Jumper EZBook 3 ProにSSD M.2を取付、eMMCとのパフォーマンス比較

Jumper EZbook 3 ProとSSD M.2 (Transcend TS120GMTS420)

Jumper EZbook 3 Proを使い始めて約一週間。SSD M.2スロットのついているバージョン3で気がかりなことは、コスト削減のために低速のeMMCを使用していること。基本動作において、著しい遅延・影響は感じないのですが、せっかくSSD M.2スロットを備えているため、本日 SSD M.2を取り付けました。今回は、SSD取付の過程、そのパフォーマンスのレポートです。

記事にて掲載の機材はこちら
Transcend 3D TLC NAND採用 SSD 120GB M.2 2242 SATA-III 6Gb/s TS120GMTS420

Jumper EZBOOK 3 PRO Notebook (Gearbest)

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使用した SSD M.2

使用したSSD M.2は、以下のリンク先のTranscend TS120GMTS420 120GB。Jumper EZbook 3 Proに適合するサイズは2242。国内で購入できる同サイズの製品は、ほぼTranscend一択と言ってよいほど、選択肢の少ないものです(国内外ともに、2242サイズの製品の流通は少ない)。

なお、以下の記事でも言及しましたが、海外のフォーラムでは、スロットのプラスチック枠・ネジの位置を加工し、「2280サイズのSSD M.2の取付に関する考察」のスレッドがやや盛り上がっています。

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参考までに、SSD M.2 2242サイズのコンパクトさを示す写真を2枚。

▼Phone5とSSD M.2 2242

iPhone5とSSD M.2 2242 (Transcend TS120GMTS420)

▼EZbook 3 Proのパームレストに置いたSSD M.2 2242

Transcend TS120GMTS420 size with Jumper EZBook 3 Pro

(参考)コネクタの切欠きの位置とPinの数について

私はSSD M.2にそれほど詳しくないため、購入前に不安になったのが、以下の写真のとおり、スロット・SSD M.2の切欠きの位置が異なっていること。

結果としては、Transcend TS120GMTS420のように両サイドに切欠きがあるものは問題ないようです。

SSDの購入前にWikipediaのM.2のページにて確認しましたが、片方に切欠きがある「B Key」と「M Key」がある(Pinの数が異なる)ものの、Transcend TS120GMTS420は「B & M Key」であり双方に対応しています。

SSDの取付

先の記事「Jumper EZBook 3 Pro、底板を外して SSD M.2スロットを確認してみた」のとおり、EZBook 3 Proの底板はネジ10本を緩めるのみで簡単に外せ、かつSSDの取付もネジを締めるのみで簡単に行うことができます。

▼底板を外した状態

▼スロットの拡大。取付は右にあるネジを外す、SSDをスロットに差し込む、ネジを締めるの簡単3ステップ。

Jumper EZBook 3 Pro SSDスロットを拡大

▼SSD取付のため、右のネジを外した状態。

Jumper EZBook 3 Pro SSDスロットを拡大(ネジの取り外し後)

▼SSD取付後。スロットまわりのスペースには、かなりの余裕があり、特に右側の広大な空きがもったいない。より高性能、あるいは安価な2280サイズを取り付けるオプションがあればよかったかも。

Jumper EZBook 3 Pro SSDスロットを拡大(Transcend TS120GMTS420 SSD取付後)

eMMCからSSDへのクローン

簡単に取付が終わったところで、eMMCのCドライブの内容を丸ごとSSDへコピーし、起動ディスク化します。このクローンの過程は必要に応じて別記事としますが、取り急ぎ、過程を詳しく記載している他サイトのリンクを貼っておきます。

▼私は、こちらに記載のフリーソフト「EaseUS Todo Backup」を利用して、クローン化しました。

【2017年版】HDDからSSDに交換・換装しよう!手順・データ移行ソフトまとめ!

