実機レビュー、スマホのミラーリング可能なミニプロジェクター「AUN X3」。10cmのコンパクトさでバッテリーも内蔵、明るさも十分 | Win And I net

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実機レビュー、スマホのミラーリング可能なミニプロジェクター「AUN X3」。10cmのコンパクトさでバッテリーも内蔵、明るさも十分

最近、プロジェクターに凝りだしつつある私ですが、huluやNetflixの海外ドラマや映画、YouTubeを80~100インチの大画面で視聴すると迫力満点で、ガジェットに疎い家族も大絶賛です。そこで今回、Android、iPhone、タブレットをワイヤレスあるいは有線でミラーリングできるミニプロジェクター「AUN X3」をBanggoodさんよりサンプル提供いただきましたので、その使用感などを記載します。

レビューする製品はこちら 2020年1月13日時点の価格は 129.99ドル(約14,500円)

AUN X3 (Banggood)

 

2020年1月13日追記。現在、本製品にFire TVを接続し、就寝前に天井投影機として使用していますが、コンパクトで場所をとらず、また、外部スピーカーを接続して(文末参照)便利に使用しています。

AUN X3の製品情報

まずはBanggoodの製品ページより、AUN X3のスペックと特徴をピックアップします。Android、iOSともに、スマホ・タブレットをミラーリングできることに、スマホと同程度のコンパクトさが大きな特徴のAUN X3 ミニプロジェクター。そのスペックは以下となります。

CPURK3036
明るさ2000ルーメン
実効解像度854 x 480
コントラスト2000:1
スピーカー出力あり
フォーカス調整マニュアル
アスペクト比16:9/4:3
投写距離、サイズ1~5m、50〜200インチ
ランプ寿命30,000時間
インターフェースHDMI、USB、ワイヤレス ミラーリング
バッテリー 3200mAH
サイズ10.1 x 8.0 x 2.1 cm (実測)
OSD言語多言語対応

スペックについて、一部の使用感も交えて補足です。

ミラーリングに対応するため、CPU「RK3036」を搭載しています。確認してみると、以下のようなミラーリング対応のレシーバーに搭載事例の多いCPUであり、これらのレシーバーにプロジェクターの機能を備えた製品と言ってもよいでしょう。

 

  • 明るさは2000ルーメンと控えめですが、日中はともかく、夜に室内の照明をオフにすると明るさが不足しているような感覚はありません。
  • 実効解像度はやや低く、小さなテキストは読み取りにくいのですが、ミニプロジェクターであることに価格を考慮すると、後半の使用感のとおり映像では十分です。
  • 外出先での使用も前提として、3200mAhのバッテリーを備えています。見出し下の画像には、2時間持続とあります。
  • ミラーリング可能なこと以外に特筆すべきは、やはりコンパクトなこと。とてもプロジェクターとは思えず、コンパクトな携帯バッテリーのような感覚です。

 

▼色はブラック、ピンク、ホワイトの3色

 

▼長辺は約10cmであり、ズボンのポケットへの収納も可能。

外観、ポート類

想像以上に小さなサイズの当製品ですので、そのサイズ感を確認しやすいように、一部の写真はHuawei P30 liteを並べて掲載しています。

 

▼中国の新興ブランドのスマホの外箱と同様に、しっかりした造りの外箱です。

 

▼リモコンと簡易的な説明書以外の付属品はこちら。電源はEUタイプのため、日本仕様への変換アダプターはBanggoodのサービスで付属。金属製の小さな三脚も付属しています。

 

▼Huawei P30よりも小さなサイズ。これでよくプロジェクターとして機能するものだと感心します。

▲写真ではわかりにくいのですが、プラスチック製の本体の天板はクリアの塗装によるものか、ツヤツヤしています。

 

▼左のダイヤルにより、ピントの微調整を行います。大きなピント調整は本体を動かして、微妙な調整はダイヤルで行うと便利です。さらに、台形補正も行うことができればよいのですが、その機能はありません。

 

▼投射のレンズ部分。左側より熱風の排出を行いますが、ファンの音量はそれなり大きいです。

 

▼左は電源ボタン、右は各種設定用のボタンですが、小さなボタンのために操作しにくく、また、操作すると本体が微妙に動いてしまいます。このため、操作はリモコンで行います。

 

▼投射レンズの反対側のポート部分。左から電源、USB、ヘッドホンジャック、HDMI入力。ヘッドホンジャックから外部スピーカーへの接続も可能です。

 

▼上にヒートシンクがありますが、小さなサイズの割にはファンの音量は大きいことにやや驚きです(一般的なプロジェクターよりは小さい)。また、中央やや下の両サイドのスリットはスピーカーですが、さすがに小さなボディのために音量は小さく、音量的にはスマホの音量と同程度です。なお、ミラーリング時には本体のスピーカーからの音声出力となります。

 

▼三脚の質感と構造がわかるように拡大。素材は部分的にプラスチック製かもしれませんが金属です。

 

▼リモコンの操作性とレスポンスはよく、本体の小さなボタン操作よりも断然つかいやすい。

 

▼このスタイルで使用します。利用中に三脚・本体が動くことはないのですが、もう少しガッチリした三脚がよいかも。

 

▼三脚の角度を垂直にした状態。室内で天井への投射をする場合には、この状態で使用しますが、写真下側に電源コードを付けると床と接触してしまい、直角を保てなくなります。天井投射の場合には何らかの工夫が必要となり検討中。また、説明書には、本体と周囲は30cm以上離すことと明記されています。

