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ThinkPad E14 Gen 5 実機レビュー、Core i7-1360P / 2.2K 解像度モデルは快速・快適、タイピング感も上質

 

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ディスプレイ

14インチ アスペクト比 16 : 10のディスプレイです。エントリーモデルでは 解像度 1920 x 1200、 45%NTSC、明るさ 300 nitですが、色域が狭いために上段のスペック・以下のセットモデルを購入しました。

  • Core i7-1360P、オンボードメモリ 16GB、SSD 1TB
  • ディスプレイは解像度 2240 x 140、100%sRGB、明るさ 300 nit
  • 指紋認証あり、バックライト付きキーボード

 

ディスプレイの使用感は以下となります。

  • 一般的なノートPCと比較すると、確かに色域は広く、自然な色合いです。
  • 白を背景とした場合の色合いは暖色(黄色)寄り。私としては寒色(青白)よりも暖色が好みですが、もう少し暖色が抑えられているとよりよいかも。
  • 14インチでFHDとなると、文字の粗さが気になり始めるか否かのところですが、2.2Kの液晶を搭載するモデルであり、文字のドットが目につくこともなく滑らかです。

 

▼上下左右ともに、ベゼル幅が狭く精悍です。実測のベゼル幅は、左右が5mm、上の中央以外は8mm、下は目に見える範囲は 14mmです。

 

▼当サイトのトップページを表示。以下の写真では識別できませんが、電源オンで即わかる暖色寄りの色合いです。

 

▼左は本製品(液晶は100%s RGB)、右はThinkPad X1 Carbon 4th(液晶は 92% sRGB)に、我が家の猫を表示したもの。本製品がよりきめ細かやかな描写ですが、色合いが明らかに異なります。暖色寄りの本製品と寒色寄りの X1 Carbon 4th。個人的には、この中間あたりの色合いだとよいのですが。

 

▼ディスプレイはほぼ水平に開くことができます。

 

キーボード

実測でのキーピッチは約19~20mm弱、キーストロークはおそらく 1.8mmかと思います。先日レビューした以下のThinkPad X1 Carbon 10th / ThinkPad Z16と比較するとやや深めのキーストロークです。

ThinkPad X1 Carbon Gen 10 実機レビュー、程よいレスポンスと上質なキーボード、16:10のディスプレイで作業効率アップ

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所有する ThinkPad X1 Carbon 4th / 5th、X280、T550、L560などと比較すると、ストロークは浅く、タイピング感は大きく異なります。これらの旧製品をメイン利用の方にとっては、「ThinkPad らしい打鍵感ではない」と感じる方も多いと思いますが、数時間でも使用していると快適にタイピングできます。

  • 従来のThinkPadのように、深めの押し込み感、戻り感のあるキーボードではありません。
  • 上記の意味では、従来のThinkPadらしさはないものの、会社でメイン利用し、自宅のサブ機として使用の富士通 LIFEBOOK、先日レビューしたLenovo Yoga 770iなどと比較すると、タイピング感は良好です。
  • また、現在のところ油脂の付着の少ないキーは高品質で、タイピング音・タイピング感も含めて上質なキーボードです。
  • 私は約2日ほどの利用(時間にして8時間ほど)で、リズミカルで高速、かつ快適にタイピングできるよう、慣れました。
  • 現在のところ、リズミカルなタイピング、高速タイピングでは、M1 MacBook Air、ロジクール MX KEYS mini KX700、従来のThinkPadには一歩及ばずですが、より使い慣れてくると、同レベル もしくはそれ以上のタイピング環境となりそうな予感です。

 

▼引用した「ロジクール MX KEYS mini KX700」のレビュー記事はこちら。

ロジクール MX KEYS mini KX700 レビュー、クセのないタイピング感でマルチペアリングとBoltの切替も良好

 

▲▼他のThinkPadと同様に、キーは中央に向けて窪みがあります。トラックポイント、クリックボタン、センターボタン、タッチパッドの使い勝手は、他のThinkPadと同様に良好です。

キーの油脂の付着度合いは、パームレストや天板と比較すると少ないです。ただし、クリックボタン・センターボタンの樹脂感はやや高め。

 

メモリ、2nd SSDの増設

ThinkPad E14 Gen 5(Gen 4も同様です)の特徴の一つは、メモリの空きスロット、2242サイズ M.2 PCIe SSDの空きポートを備えていること。

私は購入後 間もないうにに メモリ 16GBと2nd SSDを増設しました。増設のプロセスは以下の記事にて詳細を記載していますので、そちらを参照ください。

ThinkPad E14 Gen 5のメモリを16GBから32GBに増設、手順と増設前後のベンチマークスコア

ThinkPad E14 Gen 5、片面実装 2nd SSDの増設手順。SSD 2基搭載、メモリ 32GBの仕様にカスタマイズ

 