▲▼この「EaseUS Todo Backup」ですが、以前に別のデスクトップで利用した際には、途中でエラーとなったのですが、Jumper EZBook 3 Proでは一発でクローンを作成できました。ちなみに、約18GBのCドライブのクローンに要した時間は約20分程度でした。

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EZBook 3 Proにて、SSDを起動ディスク化する際の留意事項

さて、EZBook 3 Proにて、SSDを起動ディスク化する際の留意事項です。ほとんど、上記リンク先に記載の事項ですが、特にポイントとなる部分のみ記載します。

▼SSDの取付直後に、デバイスマネージャーでは認識しているものの、使用できない状態(エクスプローラーからみえない、eMMC・Cドライブのクローン化できない)です。

▲Windowsの検索窓に「ハードディスク」と入力し検索、表示された上の画面にて、赤枠を右クリックし「初期化」を行います。

▼Biosにてブート順位を変更する項目がないと思いつつ、注意深くみているとありました。ブート順位を変更し、クローン化したSSDから起動するには以下にて行います。

  • Windowsの起動中に「Del」キーを押して、Biosを表示。
  • 上のタブ「Boot」を選択
  • 以下の画像のとおり、「Boot Option #1」に取り付けたSSDの機種名(私の場合は、TS120GMTS420)が表示されますので、これを選択

SSDへ換装前後のベンチマーク比較

さて、SSDへ換装後のパフォーマンスはいかがなものか。私は以下の記事のとおり、Biosの設定を変更し、eMMCのスピードアップを図っているのですが、eMMC、SSDとのベンチマーク比較です。

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▼EZBook 3 Pro バージョン3のeMMCのベンチマーク(CrystalDiskMark)。

右がでデフォルト、左がプチカスタマイズの実施後

▼Transcend TS120GMTS420のベンチマーク。差は圧倒的です。

EZBook 3 Pro SSD M.2 (Transcend TS120GMTS420) CrystalDiskMark

SSDへ換装前後の体感的なレスポンス比較

もとのストレージが、eMMCでは低速な部類とは言えHDDよりも高速なため、正直なところではHDDからSSDへ換装後に、その爆速さに感動したような驚きはありません。5時間ほど使用した後の体感的に速くなっていると思う事項は以下です。

  • 一桁MBクラスの写真の読み込み(一桁MBクラスの画像しか持ち合わせいない)
  • アプリの起動と終了、デジイチからPCへの画像の転送など、全般的にキビキビ
  • Windowsの起動と終了の経過時間に、大きな差は感じられない。

▼HDDからSSDへの換装は驚きの体感差

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一方、簡易的にアプリの起動と終了などを、スマホのストップウオッチで計測してみました。なお、eMMCはプチカスタマイズ後のものです。

バックグラウンドで稼働しているシステムアプリ、キャッシュの状況など、全く同じ条件ではないので、参考比較です。体感的にはそれほど感じることのできないものでしたが、簡易的に計測してみると、Winddowsの終了を除いては相応に速くなっています。

現在は、EZBook 3 Proに保存しているファイルが多くないのですが、今後 ファイル数が多くなると、ファイルの並び替えなどに大きな効果を感じるはず。私の他端末でのeMMCとSSDでは、この並び替えに大きな差を感じています。

(単位:秒)

eMMC SSD
Windowsの起動 41.523 24.484
Winddowsの終了 9.031 10.399
Chromeの起動 5.238 1.884
LibreOfficeの起動 5.978 3.226

※Windowsの起動は、起動直後の画面(ログイン画面の前)が表示されるまでの経過時間

※LibreOfficeは起動後「ようこそ」の画面が表示されるまでの経過時間

まとめ

EZBook 3 ProのメインストレージをSSD M.2に換装しましたが、現在のところは大きな体感差を感じるほどまでには至っていません。私の場合、ブログ編集などに画像の保存が多くなるため、今後 EZBook 3 Proを利用していくにつれ、ファイルの並び替え等で、SSDの効果をより感じるものと思われます。

逆にいうと、特に海外サイトで遅いとのコメントの多いEZBook 3 ProのeMMCですが、通常の使用においては全く問題ないと言えると思います。少なくとも、HDDよりは断然速いですし。

Jumper EZBOOK 3 PRO Notebook (Gearbest)

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