Google Chrome、メモリ2GBでのメモリ消費とレスポンス、タブを30個開き確認してみた | Win And I net

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Google Chrome、メモリ2GBでのメモリ消費とレスポンス、タブを30個開き確認してみた

メモリ 2GBのWindows 10 2 in 1 タブレット「ASUS T90Chi」を外出時のブログ記事編集用として、ほぼChromeのみを利用している私。メモリは2GB、CPUはAtom Z3775と非力なマシンですが、メモリを大量に消費するChromeのこと。気になるのは2GBのメモリでどこまで耐えきれるか。メモリ不足でメッセージが出たことはないのですが、Chromeのタブを30個開き、メモリ使用量も含め、どのような状態になるのか確認してみました。

前提

ガチガチに前提条件などを整えて状態を確認したものではないのですが、以下の前提での確認です。

  • CPUはAtom Z3775、メモリ 2GBのASUS T90Chiを使用。
  • Google Chromeのみを起動。
  • 以下のメモリ自動開放機能は、手作業でメモリ開放なしにしました。

 

▼ベータ版のメモリ自動解放機能

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▼こちらのASUS T90Chiにて確認しました。

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タブを30個開いた際のメモリ使用量とレスポンス

普段使いでよくある、Chromeのタブを10個開いたケースと、私の使用ではあり得ない、タブを30個開いたケースを記載しています。

タブを10個開いた際の状況

▼Chromeのタブを10個開いた際の、タスクマネージャーでのメモリ使用量はこちら。

タスクマネージャーのプロセスでは51%のメモリ使用量であり、CPUの使用率も極端に高くなることはないため、レスポンスには全く影響ありません。

タブを30個開いた際の状況

タブを15個程度開いてブログ記事の編集を行うことは多々ありのですが、私の普段使いではあり得ない タブを30個開いた際のメモリ使用量と体感レスポンスです。

 

▼8.9インチと小さなASUS T90Chiでもあり、タブを30個も開くとアイコンのみの表示となります(画像は一部抜粋です)。

 

▲▼タスクマネージャーのプロセスでのメモリ使用は923.7MBとそれほど多くはありません。

メモリ 4GB/6GB搭載機では、タブを20個も開くと軽く1.5GB前後の使用となることも多いのですが、タスクマネージャーの「パフォーマンス」を確認すると以下となっています。

▲確認したタイミングが異なるため、タスクマネージャーのプロセスでのメモリ使用量と異なっていますが、Chrome以外でのメモリ使用も含め、パフォーマンス画面では以下となっています。

  • ①のメモリ容量2GBに対し、②のとおり1.6GBの物理メモリを使用。
  • がしかし、③の「コミット済み」をみると、4GBがコミット済となっています。これは、物理メモリと仮想メモリを合わせて4GB必要との意。②で物理メモリを1.6GB使用しているため、2.4Gは仮想メモリに頼っていると理解しています。
  • この仮想メモリがHDDの場合には、Chrome使用のレスポンスはかなり遅く感じると思いますが、eMMCを搭載するASUS T90Chiでの検証のため(HDDよりは速いeMMCを仮想メモリとしているため)、CPUに余裕がある場合には大きなレスポンスの悪化を感じません。
  • ただし、極端に言えばタブを切り替えるたびに CPU使用率が100%となり、これが大きなレスポンスの悪化に繋がっています。

 

ここで私が確認したポイントを整理すると以下となります。なお、以下コメントはストレージにeMMCあるいはSSDを搭載する端末の場合であり、HDD搭載の場合には仮想メモリ使用によるレスポンスは異なります。

  • eMMCあるいはSSDを搭載したWindows 10PCでは、Chromeのタブを30個開いた場合には仮想メモリの使用となるものの、eMMCあるいはSSDの恩恵によりレスポンスの大きな悪化は感じず。
  • ただし、メモリ 2GB搭載機種の場合には、旧世代のエントリークラスのCPUを搭載しているはず。このため、仮想メモリの使用よりもCPUがネック(頻繁に使用率100%となる)となり、Chromeのタブ 30個の使用には耐え切れず。

 

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