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BMAX B2 Plus 実機レビュー、Win 10 Pro、PCIe SSD対応、静音でスピーカー内蔵と意外性のあるミニPC。175.99ドルのクーポン情報も

BMAXより販売されているミニPC「B2 Plus」。Gemini Lake N4100相当のCeleron J4115、メモリ 8GBを搭載する製品ですが、このクラスの他のミニPCにない特徴として、PCIe (NVMe対応)のSSDを増設でき、さらにはビルトインスピーカーを備えています。

このBMAX B2 PlusをBanggoodさんからレビュー用にサンプル提供いただきましたので、実機レビューをお届けします。

全般的には、上記の特徴のほかに、ファンレスと思えるほどの静けさで、Gemini Lakeクラスの他製品にプラスアルファの装備を求める方には、かなりおすすめできる製品です。

Banggoodより、175.99ドルとなるクーポンが配布されました。詳しくは文末を参照。

BMAX B2 Plusのスペック

通販サイトの製品情報には控えめな記載となっているのですが、Gemini Lake N4100相当のJ4115にメモリ 8GB、SATA 128GBのほか、他のGemini LakeのミニPCにはない特徴として以下があります。

  • ストレージは、デフォルトのM.2 SATA SSDのほか、2.5インチのSATA HDD / SSD ポート(ケーブルは付属せず)、SATAとPCIe (NVMe対応)兼用のM.2 SSDポートの3つを備えています。
  • ビルトインスピーカーを内蔵。おまけ程度かと思いきや、意外と音質もしっかりしています。
  • 製品のイメージ画像によると、CPUファンが装備されているようですが、ファンの存在がわからないほどに静か。

 

その他のスペック詳細は以下です。

CPUCeleron (Gemini Lake) J4115
GPUIntel HD Graphics 600
メモリ8GB DDR4
ストレージ128GB SATA SSD、M.2 PCIe SSDの空きポートあり、2.5インチ HDD / SSDを増設可能(ケーブルは付属せず)
WiFi 11a/ac/b/g/n
Bluetooth5.0
ポート類USB Type-C、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2、有線LAN、HDMI x 2
サイズ12.5 x 11.2 x 4.4 cm
OSWindows 10 (私の場合には Proがプレインストール)

 

▼嬉しい誤算が、OSはWindows 10 HomeではなくProであったこと。Yahoo ! ショッピングで販売している激安のOSは、HomeもProも価格差はないのですが(Win 7からWin 10 Proへ激安 千円でアップグレード。購入したライセンスと更新過程を画像で概説) 、Proがプレインストールされていると、得した気持ちになります。ただし、製品紹介にはProとの記載がないため、Homeであることを想定したほうが無難です。

2020年3月29日 追記。AmazonではBMAX ミニPCとして販売されていますが、Amazon レビューでも Windows 10 Proとのコメントがあり、やはり Windows 10 Homeではなく、Proが標準仕様としてインストールされているようです。

 

 

▼フリーソフト「HWiNFO」で抽出のシステム仕様。Intel Atom 1800 / Gemini Lakeとあります。

▲同じく「HWiNFO」から抽出にデバイス情報。メモリやSSDの製造元がわかることも多いのですが、今回は情報なし。

 

▼Geekbench 5から抽出のシステム情報

付属品、外観

シルバーを基調とした色合いや、BeelinkのミニPC X45と似た構成であるために(スチール製のボディ)、部分的にスチールであることを想像していたのですが、全面プラスチック製。質感としては、200ドル前後のミニPCとしては価格なり。100ドル台前半のミニPCと比較すると、その塗装からも質感高めです。

 

▼外箱を見た際にはその大きさに唖然としましたが、本体は外箱の半分以下の小さなものです。

▲やはりBMAXの大きなロゴと妙なイラストが気になります。このイラストのデザインは、キツネのような、アニメのキャラクターのような独特なものです。

 

▼付属品は、ストレージの増設方法も記載した説明書、電源にHDMIケーブル、モニターなどの背面取付用のブラケット。電源はEUプラグですが、日本向けへの変換プラグが付属していました。

