KOSPET Rock 実機レビュー、30ドル台と安価ながらも機能充実、アプリ連携に優れたスマートウォッチ | Win And I net

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KOSPET Rock 実機レビュー、30ドル台と安価ながらも機能充実、アプリ連携に優れたスマートウォッチ

今回レポートするのは、2021年4月12日時点では日本で販売されていないスマートウォッチ「KOSPET Rock」の実機レビューです。海外通販サイトでは30ドル台で販売の安価な製品ですが、外観の質感やディスプレイの解像度は価格なりであるものの、バッテリー持ちもよく、アプリ「Da Fit」との連携も含めた使い勝手のよさは、かなり優れています。

このため、初めてのスマートウォッチでお試し用に安価な製品を求めている方、Amazfitなどのミドルレンジクラスの製品をお使いの方のサブ機としても、十分に活躍します。

レビューする製品はこちら

Kospet Rock (海外通販サイト Colorsmap)

KOSPET Rockの特徴

「Rock」のネーミングからも、タフネスなスマートウォッチであることは明らかですが、上の画像のとおり、-40℃の耐寒、55℃の耐熱、360°全方位の防塵に対応しています。

スクリーン1.69 インチ, タッチパネル、解像度 240 x 280
ChipnRF52840
RAM、ROM64KB、128M
対応OSAndroid 5.1以上、iOS 10.0以上
Bluetooth5.0
GPS未装備
バッテリー350mAh (通常利用で2週間のバッテリー持ち)
サイズ(以下の画像を参照)
アプリDa Fit
その他日本語対応、3ATMの防水機能、20のスポーツモードに対応

 

30ドル台の安価な製品ですが、100ドル台のAmazfitやHuaweiの製品と比較すると、以下などでコストカットしています。ただし、GPSを未装備であること以外の機能は充実し、本体・スマホアプリともに日本語に対応しています。

  • スクリーンはAMOLED(有機EL)パネルではなく、通常のTFTパネル。
  • GPSは未装備、防水機能は3ATM(洗顔時の水滴やにわか雨などの日常生活に耐えうる防水)どまり。
  • 解像度は240 x 280と低く、480 x 480などの高解像度の製品と比較すると、一見して文字の粗さがわかります。

 

▼バッテリー容量は350mAhと、それほど大容量ではありませんが、通常利用で14日、スタンバイで50日のバッテリー持ちとあります。私の10日ほどの使用範囲では、通常の時計と歩数計、SNS通知の使用では余裕で14日以上は持ちます。

 

▼他のスマートウォッチと同様に、スマホとのBluetooth連携により SNSなどの各種通知に対応しています。通知にタイムラグはなく、スマホへの通知と同時に連携されます。

 

▼(しつこいほどに繰り返しますが)30ドル台の安価な製品ですが、血中酸素濃度・血圧の測定、睡眠計に対応しています。

 

▼タフネスタイプであるために、やや大柄で厚みがありますが、装着してみると小柄で腕も細い私にも違和感はありません。

KOSPET Rockの外観

外観に一部の使用感を含めて記載します。樹脂製であることがすぐにわかる外観ですが、機能とアプリ連携による使い勝手のよさを含めると、この価格帯としては十分です。

 

▼価格の割にはしっかりとした外箱です(表面にはバーコードがあるため、上下逆で撮影)。

 

▼本体と比較すると大きな外箱・内箱。

 

▼付属品は保証書に説明書(全て英語)、充電ケーブルに保護フィルム。保護フィルムは本体に貼り付け済のものを含め、2枚付属しています。

 

▼樹脂製の本体ですが、バンドも含めて質感は価格なり、あるいは機能も含めると価格よりやや上とも言える質感。

▲バンドは一部のみの掲載ですが、装着感もわるくありません。

 

▼カラーのイラストが多用された、わかりやすい説明書。操作はスマホとの連携が多く、本体の画面遷移もわかりやすいため、スマホアプリを参照するのみでも十分です。

 

▼コンパクトな充電部分。円形の大きな充電台が付属する製品も多いなか、このコンパクトさには好感が持てます。

 

▼背面はフラットであるためか、ディスプレイ面よりも質感高く見えます。

 

▼ケーブルとはマグネット接続ですが、位置合わせも含めて しっかりと固定できます。

 

▼本体の操作ボタンは2つですが、上(右)はディスプレイの点灯、下は戻るボタン。

▲ベゼル部分の一部にでも金属を使用していると、質感がグッとアップしたように思います。

 

▼ディスプレイの可視部は数mm狭くなっています(多くのスマートウォッチと同様です)。

 

▼デフォルトの一つの画面を表示。視野角も広いうえに太陽光のもとでの視認性も十分です。ただし、有機ELパネルではなく、コントラストは上位機よりも劣ります。

▲この角度で見ても色の変化は大きくなく、視野角の広さは良好。

 

▼他のアナログ的な文字盤に変更して撮影。KOSPET Rockの特徴の一つが、アプリ「Da Fit」での文字盤の変更操作から、本体への反映が速いこと。ほぼ瞬間的に切り替わります。

