XIDU Tour Pro、内部の造りの良さはMBA以上? 底板を外し銅製のヒートシンクなどの構造を確認してみた | Win And I net

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XIDU Tour Pro、内部の造りの良さはMBA以上? 底板を外し銅製のヒートシンクなどの構造を確認してみた

使い込んでいるうちに、ますます使い勝手のよさを感じるようになった XIDU Tour Pro。CPUはCeleron 3867Uとエントリークラスですが、ライトユースでは十分であり、12.5インチのディスプレイは2.5K 解像度にタッチパネル、タイピングしやすいキーボードであることから、これまでノートPCではメイン利用していた Chuwi LapBook SE以上の利用頻度となっています。

なお、私は勘違いしていたのですが、ボディはアルミ製ではなくマグネシウム製。さらにCPU冷却用のヒートパイプは銅製。ならばということで、裏蓋を外し内部の構成を確認してみました。

XIDU Tour Proのスペックと使い勝手

内部の構成の前に、XIDU Tour Proのスペックと使い勝手をあらためて記載します。詳細については、以下の記事を参照ください。

 

CPUKaby Lake Celeron 3867U、1.8GHz、2コア 2スレッド
GPUIntel HD Graphics 610
メモリ8GB DDR3
ストレージ128GB SATA SSD (Netac製)、2280サイズ M.2 SSDの空きスロットあり
ディスプレイ12.5インチ、IPS、タッチパネル解像度 2560 x 1440、グレアパネル、シャープ製、180°まで開くことが可能
Wi-Fi11a/b/g/n//ac
Bluetooth4.2
バッテリー38000mAh
サイズ290.7 x 201.5 x 16.6mm、重さ 1.23kg
OSWindows 10 Home
その他バックライト付キーボード、指紋認証、ボディはアルミ製

 

シャープ製の12.5インチ 2.5K 解像度の液晶が大きな特徴のTour Proですが、その他の部分も含めての使用感のポイントは以下です。

  • ディスプレイはテキストを拡大してもクリア。発色のよい鮮やかなな液晶ですが、明るさはやや控えめ。タッチパネルも良好です。
  • キーボードは浅めのストロークで軽快にタイピングでき、印字の視認性もよく、快適な入力が可能です。
  • 私がアルミ製と勘違いしていた、マグネシウム製のボディの質感は高く、ボディ・キーボードともに、手元にあるMacBook Air、CHUWIやJumper以上の質感。
  • CPUのCeleron 3867Uは、Apollo Lake N3350程度の画像表示などが遅れがちのレスポンスを想像していていたのですが、体感レスポンスは上位のN3450と同等クラス。ライトユースなら十分です。
  • ベンチマークなどで負荷をかけても CPU温度はそれほど上昇せず、冷却対応は優れています。ただし、惜しいのはCPUファンが常時 一定の速度で回転していること。音量はそれほど大きくないものの、これを制御できればさらによいのですが(Speed Fanなどのフリーソフトでは、現在のところ制御できず)。

底板を外し、内部の構造を確認

続いて本題の内部の構造です。内部の構造に限らずですが、XIDUよりいただいた情報では、Tour Proは、MacBookやASUSなどの大手のPCをかなり意識しているようです。同社は主に、アメリカやイギリスをメインターゲットとしていますが、Amazon USAのレビュー件数や評価を参照すると、XIDUの製品全体ではASUSのPCよりも高評価となっています。

 

▼底板は、M.2 SSDのカバーも含め、合計12本のプラスネジで固定されています。

 

▲▼内部、マザーボードの全景。大きなポイントは、CPUファンと銅製のヒートシンクにヒートパイプ、M.2 SSDの空きスロット。

 

▼CPUファンと銅製のヒートシンク・ヒートパイプ。ベンチマークを走らせてもCPU温度がそれほど上昇せずに50°未満となっているのは、この銅製のヒートシンクとヒートパイプの効果が大きい。

▲常時回転のCPUファンの交換は難しいそうです(無理)。

 

▼ヒートパイプの厚みは実測していませんが、それなりに厚みがあります。

 

▲▼一般的なノートPCのヒートシンクとヒートパイプの比較。上はCHUWI MiniBOOK、下はMacBook Air 11。必ずしも銅製がよいとは言い切れないのですが、熱伝導がよいのは明らかに銅製。

▲▼ちなみに、MacBook Airのマザーボードは交換時に撮影したもの。

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▼もう一つのポイントは、2280サイズのM.2 SSDの空きスロット。デフォルトはCPUファンの下にあり、以下の画像のスロットへは底板にあるカバーからアクセスできます。実際に稼働することを確認済です。

 

▼右側を見ると、キーボード面と内部のフレームは独立しているようです。底板がグラつかないように、底板のカーブに合わせた黒のプラスチック素材が組み込まれているのも頼もしい。

 

▼底板の厚み・構造は、CHUWIやJumperなどと変わらず標準的なもの。「標準的」と表現しましたが、手元にあるMacBook Air Mid 2011の底板はペラペラ感が強く、それよりはしっかりしています。

まとめ

XIDU Tour Proの底板を外し、内部の構成を確認しましたが、想像どおりにしっかりしています。特に、銅製のヒートシンクとヒートパイプについては、Celeron 3867U、この価格帯のPCとしては珍しいほどに、しっかりと造り込まれています。逆に、これほど造り込んでいるなら、さらにCPUファンの回転を常時ではなく可変式にする、あるいはファンレスにするとさらに魅力が高まったのですが、CPUファンの制御については、ソフト面も含めて私の課題とします。

 

▼XIDU製品は、XIDU オフィシャルストアと、AliExpress内のXIDU オフィシャルストアで販売されています。XIDU オフィシャルストアの場合、2019年12月15日時点のTour Proのセール価格は 379.99ドル。379.99ドルとならない場合には、クーポン「XIDUKENKEN」を適用してみてください。

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