MacBook Pro 17、2nd SSDからWindows 11が起動。課題はあるもの、動作は概ね安定 | Win And I net

広告 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

MacBook Pro 17、2nd SSDからWindows 11が起動。課題はあるもの、動作は概ね安定

MacBook Pro 17インチ Mid 2010をデュアル SSD化し、なんとかWindows 11とmacOS High Sierraのデュアルブート可能となりました。本来であれば、macOS側のSSDのパーティションを設定し、Windowsをインストール・Boot Campよりダウンロードの各種ドライバーを導入すると機能するはずですが、この手法では挫折。一般的ではない方法でのデュアルブートとしており、課題もあるためにおすすめではなく、私の備忘録・参考情報として記載するものです。

Windowsのインストール、失敗事例

通常のBoot Camapでは、Windows 10 / 11をインストールできない MacBook Pro 17インチ Mid 2010と iMac 27インチ Mid 2010にて、以下による手法で Windows 10のインストールを試みるも失敗。

  1. macOS側のSSDのパーティションを設定し、Windowsをインストール・Boot Campよりダウンロードの各種ドライバーを導入を何度も試してみましたが挫折。 MacBook Pro 17インチ Mid 2010では Windowsのインストール過程の再起動した状態でフリーズ(何度行っても同じ状態)。 iMac 27インチ Mid 2010では、Windowsのインストール・ドライバー導入・何度かの機動はできたものの、その後 起動エラー(自動修復、「No bootable device-insert boot disk and press any key」などのエラー)。
  2. 以下の記事で掲載・作成の外部ストレージ起動ディスクを MacBook Pro 17インチ Mid 2010でカスタマイズした 2nd SSDに導入するも、Windows 10ではBoot Campからダウンロードのドライバーを導入・再起動時にフリーズ。Windows 11では課題はあるも成功。

 

▼上記1と関連し、単一ドライブのパーティション設定・2nd SSDともに、Windows 10のインストールの途中まではできるのですが、自動で再起動したところでフリーズ。何度も同じ現象となり、諦めました。

▼上記2のWindows 起動の外部ストレージの記事はこちら。結局は、Windows 11 Proが起動する外部ストレージを、MacBook Pro 17インチ Mid 2010に内蔵することにより、Windows 11 Proが無事起動・

フリーソフト「Rufus」による、外付けSSD Windows 起動ドライブの作成方法。インテル Macでの動作も確認
フリーソフト「Rufus(ルーファス)」を利用し、外付けSSDのWindows 起動ドライブを作成しましたので、その手順を記載します。Rufusの「Windows to Go」を利用したものですが、他の有料ソフトと比較するとシンプルな画...

2nd SSDでのWindow 11が起動。課題はあるも常用可能

試行錯誤したうえで、ようやく2nd SSDからWindows 11 Proが起動し、以下の課題はあるものの(このため、おすすめはしません)、その他は安定動作しています。

以下の課題は、Boot Camp アシスタント経由で導入の各種ドライバーが上手く適用できていないように思います。

  1. ディスプレイのドライバーを導入も、再起動の都度 ドライバーを認識しない。このため、解像度が 1680 x 1050で固定となる。ただし、私にとっては程よいサイズとなり、大きな影響はありません。
  2. サウンドのドライバーにエラーはないものの、内蔵スピーカーから音声出力できない。
  3. Macのキーボードの「英数」「かな」が正しく機能しない。このため、IMEのプロパティにて Macの「英数」「かな」にIME オン・オフを割り当てて使用しています。

 

▼以下の記事で作成・検証の外部ストレージに導入したSSDを MacBook Pro 17インチ Mid 2010でカスタマイズした2nd SSDに取り付け、Windows 11 Proを使用しています。

フリーソフト「Rufus」による、外付けSSD Windows 起動ドライブの作成方法。インテル Macでの動作も確認
フリーソフト「Rufus(ルーファス)」を利用し、外付けSSDのWindows 起動ドライブを作成しましたので、その手順を記載します。Rufusの「Windows to Go」を利用したものですが、他の有料ソフトと比較するとシンプルな画...
インテル MacでWindows 11、USB接続の外付けSSDでの起動と動作を確認してみた
旧型 iMac 21.5インチ 4K Late 2015の遅いHDDからSSDへの換装が億劫なため、外付けSSDからmacOSを起動し使用しています。先日、同じく外付けSSDからWindows 10が動作の記事を投稿しましたが、同手法で...

 

▼ MacBook Pro 17インチ Mid 2010の2nd SSD導入の記事はこちら。

MacBook Pro 17インチ、マルチドライブを取り外し Dual SSD化した手順
今さらながらの記事ですが、中古で購入のMacBook Pro 17インチ Mid 2010のマルチドライブを取り外し、セカンドHDDアダプターを装着。先日、取り付けたSSDとあわせて、デュアル SSD化しましたので、取付のプロセスとセカ...

MacBook Pro 17インチでの Win 11のベンチスコア、使用感

MacBook Pro 17インチ Mid 2010のWindows 11 Pro 側でのシステム情報、および使用感を記載します。上記のとおり、サウンドなどの課題はありますが、起動は安定しており、レスポンス面では macOS側と同水準です。

システム情報とベンチマークスコア

 

▲▼Mac側とWindows側のシステム情報。もちろん、CPUやメモリの基本情報は同じです。

 

▼Geekbench 5のCPU ベンチマークスコア。上はWindows 11 Pro、下はmacOSですが、同水準のスコアです。

 

▼こちらはWindows 11 Proを運用の 2nd SSDのスコア。MacBook Pro 17インチ Mid 2010は SATA Ⅱでの接続となるため、SATA Ⅲの半分程度のスコアです。

使用感

前述のとおり、サウンドなどの課題はあるものの、体感レスポンス、その他の使用感は Mac側と大きく変わりません。

  • Boot Camp全般の事項ですが、使い慣れたMacBookのキーボードで Windowsをタイピングできることは大きなメリット。
  • 私がBoot Campを導入したMacでは、Windows側はmacOSよりも CPU温度が高温になることが多いのですが、 MacBook Pro 17インチ Mid 2010では その現象もなく快適です。
  • macOS側と同様ですが、中古で購入した MacBook Pro 17インチ Mid 2010は 非光沢パネルであり、文字が淡く、視認性としてはイマイチ。また、ディスプレイの明るさは十分であるものの、視野角がやや狭く、斜めから見ると色の変化が大きめ。
  • 体感レスポンスとしては、モバイル向けのCeleronである Gemini Lake N4100とJasper Lake N5100の中間あたり。当記事は  MacBook Pro 17インチ Mid 2010のWindows側で編集していますが、記事の編集程度では遅さを感じないレスポンスです。

まとめ

MacBook Pro 17インチ Mid 2010と iMac 27インチ Mid 2010の古いMacへの Boot Campによる Winodws 10 / 11の導入に、かなりの時間を費やしましたが、ことごとく失敗。他サイトの記事を参照しても、エラーとなる事例の多いBoot Campです。課題はあるものの、唯一 安定動作しているのが今回の手法です。サウンドが機能しないなど、おすすめできるものではありませんが、私の備忘録・参考程度に記載しました。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました