ドスパラ、Gemini Lake N4000搭載のStick PC「DG-STK5S」をリリース。デスクトップ代替使用も可能なスペックに進化

ドスパラより、Gemini Lake N4000を搭載するStick PC「DG-STK5S」がリリースされています。かつて、価格.comの「パソコン」ランキングにて1位となっていた記憶もある同社のStick PCであり、また、価格.comでは「スティックPC」のカテゴリーもあるほどです。

私も2016年あたりには同社の「DG-STK3」をテレビに接続し頻繁に利用していたのですが、その進化のほどはいかがなものか。今回はこの「DG-STK5S」の概要を確認してみました。

なお、2019年1月12日時点のドスパラ公式サイトでの通販価格は税別 26,800 円となっています。

 

(画像引用元: ドスパラ販売サイト

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DG-STK5Sのスペック

まずはDG-STK5Sのスペックの確認です。

 

  • OS : Windows 10 Home 64ビット
  • セキュリティ対策 : マカフィー・リブセーフ 12ヶ月 製品版 インストール
  • CPU : Gemini Lake  Celeron N4000、1.10GHz-2.60GHz、2コア・2スレッド
  • GPU : インテル UHDグラフィックス 600
  • メモリ : 4GB LPDDR4
  • ストレージ : 64GB eMMC
  • WiFi : 11 a/b/g/n/ac
  • Bluetooth : 5.0
  • ポート類 : USB3.0、USB Type-C、microSDカードスロット(SDXC)
  • サイズ : 約118(幅)×45(奥行き)×14(高さ)mm 約75g

 

Stick PCのため、ディスプレイはHDMIコード(付属)により、テレビ・PC用ディスプレイに接続しての使用となります。上記スペックに対するコメントは以下。

 

  • かつてのStick PCでは、Atom Z3775 / Z8350あたりを搭載する機種が多く、Z3775の場合にはメモリ 2GBだったのですが、Gemini Lake N4000、メモリ 4GBへ順当にスペックアップしています。
  • CPUはできれば4コアのN4100がよかったのですが、発熱と価格を考慮するとN4000が妥当なところ。
  • このN4000のCINEBENCH R15 ベンチマークスコア(シングルコア)は75と、N4100の72とぼ互角。マルチコアではN4100の137に対しN4100は223となっています。
  • また、私が使用することの多いApollo Lake N3450のCINEBENCH R15 ベンチマークスコア(シングルコア)は47。上記のとおり、N4000の同スコアは75とN3450より優位。私のN3450の使用感から、N4000はWebサイト閲覧・動画視聴・テキスト入力などのライトユースでは十分にサクサクと感じることができるでしょう。
  • ドスパラの販売サイトでは「普段のパソコンと変わらない快適動作」をキャッチフレーズとしていますが、まさにそのとおり。ゲームなどの負荷のかかることを行わない限りは快適に動作します。
  • Atom Z3775のStick PC(DG-STK3)はファンレスでありその発熱が課題でしたが、DG-STK5Sはファン付であり、後述の排熱対策がとられていることにより、別途 冷却対応を行う必要はないでしょう。
  • USB3.0、USB Type-Cと拡張性の問題もありません。

 

▼ CPUにN4000を搭載した事例としては以下があります。参考まで。

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▼ また、Amazonで人気のマウスコンピューター MB11ESVは、N4000よりも下位のN3350を搭載していることからも、ライトユースにおいてはDG-STK5Sのスペックを気にする必要はありません。

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▼ ドスパラでは「毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)」と表現していますが、従来機種の丸形の通気口に比べると開口面積が155%ほど大きくなりつつ、強度も確保しているとか。

▲また、ファンにより冷却効果を高めていますが、私の問題意識はそのファンノイズ。実機を確認しないとわからないのですが、小さなファンの高回転によるファンノイズがどれほどか、気になります。

 

▲▼ ファンレスのDG-STK3では、その冷却対応のために巨大なヒートシンクを利用していたのですが、冷却効果が高そうなDG-STK5Sはヒートシンクの後付けも不要でしょう。

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安くて便利なStick PCですが、ファンレスであるがために、課題としてあげられているのが排熱・冷却対応。夏には熱暴走してしまうかもと不安がよぎります。今回、この冷却・熱対策のため、銅板とアルミヒートシンクを用いて改造してみました。

 

▼ USB 3.0とType-Cポートを備え、Stick PCとしては拡張性も十分

まとめ

Gemini Lake N4000、メモリ 4GBを搭載し、従来機種から正当に進化した「DG-STK5S」。ドスパラからの販売で1年間の製品保証もあり、また、Stick PCのラインナップは多くないため、価格.comでの「スティックPC」カテゴリーでは上位となること間違いなしの製品です。

悩むポイントとしては、税別 26,800 円の価格をどうみるか。携帯用途でなく自宅での使用でコンパクトなデスクトップ代替としては、N4100、メモリ 6GB、SSDを搭載する中国メーカー製のミニPCを購入できる価格帯となります。

 

▼販売元
ドスパラ販売サイト

 

▼悩ましいのは、コスパに優れスペックも優位なミニPCの存在

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