増設のポイントとなるのは以下の2点です。

  • ThinkPad X1 Carbon、X280などと比べると、底板とキーボード面との隙間が狭く、底板を開けづらい。
  • 2242サイズのM.2 SSDは片面実装でないと装着できない。この点において、速度は出ませんが、以下のTranscendのSSDが無難な選択です。

 

 

▼メモリはCrusialのDDR4 16GBを増設しました。

 

▼増設したSSDとメモリの拡大写真。詳細は上のリンク先記事を参照ください。

 

ベンチマークスコア

実機で計測のベンチマークスコアを掲載します。なお、比較対象は以下のCore i5-13500H、Core i7-1260Pを搭載するPCなどです。また、一部のベンチマークは、メモリ 16GB(シングルチャネル)、メモリ 32GB(デュアルチャネル)とも比較しています。

MINISFORUM NPB5、Core i5-13500Hを搭載するミニPCがリリース。USB4を2ポート装備。ベアボーンの販売もあり

Lenovo Yoga 770i 実機レビュー、上質なアルミ製ユニボディ、有機ELの鮮やか液晶、快適レスポンスの14型YogaスタイルPC

 

Geekbench 5

Geekbench 5のスコアは、メモリ増設前と増設後の2つを掲載しました。メモリ増設前のオンボード 16GB / シングルチャネルでは「シングルコア 1731、マルチコア 7343」、メモリを合計 32GBに増設後 / デュアルチャネルでは「シングルコア 1830 / マルチコア 8936」。

CPU / GPU統合チップの場合、デュアルチャネルでは マルチコアのスコアは向上します。シングルコアもメモリ増設後にスコアアップしていますが、メモリ増設前は、バックグラウンドで負荷を要するシステムプロセスが稼働していたなど、十分に実力を出し切れていなかったように思います。

 

Geekbench 6

Geekbench 6のスコアは「シングルコア2565、マルチコア 9699」。以下の記事に記載していますが、Geekbench 5と6では計測項目とベースとなるPCが異なるため、Geekbench 6のスコアは5よりも高くなります。

Android向けGeekbench 5と6の相違事項、Android 旧バージョンのGeekbench 5をインストールする方法

 

▼2つめの画像は、Core i7-1260Pを搭載するLenovo Yoga 770iのスコア。普段使いでは大きく体感できるものではないものの、世代に応じた差があります。

 

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23のスコアは「シングルコア 1810、マルチコア 100052」。2つめの画像の Core i7-1260P / Lenovo Yoga 770iのスコアは「シングルコア 1600、マルチコア 6492」。特に Core i7-1360Pの本製品は、マルチコアが高いスコアです。ベンチマーク中の画面の動きも速いです。

 

▼ランキングの他のCPUは旧世代のものが多く、Core i7-1360Pの本製品は シングルコアはトップ、マルチコアも 上位のランクです。

 

PCMark 10

PCMark 10のスコアは 5771。「一般的なオフィス作業や簡単なメディアコンテンツ制作向け」の Productivityの指標はスコア 4500ですが、本製品では 7316となり 十分なスコアです。

 

3DMark

3DMark Time Spyのスコアは1758、2つめはCore i5-13500Hのスコアです。

 

2023年12月17日追記。以下の記事にて、外付けGPU ボックス(グラボは中古で購入のGeForce GTX 1080)をThunderbolt 経由で接続し、ベンチマークスコアを計測しました。3DMark Time Spyのスコアは以下の画像のとおり 大幅にスコアアップ。
ThinkPad E14 Gen 5に外付けGPU ボックスを接続し、ベンチスコアを計測。PDにも対応し、他のノートPCの電源としても活用中
ミニPC(MINISFORUM UM780XTX)に、OCuLink 経由で外付けGPUを接続して以降、ノートPCでの外付けGPUに接続したくなり、AliExpressにて安価な外付けGPU ボックス(ボードとケース、Thunderbo...

 

 

ドラクエベンチマーク

ドラクエベンチマークは、メモリ 増設前の16GB オンボード / シングルチャネル、メモリ増設後の32GB / デュアルチャネルの双方を計測しました。デュアルチャンネル化により スコアアップしています。

 

CrystalDiskMark

CrysatalDiskMarkで計測のSSDの読み書き速度は、Read / Writeともに3000MB/s越えであるものの、もう少し高いスコアを想定していました。2242サイズのSSDを搭載していますが、このサイズでは 高速な製品は多くないためにやむを得ないです。

 

▼こちらは増設した 2242サイズ M.2 PCIe SSDのスコアです。

 

メモリ帯域幅

 

Windowsのメモリベンチマークなら「Sandra Lite」、無料版でも帯域幅をズバリ表示。インストールと計測方法

▲▼上の記事で紹介の「Sandra」で計測のメモリ帯域幅です。上の画像はオンボード 16GBのシングルチャネル、下の画像は16GBを増設 合計32GBのデュアルチャネルですが、32GBでは38GB/秒とシングルチャネルの倍です。前述の16GB DDR5を搭載する「Lenovo Yoga 770i」が47GB/秒であり、本製品はDDR4でもあり 妥当なところ。

