MINISFORUM UN305 実機レビュー、Alder Lake-N N305 / LPDDR5 RAMを搭載しキビキビと動作、Alt / PD対応のUSB-Cも搭載 | Win And I net

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MINISFORUM UN305 実機レビュー、Alder Lake-N N305 / LPDDR5 RAMを搭載しキビキビと動作、Alt / PD対応のUSB-Cも搭載

今回レビューする製品は、CPUにAlder Lake-N N305、LPDDR5 メモリを搭載するミニPC「MINISFORUM UN305」。同じボディを採用する N100のモデルも販売されていますが、N305 / N100を搭載するモデルともに、金属製の筐体に Altモード / PD対応のUSB Type-Cを搭載しています。

CPUベンチマークのスコアは、シングルコアは N100と概ね同水準ですが、マルチコアは大きな差をつけ優位です。ベンチマークは、第8世代 モバイル向けのCore i5と比較しても高いスコアとなり、体感レスポンスも同水準以上にキビキビと動作します。

なお、当初、タイトルも含めて、メモリの表記を「DDR5」と表記していましたが、「LPDDR5」の間違いでしたので修正しています。

2023年12月16日追記。12月16日現在では、N305 / N100モデルともに、公式ストアのラインナップ外となっています(Amazonでは販売中)

販売元

MINISFORUM UN305、Amazon

 

MINISFORUM UN305のスペック

 

Alder Lake N305/N100搭載のミニPC「MINISFORUM UN305/UN100」がリリース。USB-C Altモードを装備・金属製ボディで、N305/N100の本命ミニPC

 

Alder Lake-N N305を搭載する「MINISFORUM UN305」のスペックは、上の記事にて記載していますが、あらためての掲載です。なお、今回のレビュー機のメモリは16GB、ストレージは512GBですが、5月30日現在のMINISFORUM 公式ストアでは、メモリ 8GB、SSD 128GB / 256GBモデルの販売です。

CPUAlder Lake-N N305、8コア
GPUIntel UHD Graphics
メモリLPDDR5 オンボード 8GB / 16GB、デュアルチャネル
ストレージM.2 2280 SATA SSD 128GB / 256GB / 512GB、2.5インチ SATA SSD / HDDを増設可能
WiFiWIFI 5
Bluetooth4.2
ポート類USB Type-C (Alt モード、DP / PD対応)、USB-A  3.2 x 2(Gen 1、背面)、USB-A 3.2 x 2(Gen 2、前面)、HDMI x 2、有線LAN x 2、カードスロット
サイズ136 x 121 x 39mm
OSWindows 11 Pro

 

▲▼前面にAlt モード / PDに対応のUSB Type-Cを搭載しています。下の画像に記載のとおり、モニターが出力 45W以上のPDに対応している場合、ケーブル1本で UN305に給電しつつの映像出力に対応しています。実機で安定動作することを確認していますが、極めて便利な機能です。

 

▼デザインがよく、質感の高いボディですが、デメリットとしては 2.5インチ SATA SSDの増設、あるいは 2280 M.2 SATA SSDを換装する場合、マザーボードを取り外す必要があること。

 

実機のシステム情報

続いて、実機から抽出のシステム情報を掲載します。

 

▼Windows 11のシステム情報から抽出。もちろん、仕様どおりにCPUは Alder Lake-N Core i3-N305、メモリは16GB、OSはWindows 11 Proです。

 

HWiNFO、Windows PCのデバイス詳細情報やCPU温度など、導入必須のフリーソフトの概要。投稿数15,000越えのフォーラムも充実

以降の画像は上の記事にて紹介のフリーソフト「HWiNFO」から抽出しています。

 

▼システムの概要(クリックで拡大できます)。本製品で唯一とも言える惜しい事項は、ストレージはSATA SSDとなり、PCIe 接続に対応していないこと。

 

▼CPUの情報。8コア8スレッド、10nmプロセス、TDPは15W

 

▼メモリはオンボードですが、レビュー機は LPDDR5の16GB、デュアルチャネルでの動作です。

 

▼512GBのSATA SSDは KINGSTONE製。

 

開封、外観

開封、付属品、外観について記載します。以前、MINISFORUMから以下の記事で実機レビューの、Core i3-1005G1を搭載する「X35G」が販売されていましたが、「UN305 / UN100」は同じ筐体を採用しています。