ミラーリングの方法

簡易的な説明書には、ワイヤレス・有線ともにミラーリングの説明がなく、本体の設定画面、あるいはBanggoodの製品ページにて以下事例の説明に従い対応することになります。

 

▼製品ページに以下のiPhoneのWiFi ミラーリングの事例のような説明が4パターンあり、これらを参照しつつ設定します。

留意事項としては、iPhoneの場合、WiFiミラーリングを行うと通常のWiFiは使用できず、モバイル通信を使用することになります

Androidの場合、OSのバージョンやメーカーの独自カスタマイズにより設定方法は異なるように思います。私はHuawei P30 liteで接続しましたが、「設定」「デバイス接続」「ワイヤレス投影」にてミラーリングとなり、しっかりと通常のWiFi通信を保持したままで対応できました。

iPhone XS MaxとAndroid スマホ複数台で、ワイヤレスと有線のミラーリングを試してみましたが、ミラーリングできたパターンは以下です。逆に言えば、Androidでの有線ではミラーリングできず。

  • iPhone XS Maxのワイヤレスは、接続できる・接続できない時があり不安定
  • iPhone XS Maxを有線接続し、ワイヤレス接続と同じ手順で接続すると確実にミラーリングできます。一度 ミラーリングできると、ケーブルを外してもミラーリングは維持。
  • Androidでは、「ワイヤレス投影」により、確実にワイヤレスでのミラーリングが可能。

使用感

上記で記載の事項も含め、あらためて使用感を記載すると以下となります。プロジェクター本来の使い勝手や映像としては、本製品に台形補正の機能がない(Banggoodの仕様には「機能あり」とあるものの、設定項目で見つからず)こと以外は、私がAmazonで購入の以下の製品とほぼ同じです。明るさも本製品の2000ルーメン vs 4000ルーメンとなりますが、以下の製品が暗いのか、同水準のような感覚です。

 

▼こちらの2つは、天井に映したYouTubeの画面。iPhone XS Maxの威力によるものか、実際の映像よりも鮮明に写っていますが、夜の室内で映像を観るには十分な明るさと鮮やかさ。手元にある4000ルーメンと4500ルーメンのプロジェクターとの比較では、本製品は2000ルーメンよりも明るい感覚もあります。ただし、他の1万円未満の家庭用プロジェクターも同様かと思いますが、小さなテキストの判別はイマイチです。

 

▼こちらは室内のサイドの白壁に映した設定画面。右上にバッテリーアイコンがあります。左上のPhoneの項目を選択すると、スマホからのミラーリングとなります(ワイヤレス、有線ともに同項目)。

 

その他の雑感は以下です。全般的には、ミラーリング機能、本来のプロジェクター機能ともに十分に利用でき、明るさ・鮮やかや操作性に大きな課題はありません(小さな課題は以下と「まとめ」を参照)。

  • HDMI 接続は他のプロジェクターと同様に機能します。
  • ミラーリングにおいては、私の場合、iPhone XS Maxでは一度 有線で接続しないとミラーリングできない不安定さもありますが、Android スマホ(Huawei P30 lite)では確実に接続。
  • ミラーリングにおいて、動画のカクツキや音声の遅延はなしと言ってよいでしょう(スマホのホーム画面などではスマホと投影先に遅延がありますが、映像では動画・音声ともに同程度に遅延しているため、遅延とは感じない)
  • 実効解像度が不足しているためか、小さなテキストの視認性はよいとは言えず。
  • 日中の薄暗い部屋では明るさ不足で視聴に難があるのは、他の安価な家庭用プロジェクターと同様ですが、夜の室内では明るさ 2000ルーメンの割には、明るさ・鮮やかさともに十分。
  • スピーカーの音量は小さく(スマホと同程度)、本格利用の際には、外部スピーカーへの接続が必要。
  • 小さなボディの割には、ファンの音量は大きい。ただし、一般的なプロジェクターと比較すると控えめ。
  • 台形補正機能がないために、設置する位置・角度の調整がやや面倒。

 

ちなみに、私が比較対象としているプロジェクターは以下の製品です。

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まとめ

スマホをミラーリング可能なことが最大の特徴の本製品。詳細は確認中ですが、iPhoneのミラーリングは一度有線で接続する必要があることや(Androidは問題なし)、スピーカーの音量が小さいなどの課題はあるものの、ミラーリング可能であることに加え、小さくても本来のプロジェクターの機能は十分な製品です。

なお、コンパクトなサイズでもあり、設置する台を自作し、ミニPCやFire TV Stickと一体化するなどの拡張性・発展性は抜群。私は現在利用中のFire TVに加え、Fire TV Stickを追加購入したのですが、Fire TV StickとミニPCを組み合わせてのボディ一体化での利用を画策中です。

 

▼2020年1月20日時点のBanggoodの価格は129.99ドル(約14,500円)

AUN X3

 

2020年1月6日 追記。就寝前の天井投影用として、本製品をFire TVに接続して使用しているのですが、やや斜めの投射して70〜80インチ。天井投影用としては、拡大率も大きく、ファンの音量も控えめで便利に使用しています。さらに、以下の外部スピーカーを接続して、音量が小さい弱点も克服。

参考、AUN X2

AUN社は香港の販売店ですが、Android 7.1を搭載し、CPUにS905X、メモリ 2GB、ストレージ 16GB、ボディにタッチパネルを搭載するミニプロジェクター「AUN X2」も販売しています。こちらはミラーリング機能はなく、TV Boxにプロジェクター機能を装備したような製品です。

 

AUN X2

 

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