 

▼小さな驚きが天板の表面にはPUフィルムが貼られていること。ピアノブラック調の天板を保護するものですが、ミニPCでこの仕様は初めてです。

▲ボディの材質は一部がアルミあるいはスチールかと思いきや、天板・底板も含めて全てプラスチック。このため、同サイズの金属製のミニPCと比較すると手にしてすぐわかるほどに軽量です。

 

▼前面はヘッドホンジャック、USB Type-C、USB 3.0 x 2に電源ボタン。

 

▼裏面は、HDMI x 2、USB 2.0 x 2、有線LAN。前面とあわせ、ミニPCとしては標準的なもの。

 

▼左右は両側ともに同じ構成ですが、冷却用の多数の穴とスリットがあります。なお、CPUファンを備えているはずなのですが、あまりにも静かでその存在に気が付かないほど。左右の一方から排出の温風が出ているような、出てないような、そんな感覚です。

 

▼電源をオンにした状態。電源ボタンに青色LEDが内蔵されています。

 

▼サイズ感がわかるように、マウスと並べてみました。

他のミニPCとサイズを比較

手元にある、いくつかのミニPCとサイズ感を比較してみました。

 

▲▼Core i7-8565Uを搭載するNVISENのミニPCとの比較。サイズとしては高さ以外は概ね同じですが、スチール製のNVISENのミニPCはずっしりしています。

429 Too Many Requests

 

▲▼Gemini Lake N4100を搭載し、スペック的には同水準の Beelink X45との比較。X45もファンがある割にはかなり静かなのですが、静けさやストレージの拡張性などは B2 Plusが優れています(PCIe SSDを搭載できる点にて)。

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▲▼こちらは Core i3-5005Uを搭載する CHUWI GTBoxとの比較。GTBoxはハイエンドのミニPCのボディを流用していることもあり、ミニPCとは言えないほどの大柄のボディです。

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マザーボード、SSD 空きスロットの確認

電源を入れる前に、まず確認したのがマザーボードの構成と、M.2 SSDの空きスロットの確認。以下の背面の四隅にあるゴム足を外すと露出されるネジを外すことで、内部にアクセスできます。

 

▼底板もプラスチックですが、2.5インチのHDD / SSDを取り付けるためのフレームとネジ穴があります。プラスチックのために熱の伝導が気になります。

 

▼M.2 SSDスロットは以下の位置に2つあります。

 

▼右が2280サイズのデフォルトのSSD、左が2280サイズの空きスロット。空きスロットには、2242サイズのSSD取付用のネジ穴がなく、2280サイズ専用のようです。

 

▼別の角度より。中央やや下にあるのは、まさかのCMOS電池でしょうか。このクラスで付属していることは珍しく、万一 フリーズした場合にも、CMOS クリアで対応できそうです。

 

▼デフォルトのSSDを拡大。どこかにスピーカーがあるはずですが、確認できず。今回は外していませんが、マザーボードの裏側にあるかも。

 

▼こみらは M.2 SSDの空きスロット側。

▲左下にある白いポートが、SATA / HDD SSDケーブルの接続先。ミニPCのSATAケーブルは特殊なものが多いため、10ドル程度 価格がアップしても、ケーブル付属だとよりよかったのですが。

 

2020年11月3日追記。読者の方からの情報で、BMAX B2 / B2 Plus共用の2.5インチ SATA ケーブルが、Amazon USAにて販売されていることを確認しました。2.5インチ SSDの取付過程の動画もアップされています。詳細は、Amazon USAを参照。

 

▼今回は確認しませんでしたが、マザーボードの反対側にCPUファンがあるばす。小さなファンの割には、ベンチマークの高負荷時にも静かで、まさかのファンレスではと思えるほど。

PCIe SSDの動作確認は、後ほど行ったうえで追記します

 

以下の記事のとおり、マザーボードを取り外し、静音仕様・2.5インチ SSDのケーブルの仕様の確認を図るも、マザーボードが取り外せずに挫折。
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ベンチマークスコア