 

体感レスポンス

私の自宅でのメイン利用のPCは、M2 Pro Mac mini、Windows PCはサブ的に使用しています。主な用途は 在宅勤務、記事の編集、画像編集、動画視聴などのライトユースですが、これらにおいては非常にキビキビと動作します。

  • 上記の用途では、一定水準以上(インテル モバイル向け第11世代以降、AMD Ryzen 5番台以降など)のスペックのPCでは、概ね同様に快適に動作するのですが、Core i7-1360Pを搭載するハイエンドモデルであり、よりキビキビと動作することが体感できます(大きな体感差ではありません)。
  • 体感レスポンスとしては、M2 Pro Mac miniと同水準、M1 MacBook Airよりも ワンランク上の動作です。
  • エントリークラスのCPUでは、Windows 11の更新前後にシステムプロセスが動作している際に、レスポンスが悪化することがありますが、もちろん そのような現象も抑えられています(私の用途では悪化を感じません)、
  • SSDの読み書きは 3000MB/s程度ですが、6000MB/sあたりのSSDと比較すると、1GBクラスのソフトのインストール時には 多少の遅延を感じます。これは、高速な製品の少ない 2242サイズのSSDのため、止む無しです。

 

CPU温度、ファン音量

以下の画像は、上の記事で紹介のフリーソフト「HWiNFO(紹介記事はこちら)」で計測のCPU温度です。ベンチマークソフトで負荷をかけた際には 最大温度は92℃となり、画像の「はい」の項目のとおり、サーマルスロットリングが発動しています。なお、ベンチマーク計測時にも、キーボード面などに極端に熱くなるような現象はありません。

 

一方、CPUファンの音量は、Web サイトのブラウジングや記事の編集などの普段使いでは ほぼ無音の時間も多く、ファンが回転している場合にも ほとんど気になりません。ベンチマーク計測で負荷をかけた際には、以下のiPhone アプリ「デジベル X」で簡易的に計測の騒音は 44dBほどとなり、それほど大きなファン音量ではありません。全般的に、静音性も保持と言えそうです。

 

サウンド

底面の左右に2スピーカーを搭載しています。音質・音量としては、ビジネス・一般用途向けの標準的なもの。音楽を大きな音量で聞いていると、音割れがあり、また 低音不足のように感じます。

動画再生、音楽重視の場合には、Lenovoの製品の事例では、以下のYoga 770i(旧モデルです)のようにマルチメディア向けの製品がよりよい選択かと思います。

Lenovo Yoga 770i 実機レビュー、上質なアルミ製ユニボディ、有機ELの鮮やか液晶、快適レスポンスの14型YogaスタイルPC

 

まとめ

以前から、アスペクト比 16 : 10のディスプレイを搭載のWindows 14インチノートで、快適なタイピング環境の製品を物色していましたが、私としては ThinkPad E14 Gen 5として正解でした。

Lenovo 楽天市場店にて高額なクーポン配布を行っていたために、Core i7-1360P、2,2K 解像度、メモリ 16GBのハイエンドモデルを購入しましたが、レスポンス面でも十分に満足。ただし、2.2K 解像度の液晶の場合、暖色寄りの色合いであることに留意ください。

また、個体差 あるいは私の設定の認識不足とも思いますが、スリープからの復帰時に、液晶の明るさ調整のキー操作が正しく機能しない(+のショートカットでも暗くなる。再起動で復旧)ことが何度かあったことを、付け加えます。

レビューした製品はこちら

安価なモデルとしては、AMD Ryzen 5 7530U / メモリ 16GB / SSD 512GBのモデルもおすすめです。また、Lenovo 楽天市場店では大幅割引のクーポンを配布していることもあります。

ThinkPad E14 Gen 5 シリーズ一覧(インテル CPU)、Lenovo 公式ストア

ThinkPad E14 Gen 5 シリーズ一覧(AMD CPU)、Lenovo 公式ストア

ThinkPad E14 Gen 5 / Core i7-1360P モデル、Lenovo 公式ストア

 

2023年12月17日追記。以下の記事にて、外付けGPU ボックス(グラボは中古で購入のGeForce GTX 1080)をThunderbolt 経由で接続し、ベンチマークスコアを計測しました。3DMark Time Spyのスコアは以下の画像のとおり 大幅にスコアアップ。
ThinkPad E14 Gen 5に外付けGPU ボックスを接続し、ベンチスコアを計測。PDにも対応し、他のノートPCの電源としても活用中
ミニPC(MINISFORUM UM780XTX)に、OCuLink 経由で外付けGPUを接続して以降、ノートPCでの外付けGPUに接続したくなり、AliExpressにて安価な外付けGPU ボックス(ボードとケース、Thunderbo...