 

▼こちらは各種計測、アラームなどのメニュー画面。全般的に言えることですが、各種画面の遷移のレスポンスは、上位機と比較するとモッサリ感があります。

 

▼歩数計とメール通知の画面ですが、解像度が粗いことがわかります。ただし、解像度の低いために、文字が大きく読みやすい。

KOSPET ROCKの使用感、アプリ「Da Fit」との連携

外観としては樹脂製の質感、解像度も粗い(価格なり)本製品ですが、アプリ「Da Fit」の連携による使い勝手はかなり良好です。以下の記事でレビューのKOSPETのフルAndroidのスマートウォッチ「Prime」では、本体はよくともアプリとの連携がダメダメですが、「Da Fit」は「Rock」の機能を十分に活かせるアプリです。

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スポーツモード、スマホを探す、睡眠計などの一部の機能を試していませんが、本体とアプリの使用感は以下となります。

  • 大きな特徴はアプリ「Da Fit」との連携が優れていること。当然のようですが、連携で苦労する製品・アプリもあり、重要な要素です。
  • 連携が優れていることの事例としては、血圧測定などのスマホからの操作、各種通知の確実な連携、文字盤変更の反応が速いことなど。
  • アプリとの連携が速い一方、本体の画面遷移のレスポンスはややモッサリ。100ドル台の上位機と比較すると、iPhone XSとiPhone 6のレスポンスの相違程度はありそうです。
  • 価格とのトレードオフですが、ディスプレイの解像度が低く、文字などが粗い。
  • こちらもコストカットの影響ですが、上位機との比較ではディスプレイの鮮やかさに欠け、コントラストも不足気味。ただし、この価格では十分なもの。
  • バッテリーは、公表値の「通常利用で14日」以上は持ちそう。時計としての利用、歩数計、スマホからの各種通知の連携の場合、1日で3~4%程度のバッテリー消費。
  • スマホアプリ「Da Fit」は、Amazfit / Huaweiなどの大手以外のものとしてはかなり優秀。健康管理機能の履歴などをより詳細に表示したいなどの要望はあるものの、この価格帯のスマートウォッチのアプリとしては よくできています。

 

▼KOSPET Rockで使用するアプリ「Da Fit」はこちら。私は iPhone 12 Pro Maxにて使用しています。

Da Fit

Da Fit
開発元:yi xu
無料
posted withアプリーチ

 

以下では、実際に使用している「Da Fit」の画面(2画面を結合して表示)に基づく、使用感の補足です。

 

▼左画面の左上のバッテリー残量表示、中央やや上にスマホへの連携の設定メニューがあります。

▲右側は文字盤の選択画面ですが、プレ表示された文字盤以外にもダウンロードすることができます。上で記載しましたが、以下のAmazfit GTR 47MMとの比較で驚くことは、スマホでの文字盤の選択から Kospet Rockへの反映が速いこと。選択して文字盤を見ると 既に反映しています。

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▼左はスマホからの各種通知の制御設定。Gmailなど、ラインナップにないものは「その他」をオンにします。

▲右側は「その他の設定」。「腕ふり起動」は、腕を上げての画面点灯ですが、上位機と比較すると画面点灯がワンテンポ遅れます。

 

▼左は心拍数、血圧、血中酸素などのサマリー画面。スクショを掲載していませんが、スマホのタッチで計測することができます。私は自分の心拍数や血圧に疎いため、どれほど正確かは不明。

▲右は歩数計のみの管理画面(その他の計測も個別の管理画面があります)。Amazfit GTR 47MMでの計測値と大差なく、それなりの精度で計測されているようです。

まとめ

製品を受領するまで、正直なところでは、安価な製品であるために大きく期待していなかったのですが、質感とディスプレイの解像度、レスポンスは価格相応、あるいは価格よりやや優位であるものの、アプリ「Da Fit」との連携が優れています。アプリとの連携により、本体の機能を十分に活かすことができます。

私はこの一週間、メインのAmazfit GTR 47MMに替えて使用していましたが、GPS未搭載であること以外は、機能的にも大きく劣るものではありません(質感やディスプレイの解像度など、価格に直結する部分は除く)。この意味でも、初めてのスマートウォッチのお試し用・入門用としても向いています。

 

▼海外通販サイト「Colorsmap」では、クーポン「KOSPETROCK」の利用により 32.99ドルで販売中。

Kospet Rock (海外通販サイト Colorsmap)

コメント

  1. いーさん より:

    質問です。
    当方iPhoneSE2を使っていますが、LINEの通知は届きますでしょうか?何個かスマートウォッチを買いましたが何故かLINEの通知が設定できずにあれこれ買い替えています。

    • kenken より:

      ご連絡遅くなりました。iPhone 12 Pro Maxであらためて確認しましたが、LINEの通知もスマホから即連携されます。スタンプは表示されませんが、テキストは日本語で表示されています。
      私の場合、その他のスマートウォッチも、LINEも含めて、iPhoneに通知されるものは(おそらく)全てが連携されていますが、LINEの通知ができないのは不思議ですね。

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