ドンキの約3万円 21.5インチ一体型PC「MONIPA」、エントリー機だがHDMI入力可能なモニターも魅力 | Win And I net

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ドンキの約3万円 21.5インチ一体型PC「MONIPA」、エントリー機だがHDMI入力可能なモニターも魅力

ドンキより10月9日にリリース、10月11日に発売開始となった、21.5インチの液晶一体型PCである「MONIPA(モニパ)」。PCとしてはエントリー構成ですが、HDMI入力端子を備え、ゲームやテレビ、HDDレコーダーやFire TV Stickなどを接続し、一般的なモニターとして使用できることに興味津々。2016年に発売の「ジブン専用PC」と同様に注目度抜群です。

既にPC Watchサイトにて実機レビュー記事が投稿されていますが、あらためて「MONIPA」のスペックと特徴を確認してみました。

引用元記事

MONIPA(モニパ)のスペックと特徴

21.5インチの液晶一体型となることが最大の特徴ですが、価格を抑えるためにインテルのSoCではなく、AMDを採用していることも大きな特徴。そのスペックは以下となります。

 

CPUAMD A4-7210、1.8~2.2GHz、4コア/4スレッド
GPUAMD Radeon R3 Graphics
メモリ4GB DDR3、増設不可
ストレージ64GB eMMC、2.5インチ SATA HDD/SSDを増設可
ディスプレイ21.5 インチ、IPS、ノングレア、解像度 1,920 × 1,080(FHD)
スピーカー2W × 2
ポート類USB3.0 × 2、USB2.0 × 3、HDMI入力、microSD カードスロット(最大 128GB まで)、HDD/SSD 拡張スロット(最大2TB までの7mm 厚 2.5 インチの SATA 接続 HDD または SSD に対応)、有線LAN、3.5mm ヘッドホンジャック / 3.5mm マイクロホンジャック
Bluetooth4.2
サイズ幅 495 × 高さ 372 × 奥行 139 mm(スタンド含む)
重 量 約 2,600g
OSWindows 10 Home 64bit(工場出荷時は S モード)
付属品AC アダプタ一式、スタンド一式、マウス、キーボード、SSD/HDD 用取付金具一式、保証書、取扱説明書、WPS Office ライセンスカード
価格29,800 円(税抜)

 

CPUなどの基本スペックはさておき、また、PC Watchの記事「ディスプレイ代わりにもなるドンキの税別3万円切り一体型PC「MONIPA」は使いものになるか(PC Watch)」によると、ディスプレイの色温度などは変更できないようですが、29,800円の価格としてはかなり充実した仕様です。

コスパの高い中国製のWindows ノートやミニPCの紹介・レビュー記事の多い当サイトですが、コスパ度的にはこれらの製品と同水準。気になるのはCPUとGPUのレスポンスですね。

増設可能な2.5インチ SATA HDD/SSDはSATA端子への接続となるため、以下のOSクローンソフトを使用することにより、より大容量で高速なSATA SSDを起動ドライブとすることも可能です。

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▼こちらは私が購入した2.5インチ SSD。240GBでも4,000円未満で購入できます。

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▲HDMI入力、USB x 5に有線LANと充実したポート類。スピーカーは左右に2つ、右側に排熱用の通風孔があるのがわかります。ディスプレイ本体はプラスチック、スタンドは金属製。また、ディスプレイ面のベゼルは狭く、野暮ったさはありません。

 

▼Windows 10はデフォルトではSモードですが、以下の記事のとおり簡単にHomeへと移行できるため問題ありません。

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AMD A4-7210のレスポンス

さて、気になるのはCPUのAMD A4-7210とGPUのAMD Radeon R3 Graphicsのレスポンス。先述のPC Watchの記事によると、PCMark 10 v2.0のスコアは1,186。Celeron N4000のスコアは1,571とあり、やはりCPU / GPUがネックですが、エントリーPCとしては妥当な水準です。

 

▼私の感覚がつかみやすいよう、Geekbench 5のCPUベンチマークスコアを、インテルのエントリーCPUと比較してみました。上から順に、「MONIPA(モニパ)」のAMD A4-7210、Apollo Lake N3450、Apollo Lake N3350、Atom Z8350。

▲これまで、多くのPCを操作してきたなかで、私がギリギリ許容できる範囲のレスポンスは、Apollo Lake N3350。上のベンチマークスコアでは下から2つめ。これを「MONIPA(モニパ)」のAMD A4-7210と比較すると、なんとも微妙なスコアなのですが、Apollo Lake N3350と同水準かやや下回るレスポンスと想定します。具体的には以下と思われます。

  • Webサイト閲覧では、画像の多い記事の表示ではやや引っ掛かりがある。N3450と比較すると、1秒未満ですが表示が遅延。
  • Wordレベルでは大きなレスポンスの遅延は感じないものの、リンク・関数多数、データ量の多いExcelファイルの常用はやや厳しめ。
  • 高速タイピングでは、タイピングから文字反映が僅かに遅延することもあり。
  • Windows 10の更新や更新後の後処理などで、CPU使用率が100%となる時間が長くなる傾向あり。
  • ただし、2016年に発売の「ジブン専用PC」と比較すると快適です。

まとめ

ドンキの意欲作となる「MONIPA(モニパ)」。約3万円の本機ですが、モニターを1万円とした場合にはPC単体で2万円。2万円のPCとしては、中国製のミニPCと比較すると僅かに劣るスペック・レスポンスのように感じます。とは言え、有線となるものの、キーボード・マウス付き、HDMI入力端子付きで他にも流用できるモニター一体型であり、国内販売で保証付きの安心感を考慮すると、国内販売品ではコスパ度が高いことには間違いありません。

引用元記事

 

▼ノートPCとの比較では、以下のJumper EZBook X3と同水準かやや下回るレスポンスと想定します。

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▼引用した中国製のミニPCの事例はこちら。

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