CHUWI HeroBox 実機レビュー、2万円ちょいでGemini Lake,RAM 8GBで快適動作のファンレス ミニPC

CHUWIからリリースされた HeroBox。Amazonで人気のGBox Proのアルミ製のボディとファンレスであることはそのままに、CPUをAtom X7-E3950からGemini Lake N4100に、メモリを4GBから8GBに、ストレージを64GB eMMCから180GB SSDへと大幅にスペックアップした製品です。

今回、このHeroBoxをCHUWIさんからお借りしましたので、外観と機能性、ベンチマークスコアと使用感などを記載します。全般的には、Gemini Lake N4100であるために普段使いではサクサクと動作し、ファンレスであるために完全に無音、しかも 放熱効果も高く、GBox Pro以上におすすめできる製品です。

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CHUWI HeroBoxのスペック

GBoxからネーミングは変更となりましたが、製品としては、かつて販売していたGBox、現在も販売しているGBox Proの同一シリーズです。Heroと名のつく製品としては、14インチノートのHeroBook、間もなくリリースされるであろう HeroBook Proがありますが、CHUWIのなかでは Heroをサブブランドとして展開する作戦だと思われます。

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さて、このHeroBoxのスペックをGBox、GBox Proと比較してみました。

GBox Proのスペックアップ版でもありますが、GBoxがGemini Lake N4100を搭載していたことから、GBoxのメモリ・ストレージ の容量増加版の位置付けです。

なお、3製品ともにボディは同じものを使用し全てがファンレス。海外通販サイトで、100ドル台で販売しているミニPCのなかには、CPUファンがかなり喧しい製品もあるのですが、ファンレスであることは大きなメリット。

システム情報

続いて、Windows 10の設定、フリーソフトから抽出したシステム情報とベンチマークスコアです。ここで、SSDは一般的な中国ブランドの製品ではなくインテル製であることが判明。

 

▼こちらはWindows 10の設定項目にある、デバイスとWindowsの仕様。もちろん、スペックどおりに Gemeni Lake N4100、メモリ 8GBとあります。

 

▼こちらはフリーソフトのHWiNFOから抽出のデバイスの情報。SSDが180GBとは珍しいと思っていたところ、なんとインテル製とあります。

▲私はどのPCにもHWiNFOをインストールしているのですが、ディスプレイやストレージ の製造元も確認できるうえ、CPU温度の管理もでき重宝します。

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外観と機能

何度も記載のとおり、HeroBoxの特徴の一つがファンレスであること。このファンレスを実現するために、(今回は内部を確認していませんが)アルミ製の大きなヒートシンクを備えており、ボディも天板を除きアルミ製。ヒートシンクシンクとボディ全体で放熱しています。

ミニPCの場合、正方形もしくは長方形の製品が多いのですが、HeroBox、GTBoxシリーズの場合、天板の中央が盛り上がっている、他の製品と差別化できるデザインとなっています。この天板中央の盛り上がりも、少なからず放熱に貢献しているはず。

 

▼外箱は他のCHUWI製品に共通する、明るめのダンボール色。厚みはないのですが、輸送はエアークッションで梱包されているため、箱の潰れなどはありません。

 

▼HeroBox、Gemini Lake N4100と記載がありますね。

 

▼説明書類以外の付属品。テレビなどの背面に装着する金具も含まれていますが、HDMIケーブルは付属せず。

 

▼2分割のACアダプターを拡大。本体と比較すると、また、このクラスの他のミニPCと比較すると大きめ。

▲コンセプト部分はEU仕様のため、別途変換アダプターを用意する必要があります。もしUSA仕様が選択できる場合には、そのまま日本で使えます。また、海外通販サイトで購入した場合には、変換アダプターがサービスで付属していることが多いです。

 

▼やや上側から撮影。天板はプラスチックですが、サイドと底板はアルミ製。電源ボタンと天板のオレンジがよいアクセントになっています。

▲電源を入れると青のLEDが点灯します。天板はやや手などの油脂が付きやすい。

 

▼天板のフチのフィン形状のものが気になったので拡大。ヒートシンクと繋がる金属なのか、またはプラスチックか、触った感覚では判別できず。

 

▲▼電源のある前面ですが、上の画像では暗くてわかりづらいため拡大。

▲USBの抜き差しは硬すぎず柔らかすぎずに適切です。

 

▼裏側の全体と左右に分割した拡大画像。

▲ミニPCの場合、HDMI x 2、もしくはHDMIとディスプレイポートの組み合わせとなることが多いのですが、HeroBoxはHDMIとD-Subの組み合わせ。USB Type-Cからモニター出力もできます。

なお、良い意味で珍しいのが、中央の画像左側のとおり、リセットボタンごあること。まさかのフリーズの場合にもリセットできます。

 

▼裏側より。底板はプラスネジで固定されていますが、取り外す際には、右下にある白いシールを剥がしてネジを緩める必要があります。内部を確認したいのですが、お借りした端末であるためやめておきます。

▲ゴム足は円型や長方形ではなく、縁にそったもの。

 

