玄人志向 M.2 NVMe / SATA SSD ケースのレビュー。速度を大きく損なわず、macOS 外付けドライブとしての起動も確認

PCIe SSDのOS クローン用、また、macOSのUSB ブート用として、「玄人志向 M.2 NVMe SSD ケース」を購入しましたのでレビューします。PCIe SSDとSATA SSDの双方に対応し、ヒートシンク形状のアルミ製ボディの製品です。PC内蔵のM.2 ポートへの接続時のベンチスコアには敵わないものの、程々の速度となり、macOSの外付けSSD / USB ブートとしても利用できています。

ただし、複数のPCIe SSDを接続して確認したところ、相性によるものか、速度が40MB/sで頭打ちとなる事例もありました。

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購入した「玄人志向 M.2 NVMe SSD ケース」

購入したケースは「玄人志向 M.2 NVMe SSD ケース」。同種のケースは多々ありますが、私が同製品を購入したポイントは以下です。

  • SATA / PCIe (NVMe)の双方に対応
  • 2280 / 2260 / 2242 / 2230 サイズのM.2 SSDに対応
  • ボディがアルミ製、かつ、ヒートシンクを兼ねている
  • USB Type-C / USB-Aの双方に対応
  • 「玄人志向」の製品(OEM)でユーザーが多く、もしもの際も安心。かつ、他の中国ブランドの製品と比較しても安価

 

▼2022年9月23日時点のAmazon 価格は 2,682円

 

▼USB-C 40Gbpsのバージョンもありますが、17,587円と高価なために購入見送り。

外観、SSDの取付

続いて、外観とM.2 SSDの取付について記載します。対応OSは Windows 10 / 8.1と外箱に記載されていますが、Windows 11 / macOSでも使用できています。

 

▼本体と比較すると 大きな外箱・内箱に収納されています。

 

▼付属品一式。左から、接続ケーブル 2本(USB Type-C、USB Type-A)、専用ドライバー、熱伝導シート、マニュアル、SSD固定用ネジ

 

▼2280 / 2242 / 2230のサイズのM.2 SSDを並べて撮影。2,682円の価格としては、質感・塗装ともにわるくものの、「玄人志向」と「モデル名」表記が気になります。

 

▼USB Type-Cの接続部分側より。ヒートシンクの高さは、目測では 2.5mmほど

 

▼反対側の小さな穴は、接続時にブルーに点灯するLED インジケータ。

 

▼ケースの蓋・本体ともにアルミ製です。

▲▼なお、外蓋・SSDの固定用ネジともに「T4」もしくは「T5」(双方とも使えました)。以下のようなドライバーセットをお持ちの場合にはよいのですが、特殊なネジ・ドライバーのため、付属のものをなくさないように注意が必要です。

 

▼SSD取付と反対側の基盤

 

▼SSD取付側。2280 / 2260 / 2242 / 2230 サイズのM.2 SSDに対応していることも特徴の一つですが、当然ながらも、サイズに合わせたネジ穴があります。

 

▼SSD固定用金具(中央右のゴールドの部分)を挟んで取り付けます。

 

▼ネジは裏側から締めます。

 

▼本来、熱伝導シートはSSD側に取り付けるのですが、私は頻繁にSSDを取り替えることになるため、ケース側に取り付けました。ただし、粘着力が弱いため(SSDにくっ付いて剥がれるため)に 通常の取り付けでOKでした。

ベンチマークスコア

手元にある数製品のPCIe SSDのベンチマークスコアを記載します。いづれも PCIe 4.0の高速なSSDではなく、PCのM.2 ポートへの接続時には 1000MB/s程度のSSDです。

SK hynix 2230 PCIe SSD、Macでの計測

製品としては販売数の少ない 2230サイズのPCIe SSDです。Surfaceなどで、このサイズのSSDを使用している事例があります。

 

▼iMac 21.5 4K 2015モデルでの、USB 3.0での接続。SATA SSDに少し劣る程度のスコアです。

 

▼M1 MacBook Airでの計測。Write側が控えめですが、この程度ならOKです。

KINGSTON PCIe SSD、Windowsでの計測

私は複数のミニPC、ノートPCでPCIe SSDを使用していますが、取り外すのが面倒だったため、簡単に取り外し可能な、以下の「MINISFORUM U820」に搭載の「KINGSTON OM8PDP3256B-A01」にて計測しました。

MINISFORUM U820 実機レビュー、Core i5-8259U / PCIe SSDの快速仕様に 2.5インチ SSD 2基を簡単に増設可能。静音でバランスのよいミニPC
エントリークラスからハイエンドまで、多くのミニPCを展開する「MINISFORUM」。同社より最近リリースされた製品が、第10世代のCore i5-10210Uを搭載する「U850」と、第8世代のCore i5-8259Uを搭載する...

 

▼上は「MINISFORUM U820」の実機、下は「玄人志向 M.2 NVMe SSD ケース」での計測。Readは半分未満のスコアですが、玄人志向の公開値が 1,026MB/sでもあり、妥当なスコアでしょう。

相性? 40MB/sで頭打ちになることも

上記で記載の2230サイズのSSD、以下のKingSpec PCIe SSDの場合、40MB/sで頭打ちとなることが何度かありました。Windows PCでの現象ですが、Amazon レビューに同様のコメントもあり、相性の課題があるのでしょうか?(詳細は未確認)。

 

PCを変更しても、ケーブルを変更しても 40MB/sで頭打ちとなることもあれば、通常のスコアとなることもあります。Macではこのような現象がなく、私の場合には Windows PCのみです。

Macの外付けSSDとしての macOS 起動

上記の「SK hynix 2230 PCIe SSD」にmacOS Montereyをインストールし、iMac 21.5インチ 4K 2015の外付けSSDとして起動ドライブ化し運用していますが、現在のところ 安定動作しています。電源オフからの再起動、スリープからの復帰も問題ありません。

 

▼PCIe SSDですが高速な製品でもないため、ベンチスコアはPC内蔵のSATA 未満。2つめの画像は、同じく iMac21.5インチ 4K 2015での SATA SSDを外付けドライブとして使用した際のスコア。PCIe vs SATAの相違から、SATAよりも良いスコアですが、体感的には同程度です。

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その他の使用感、まとめ

上で記載の事項・その他の使用感も含めて、使用感のポイントは以下となりますが、ケース内部のがたつきもなく、PCIe / SATAの双方で使用可能、全サイズのM.2 SSDに対応、アルミ製ケース全体での冷却を踏まえると おすすめできる製品です。

  • 発熱の少ないSSDの場合にも、ケース全体がやや熱い(冷却効果の裏返しです)。
  • USB ケーブルが短く、取り回しが不便。
  • ベンチマークスコアは想像以上によい。ただし、40MB/sで頭打ちとなる事例もあり。
  • 質感・塗装は、この価格としてはよい部類。
  • Windows 11、macOS、macOSの外付けドライブとしての起動も確認済。

 

▼2022年9月23日時点のAmazon 価格は 2,682円

 

玄人志向のケースは、macOSの外付けSSD ブート用として利用していますが、Windows用に以下のInateckのケースを購入しました。
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