Amazonでは多くのBluetooth イヤホンが販売されていますが、そのなかでもコンパクトであることと、装着時の快適性が特徴となる製品がCOUMI社のBluetooth イヤホン。実際に使用してみると、音質は価格相応(クーポン適用前は3,999円)ながらも装着感はよく、これなら音楽再生はもちろんのこと、社内のSkypeによる会議においても疲れることなく使用できそうです。
レビューする製品はこちら 今回のレビューは、COUMI社より提供いただいた製品に基づくものです。
COUMI Bluettoh イヤホンの特徴
まずは、Amazonの製品紹介から引用の COUMI Bluettoh イヤホンの特徴を記載します。
Bluetooth | 5.0 |
伝送距離 | 10m (障害物のない場合) |
防水対応 | IPX5 |
製品素材 | ポリカーボネート+ ABS |
ユニット | 6.0mm 径ドライバー |
バッテリー容量(単体) | 45 mAh、最大約6時間の音楽再生が可能 |
バッテリー容量(ケース) | 720 mAh、最大約30時間、イヤホンに4回の充電が可能 |
重量 | イヤホン 各4.5g、ケース 44.5g |
その他 | タッチコントロール機能、左右分離型 |
Amazonで販売のBluetooh イヤホンとしては安価な部類の当製品ですが、スペック的にはそつなくまとまっており、標準的な仕様です。
- 同価格帯のイヤホンをいくつか参照していみると、単体でのバッテリー容量が40mAhの製品も多いなか、45mAhとわずかに多くなっています。
- ケースは横幅が狭い一方、高さがあるため、ケースのバッテリー容量は720mAhと標準的。
- 防水では IPS7 (水に浸しても影響がないように保護する)の製品もありますが、IPS5 (噴流に対して保護する性能を示す)でも、イヤホンとしては十分。
- 6.0mm 径のドライバーと、こちらも標準的。
▼他の多くの製品と同様に、音楽再生、通話応答などのタッチコントロールが付いていますが、私が他のイヤホンを使用していて困ってしまうのが、タッチが敏感すぎて誤作動を招くこと。時々、いつの間にか電話をかけていることもあります。COUMI Bluettoh イヤホンの場合は、タッチも敏感すぎずよい感じ。私個人としてはいっそのこと、再生・一時停止のシンプル機能でよいと思っています。
▼多くに製品で「人間工学」とあり言い過ぎ感があるのですが、Amazonでのレビューコメントや冒頭に記載のとおり、装着感がかなりよいことが大きな特徴。
▲Bluetooth イヤホンはケースも含めて、他の製品でもズボンのポケットに収まりますが、当製品に場合には特にコンパクトさが際立ちます。
▼ケースでの充電も含めて、合計30時間の再生が可能。30時間もあれば十分です。
COUMI Bluettoh イヤホンの外観
ホワイト・ブラックと2色展開の製品ですが、私がサンプル提供いただいたのはブラック。本体・ケースともに艶ありのブラックです。
▼中国製のデジギアの場合、肉厚の豪華な外箱の製品もありますが、本製品はシンプルなもの。
▲艶ありブラックの製品のため、ケースには机の木目が映っています。
▼付属品一式。充電用のUSB Type-Cのコード、説明書・保証書類、イヤーピースは本体に装着済のもの以外に2つ付属しています。
▲説明書も読まずに、USBポートを探していたのですが、背面の右側にありました。
▼重さ 4.5gと軽くコンパクトなサイズ。
▲サイズの比較対象として、右は海外通販サイトでスマートウォッチとセット購入した製品。単体では2,000円ほどの製品ですが、COUMIの製品は質感は高く、イヤーピースも小さなもの。また、本体の形状も異なり、これが装着感、装着のしやすさに貢献しています。
▲▼ケースは高さはあるのですが、横幅が狭いために手にすると写真以上にコンパクトなもの。
▲自宅にある製品と並べてみました。どれもズボンのポケットに収まるものですが、COUMIの製品は横幅が狭いことがポイント。手にするとこの横幅によりコンパクトさを実感できます。
▲蓋を開けた状態で他製品と比較。COUMIの製品は収納時も小さくまとまっているのがわかります。
ところで、白いケースのタイガーの形をしたイヤホンですが、Indiegogo サイトでクラウドファンディングを行ってた「Tiger&Rose」です。COUMIの製品が3個ほども購入できる価格で、音質は抜群によいのですが、大きすぎて装着に難があり、また、タッチコントロールが敏感すぎて誤作動を招きます。このため、Tiger&RoseとCOUMIの製品のどちらを常用するかと言えば、後者を選択します。
COUMI Bluettoh イヤホンの使用感
音質としては高音・低音ともにクセがない反面、価格相応と言ったところ。COUMI Bluettoh イヤホンの特徴としては、コンパクトさと装着感のよさにあります。昨今の新型コロナウィルスの影響で、私の会社では Skypeでの打ち合わせが多いのですが、会社ではハウリングして聞き取りにくいPCのスピーカーの替わりとして、コンパクトで装着感のよい当イヤホンを使用すると効果が大きそうです。
Bluetoothでの接続
私は主として iPhone XS Maxに接続して、Amazon Musicの音楽を再生していますが、Bluetoothでの接続は全く問題ありません。
- Bluetoothでの初期接続は即認識。いったん解除してからの再接続も同様。かなり速いものです。
- ケースから本体を取り出した際にも即認識。
- 伝送距離については、ドア2枚を隔てた2階と1階でも問題なし。さすがに壁や冷蔵庫などの障害物があると途切れ途切れ、あるいは再生がストップします。
- Bluetoothでのタッチコントロールをほとんど利用しない私にとっては、本体でのタッチコントロールが敏感でないことも、さりげないメリット。
音質
音質については3,000円台の価格なり。さすがに、1,000~2,000円のイヤホンよりはよいものの、5,000円以上のイヤホンと比べると、高音・低音ともに迫力や音の伸びなどの不足感があります。ただし、音質がよくない訳でもなく、いたって普通であり、音質に疎い私が音楽を聴くには十分。
この意味では上でも記載しましたが、後述の装着感のよさも含めて、会社でのSkype 会議などのビジネスでもピッタリのように思います。また、音質にシャリシャリ感もなく、スマホのボリュームを下げた際の音量も適切であり、英語などの語学学習にも向いてそうです。
装用感と操作感
本製品の最大の特徴となるのが装用感がよいこと。自宅には家族が使用の製品も含めて、Bluetooth イヤホンが6個ありますが、このなかで最も耳にフィットします。
他のイヤホンではイヤーピースを変更してみたり、付け直したり(付け直している最中にタッチコントロールが反応してしまい、勝手に電話をかけていることも)、最初のセッティングで時間がかかるのですが、当製品のシンプルさもあり、そのような状況はありません。
ケースから取り出して即利用できることが、当然のようで当然ではない製品もあるなか、余計な手段もいらないシンプルさはよいものです。
まとめ
音質にクセもなく普通に扱えるCOUMI社のBluettoh イヤホン。大きなメリットは、軽さ、ケースも含めたコンパクトさ、装着感のよさとなり、長時間の利用や、Skypeによる会議などで(イヤホンの調整などの煩わしさがなく)音声に集中する必要がある時になどに向いています。
▼今回レビューした製品はこちら。