下の3枚の写真は参考までに他製品と比較しています。

 

▼CPUに第5世代のCore i3-5005Uを搭載する、同じくCHUWIのGTBoxと比較。

▲GTBoxはかなり大柄なミニPCですが、上位機のゲーミングPCとなるHigameのボディを流用してコストを抑えている背景もあります。

GTBoxのCore i3-5005UはGemini Lake N4100よりも機敏に動作するのですが、小さなCPUファンを利用しているため、ファンの音量が大きめ。この音量を考慮するとファンレスで無音のHeroBoxがよりおすすめ。

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▲▼こちらは同じく Gemini Lake N4100を搭載するファンレスミニPC Alfawise T1との比較。サイズ的にはHeroBoxより小さいのですが、ファンレスでありながらも電源あるいはマザーボードからコイル鳴きの音がします。この点、HeroBoxはコイル鳴きもなく、完全に無音です。

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▲▼私個人のサイズ確認用に、CHUWI MiniBookを重ねてみました。厚みは異なりますが、面積としては同程度です。

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ベンチマークスコア

Gemini Lake N4100は、負荷のかかることをガリガリこなすCPUではないため、軽めのGeekbenchとドラクエベンチマークを走らせてみなした。

 

▼上はGeekbench 4、下はGeekbench 5のスコア。

 

▼ドラクエベンチマークの標準画質のスコアは「2609のやや重い」。Gemini Lake N4100、GPUはグラフィックス系に強くないため、こんなものです。

 

▲ここで健闘しているのがCPU温度、冷却効果。ベンチマークを走らせても最大温度は71℃どまり。上記の同スペックでファンレスのAlfawise T1ではボディに熱を帯びるのですが、HeroBoxではボディのどの方面も熱を感じません。以下の大きなヒートシンクで冷却しており、この効果は大きいです。

▲今回はお借りした製品のために内部の確認は行っていませんが、このようにアルミ製の大きなヒートシンクにより放熱効果を高めています。また、ボディもアルミ製のため、全体で放熱対応を行うことによりファンレスを実現。

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▼インテル製品の180GBのSATA SSDのベンチマークを、CrystalDiskMarkで計測。スコアは一般的なSSDよりと同水準、あるいはやや高め。

▲▼こちらは比較対象としての、直近でレビューしたノートPCのSSDのスコア。HeroBoxと同水準。

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▼有線接続にて、自宅のネット環境 Nuro 光での回線速度を計測。95Mbpsと他のPCと同水準の速度です。

 

▼こちらはGoogle Chromeのみ起動し、タブを11個開いた状況でのタスクマネージャー。メモリ 4GBの場合には使用率が80%に迫る勢いなのですが、8GB搭載のHeroBoxはまだ余裕があります。

体感レスポンス、その他の使用感

私は複数のGemini Lake N4100を搭載のノートPC(例えば、CHUWI LapBook SE、 Jumper EZBook X4)とミニPCを所有しているのですが、これらの体感レスポンスも含めると以下となります。

  • エントリークラスで搭載例の多い Atom Z8350やApollo Lake N3350と比較すると、明らかに快適。Gemini Lake N4100はWebサイトの画像表示においても、上記CPUよりワンテンポ速く動作します。
  • ライトユースに限っては 第4世代のCore iシリーズと比較しても、体感できるほどの大きな差はありません。
  • 第5世代のCore i3-5005Uと比較すると、画像表示などで僅かな遅延を感じる程度の相違。
  • Webサイト閲覧や数MBの画像編集ではサクサクと動作、容量50MBクラスのExcelファイルでも実用的です。
  • ただし、第8世代のCore iシリーズとの比較では、Windows 10の更新後のシステム処理などの負荷のかかる状況では、Gemini Lake N4100クラスではCPU使用率が異様に高くなり、上位機との違いを感じます。

 

HeroBoxに限らずですが、普段使いでサクサク動作のパソコンを求めるなら、Gemini Lake N4100、もしくはApollo Lake N3450がコスパに優れ、Atomとの違いを体感できます

まとめ、価格情報

GBox Proからスペックアップし、より快適になったHeroBox。Gemini Lake N4100クラスでは、CPUファンを搭載するミニPCも多いのですが、ファンレスであることも大きなメリット。

私の感覚では、ファンレスのGemini Lakeとファン音の大きいCore i3-5005Uあたりを比較すると、長時間利用の場合には前者がより快適との判断です。

肝心な2020年1月8日時点での価格は、Amazonでは約26,000円、Banggoodのクーポン価格は2万円ちょっと。AmazonのGBox Proとの差額は約6,000円と本体価格からみると小さくはないのですが、レスポンスの相違から間違いなくHeroBoxがおすすめ。

CHUWI 公式サイト

CHUWI HeroBox 日本サイト

 

Banggoodでは、3/22時点 クーポン「BGJPMACW」あるいは「BGSUKR」の利用により 175.99ドルで販売しています。

CHUWI HeroBox Banggood

▼こちらは比較対象とした GBox Pro。

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