Gemini Lake 搭載機であり、Cinebenchなどをガリガリ計測するものではないため、Geekbenchとドラクエベンチマークのみの計測です。

 

▼Geekbench 4のスコアを、Gemini Lake N4100搭載でほぼ同スペックのCHUWI HeroBoxと比較しています。

▲▼下のGeekbench 5も含め、誤差の範囲で同スコアです。

 

▼ドラクエベンチマークは、下のCHUWI HeroBoxよりやや優位のスコア。

 

▼SSDのCrystalDiskMarkも、下のHeroBoxとほぼ同スコア

▲▼SSDの製造元は確認できませんでしたが、Amazonなどで販売しているSSDと同水準もしくはやや優位なスコアです。

 

▼Fast.comで計測の、Nuro 光での回線速度は他のPCと同水準。

 

▼こにらはドラクエベンチマークを走らせた際のCPU温度。最大でも71°となり、この程度であれば問題はありません。

また、本体を触っても少し熱を感じる程度に抑えられています。

体感レスポンス

Gemini Lake N4100、あるいは今回のJ4155のN4100相当を搭載するPCは、これまで10台以上をテストしているため、同じようなコメントになってしまうのですが、体感レスポンスは以下です。

  • 他のGemini Lake N4100と体感レスポンスは変わらず。
  • そのレスポンスは、Webサイト閲覧や、容量の大きくない画像編集やオフィスソフトでは遅いと感じることのない水準。
  • 本製品を使用した後に、第8世代のCore i7を搭載するPCを使用すると、Webサイトの画像表示などで遅延を感じるものの、大きく体感できるほどの差ではありません。
  • ライトユースでは、BMAX B2 Plusでも十分にサクサクに感じることでしょう。上位機のB3 Plusと比較しても大きな体感差を感じることはないかと思います。

 

なお、B2 Plusは PCIe NVMe対応のSSDを増設可能ですが、速度の速いGen. 3での接続ではないため、一般的にはデフォルトのSATA SSDと大きく体感できるものではありません。ただし、SATA SSDとの価格差はそれほど大きくないため、増設するならPCIe SSDで決まり。

スピーカー、その他

繰り返しとなりますが、スピーカーや冷却対応、その他の雑感を記載します。

  • スピーカーはシステム動作音などの確認できる程度のものと想像していたのですが、意外とクリアな音質で、ある程度の音量にも音割れなく耐えることができます。ドラマなどの音質をそれほど気にしない使い方の場合には、外付けスピーカーがなくとも大丈夫。
  • まさかのファンレスかと思えるほどに静か。小さなボディサイズから、一般的には小さなCPUファンの高回転で風量を確保し、大きな音量になりがちなミニPCのCPUファンですが、特筆すべき静けさです。
  • 惜しい箇所は、やはりBMAXの大きなロゴが気になることに、プラスチック製のため、よくもわるくも重厚感がないこと。ロゴについては、室内で使用するミニPCのためまだよいのですが、Y11やY13などのノートPCの場合にはロゴに抵抗がある方も多いかと思います。

まとめ

実機を確認する前には「Gemini Lakeを搭載する、並みのミニPC」との認識だったのですが、PCIe SSDを接続できるうえに、Windows 10 Proを搭載、ファンレス並みに静か、ビルトインスピーカーは意外にも使えることで、かなりおすすめできるミニPCです。Gemini LakeのミニPCとしては、価格的には CHUWI HeroBox(CHUWI HeroBox 実機レビュー、2万円ちょいでGemini Lake,RAM 8GBで快適動作のファンレス ミニPC)が安いのですが(以下のクーポンにより同水準の価格に)、プラスアルファの装備を求めるなら BMAX B2 Plusが筆頭候補になります。

 

▼BMAX B2 Plusの価格。Banggoodでは、クーポン「BGSEBB2」の利用により 179.99ドル、9/24まで。Amazonと比較すると、かなり安くなっています(Amazonが割高なのですが)。

BMAX B2 Plus

 

コメント

  1. taniguchi より:

    HDD2.5インチを載せたいのですが、Sataケーブルは市販品として売っていますか。NUC用のSataケーブルは利用出来ませんか

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