MINISFORUMから発売のミニPC「CR50」。淡いブルーで丸みを帯びた新たなボディを採用し、デスクトップ向けのCPU AMD 4700Sと、外付けのGPU Radeon RX 550を搭載することが大きな特徴です。メモリ 16GBはオンボードとなりますが、MINISFORUMのミニPCらしく、Cooling Fanなどの内部の構成も万全のように見受けられる一方、惜しいのはSSDがNVMe 対応のPCIe M.2 SSDではなく、2.5インチのSATAとなること。
MINISFORUM CR50のスペック
8コア16スレッドのCPU「AMD 4700S」と、外付けのGPU「Radeon RX 550」を搭載しているものの、2.5インチのSATA SSDとなることがアンバランスのように感じます。ハイエンドなCPUとGPUにあわせて、高速なPCIe SSDだとよかったのですが。
| CPU | AMD 4700S、8コア16スレッド、最大 4.0GHz |
| GPU | AMD Radeon RX 550 |
| メモリ | 16GB DDR6、オンボード |
| ストレージ | 2.5インチ SATA SSD 256GB or 512GB |
| WiFi | 未確認 |
| Bluetooth | 未確認 |
| ポート類 | USB 3.2 x 4、USB 2.0 x 4、HDMI 、DVI-D、有線LAN |
| サイズ | 338 x 246 x 129mm |
| OS | Windows 10 Pro |
▲▼Geekbench 5のCPUベンチマークスコアは、Single-Core 1006、Multi-Core 8483。
Single-Coreのスコアは以下の インテル 第8世代の Core i5-8259U相当（MINISFORUM U820 実機レビュー、Core i5-8259U / PCIe SSDの快速仕様に 2.5インチ SSD 2基を簡単に増設可能。静音でバランスのよいミニPC）となり、それほどではないのですが（快適に動作することに間違いはありません）、Multi-Coreのスコアは圧倒的。ゲーミングにも適したミニPCです。
▲こちらの画像から読み取れる事項は以下です。
- やはり残念なことは、SSDがNVMe対応のM.2 PCIe SSDではなく、2.5インチのSATA SSDとなり、しかも増設できないこと。PCIe vs SATA SSDでは Windowsの起動時間の相違が体感できるために、ここはPCIe SSDとして欲しかったところ。
- Cooling Fanはマザーボードを挟み込み、2つ装備されています。冷却対応も万全ですが、GPUも含めて 3つのファンの音量が気になります。それぞれの音量は大きくないと思いますが。
- 控えめな淡いブルーのボディ色には好感が持てます。イメージ画像を見る限りでは、おそらくはアルミ製。
▼こちらがマザーボードを挟んで装備の2つのファン。ヒートシンク・パイプも立派な構成。
MINISFORUM CR50の外観と機能
ストレージが 2.5インチ SSDとなること以外に、機能とても以下の惜しいところがあります。
- 映像出力は HDMIとDVI-Dとなり、DisplayPortとUSB Type-Cは未装備。今となっては、DVI-D装備のモニターは多くありません。
- 前面にUSBポートがないのですが、USBドングルを多用する私としてはやや不便。
▼淡いブルーに丸みを帯びたボディは好感が持てます。見出し下の画像も含めて、多数の通風孔があり、3つのファンとあわせて冷却対応は万全です。
USBポートは8個と豊富ですが、前面にも欲しかったところです。また、HDMI x 2、HDMI + DPではなく、HDMI + DVI-DのミニPCとしては珍しい仕様です。
まとめ
デスクトップ向けのCPU AMD 4700Sと、外付けのGPU Radeon RX 550を搭載するハイエンドな仕様に、淡いブルーの好感を持てるボディを採用する「CR50」。その一方で、繰り返しの記載ですが、ストレージは 2.5インチ SATA SSDとなることに、SSDを増設できないことが惜しい。
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