当時としては上位機に採用されていた筐体でもあり、金属製ボディで質感は かなり高いです。

MINISFORUM X35G 実機レビュー、Core i3-1005G1に高品質ボディと静音性で人気となる予感。Amazonでも販売に

ミニPC MINSFORUM X35Gに2.5インチ SSDとM.2 SATA SSDを増設。PCIe SSDとのトリプル構成に

 

開封、付属品

 

▼これまで、MINISFORUMのミニPCを複数製品 レビューしてきましたが、これまでのデザインとは異なる外箱です。中央に本製品の筐体と共通のロゴがあります。

 

▲▼最近のMINISFORUMのミニPCには、説明書に加え「初期セットアップのしおり」が付属しています。海外製のPCでは Windowsの英語版がプレインストールされていますが、初期設定で日本語を選択した場合にも、初期設定後のキーボードは英語キーボードとなっています。

英語キーボードの場合には、@など キーの印字と異なる文字が反映となり、これを初期不良と勘違いされる方が多いため、キーボードのレイアウト変更を明記した「初期セットアップのしおり」が付属しているものと思います。

海外販売をメインとしたミニPCなどは、英語キーボードが初期設定されています。日本語キーボードを使用する場合には、以下の手順によりキーボードのレイアウトを変更する必要があります。
Windows 11、英語キーボードから日本語キーボードに設定を変更する方法
Windows 10 / Windows 11ともに、わかりにくい設定の一つとして 使用しているキーボードの変更があります。初期設定が英語キーボードとなっており 日本語キーボードを接続した場合には、設定画面で日本語キーボードのレイアウトへの

 

▼本体は厚いクッションに収納されています。

 

▼傷つき防止のフィルムに収納されています。

 

▼裏側より。

 

▼金属製ボディにグレイのシックな塗装と、質感の高い本体です。

 

▼説明書以外の付属品は、ACアダプター、HDMI ケーブル、VESA ブラケット。

 

▼ACアダプターのコンパクトさがわかるよう、マウスを並べて撮影しました。

 

▼ACアダプターの仕様です。

 

▼説明書と前述の初期設定のしおり。説明書は日本語を含む多言語構成です。

 

外観

 

▼前面は左から電源ボタン、USB Alt / PD対応のUSB Type-C、USB-A x 2、マイク。後述していますが、USB Type-Cでは、PD対応のモニターのケーブルの接続で、UN305への給電、映像出力できることを確認済です。

▲▼以下の写真のとおり、電源ボタンは電源オン時にブルーに点灯します。

 

▼背面は、USB-A x 2、有線LAN x 2、HDMI x 2、ケンジントンロック、電源端子。

 

▼左サイドは、通風口にSDカードスロットとイヤホンジャックが組み込まれています。

 

▼右サイドは通風口のみです。内部の熱は、こちらから排出されますが、CPU温度がやや高くなることもあり、開口部はもう少し大きいとよかったとも思います。開口部はヒートシンクの厚みに合わせていると思われ、デザイン面ではよいのですが。

 

▼あらためての全体像です。前述のとおり、「MINISFORUM X35G 実機レビュー、Core i3-1005G1に高品質ボディと静音性で人気となる予感。Amazonでも販売に」の2020年10月の記事で実機レビュー・現在は販売されていない「X35G」と同じボディであり、筐体の設計としては古いものですが、今でも新鮮さを感じる、デザイン性・質感の高いボディです。エッジの丸みなど、Mac miniを小型化したイメージも漂います。

 

▲▼写真では読み取れませんが、MINISFORUMのロゴは立体感のあるもの。

 

▼中央のロゴはフラットとなり、透明樹脂で覆われたログが組み込まれたような仕様です。

 

▼底板の取り外しは、4個のゴム足を外し露出するネジ4個を外して行います。

 

他のミニPCとの比較

簡易的に、以下のミニPCと並べて撮影、サイズ感などを比較してみました。

Beelink EQ12 実機レビュー、Alder Lake N100 / DDR5 16GB / PCIe 500GB SSDで 約32千円とコスパ度最強。Core i7-8565Uと同水準のベンチスコア

 

▼CPUにAlder Lake-N N100を搭載する「Beelink EQ12」との比較。ミニPCとしては一般的なサイズの「UN305」に対して、「EQ12」はコンパクトであることも特徴としています。デザイン・質感の高さは、「UN305」が優れています。

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