2023年4月23日現在、CPUを換装可能、外付けGPUを増設可能なPC「MINISFORUM B550」が、スペック・機能アップし「B550 Pro」としてリリース予定です。
AMD B550 チップセットのマザーボードを搭載し、Ryzen 5000 シリーズのCPUおよびAPU(最大 5800X)をサポート。また、拡張ドックも大幅に増強されています。また、従来版のB550で外付けGPUを搭載する場合には、別途 電源を確保する必要がありましたが、B550 Proでは拡張ドック内に電源が組み込まれています。
引用元
MINISFORUM 公式ブログ、B550 Pro-Expand your abilities with A Full AM4 desktop socket.
MINISFORUM B550 Proのスペック
「B550 Pro」の基本となるスペック(拡張ドックを除く)は以下です。なお、詳細スペックは公開されていないため、後日変更となることがあります。
CPU | Ryzen 5000 シリーズのCPUおよびAPU、最大 Ryzen 7 5800X |
GPU | Radeon グラフィックス |
メモリ | DDR4-3200、最大 64GB |
ストレージ | PCIe 4.0、PCIe 3.0、SATA SSD / HDD |
WiFi | WIFI 6 |
Bluetooth | 5.2 |
ポート類 | USB A 3.2 x 6、USB 2.0、USB Type-C Alt モード対応、HDMI 、DisplayPort、有線LAN |
サイズ | 未確認 |
OS | Windows 10 or 11 |
その他 | 拡張ドックと拡張電源ケーブルが付属。外部電源により、外部GPUの利用可能 |
搭載可能なCPUは「Ryzen 5000 シリーズ、最大 Ryzen 7 5800X」との記載と、従来版のB550の仕様から読み取れる事項は以下です。
- 従来版のB550では、TDP 65W以下のAM4ソケット Ryzen 4000/5000シリーズCPUをサポート(5950X / 5900X / 5800Xはサポート外)
- B550 Proでは、TDP 105WのRyzen 7 5800Xまでをサポート。実質、5800Xのみが換装可能なCPUに追加となっています。
▲▼上の画像は「B550 Pro」、下の画像は「B550 従来モデル」のポート類です。映像出力は、従来版のHDMI x 2 / DisplayPortから、HDMI / Display Port / USB Type-C Alt モードに変更となっています。また、USB Aは3個も追加となりました。
電源組み込みの拡張ドック
上の2つの画像は「B550 Pro」、下の画像は「B550」の拡張ドックを取り付けた際のものですが、以下のとおり仕様とデザインが大きく異なっています。一体感が増し、電源を別途用意する必要のないことが大きなポイント。
- 「B550 Pro」では拡張ドックに電源が組み込まれています。「B550」のように別途確保する必要はなくなりました。
- 「B550 Pro」は、PCIe 3.0 x 16スロット、長さ300mmの外付けGPUに対応。
- 「B550 Pro 本体」と「拡張ドック」の合体により、縦置きのコンパクトデスクトップのような、一体感のあるPCとなります。上の2つめの画像から判断すると、本体の電源・ポート類は上側にあります。
▼こちらは従来版のB550の拡張ドック
▲本体を収納するバッグも付属しています。
換装可能なCPUの拡大(Ryzen 7 5800X)、ポート類の増加(USB Type-C Alt モード、USB-A x 3個増加)、電源組み込みの本体と一体感のある拡張ドックと、ますます魅力の高まった「B550 Pro」。4月23日時点ではリリース予定となり、公式ストアにはラインナップされていませんが、今後の続報・販売が待たれます。
引用元
MINISFORUM 公式ブログ、B550 Pro-Expand your abilities with A Full AM4 desktop socket.
MINISFORUM 公式ストア(4/23現在、B550 Proは未搭載)