDのスロットにアクセスする扉のネジも含め、目に見える範囲のネジと上のゴム脚の下にある隠しネジを外します。なお、全てプラスネジであり、特殊なドライバーは必要ありません。
▲私はネジを1本なくしてしまったのですが、なくさないように注意。写真のとおり、ネジの長さが異なり、ヒンジ側のネジは長くなっています。また、隠しネジのあるゴム脚は両面テープで固定されており、ヘラなどを利用し簡単に外すことができます。
▽Chuwi LapBook SEに適合するか未確認ですが、私のようにネジをなくした場合にはAmazonで販売しています。私は他のPCのネジも紛失したために物色中。
▼底板はアルミ製となり、MacBook Airや他の中国製端末と同様に、それほど厚いものではありませんが剛性としては十分。
▼今回のところはこれ以上分解していませんが、バッテリーは全体の半分以上の面積を占めています。右側の黒いもの(ヒートシンク)の下に、CPU・メモリなどの主張となるチップを搭載したマザーボードがあります。
内部の構成
▲▼重量 約1.4kgと13.3インチとしてはやや重い要因は、周囲にあるシルバーのパーツ(ミドルフレーム的なもの)がスチール製であること。
放熱や全体の剛性としては効果があるのかもしれませんが、AIWO 737A2ではプラスチック製となっています(AIWO 737A2、底板を外し内部の構成を確認。小さなマザーボードと大きな空間に唖然)。
▼半分以上の面積を占めているバッテリー
▲▼右側にはCPU・メモリなどを搭載するマザーボードがあり、黒の部分がヒートシンク。今回はヒートシンクを外さなかったのですが、以下の海外サイトによると、他製品のヒートシンクを流用している可能性もあり、CPUとヒートシンクが密着していないとか。
現在のところ、CPU温度・放熱に問題がないためそのままとしますが、夏場に熱くなる場合には、リンク先のとおり放熱パッドを貼るなどの対応を検討します。
▲M.2 SSDを換装する場合には、底板を外したほうが作業しやすいかも。
▼反対側(右サイド)の基盤
まとめ
今回、底板を外したことにより以下が明白となりました。
- キーボード面はプラスチック製、底板はアルミ製。
- 約1.4kgとやや重めである要因は、バッテリーの大きさもありますが、ミドルフレーム的なものも大きく、スチール製であること。
- 先日、確認したAIWO 737A2の簡易的な構成・取付が特殊なのですが、Chuwi LapBook SEの各パーツの取付はしっかりしています。
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▼GearBestでの価格情報はこちら。画像では279.99ドルとなっていますが、2018年11月24日時点では 259.99ドルです。なお、人気製品であるため納期に留意ください。以下の画像では表示していませんが、「Shipping」の項目が出荷予定日に該当します。