Chuwi GT Box 3ヵ月使用後の再レビュー。レスポンスはよいものの、CPUファン音がやや大きめに

Core i3-5005Uを搭載するミニPC「Chuwi GT Box」を利用して、約3ヶ月経過したところで、使用感などの再レビューです。全般的には、サイト記事編集やWebサイト閲覧、エクセルなどは、Gemini Lake クラス以上にサクサクと動作するものの、CPUファンの音量がやや耳障り。このCPUファンさえ静かであれば、より快適に利用できるため、内部の大きな空間を活かし、冷却効果を高めることを検討中。

 

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スペックのおさらい

スペックや特徴については上記の記事に記載していますが、あらためて記載します。

  • CPU: Core-i3-5005U
  • GPU: Intel HD Graphic 5500
  • RAM: 8GB DDR3
  • ストレージ : 256GB SSD、2.5インチ HDD増設可能
  • Wi-Fi :11 a/b/g/n/ac
  • Bluetooth : 4.0
  • ポート類 :  HDMI x 2、USB 2.0 x 2、USB 3.0 x 2、有線LAN
  • サイズ : 17.30(実測 18cm) x 15.80 x 7.30 cm、860g
  • OS : Windows 10 Home

 

Chuwi GT Boxの大きな特徴は以下の二つ。

  • 200ドル前後のミニPCでは、CPUにApollo Lake / Gemini Lakeを搭載することが多いのですが、GT Boxは第5世代と旧世代ながらもApollo Lake / Gemini Lakeよりも優位な Core i3-5005Uを搭載しています。
  • ボディは上位機 HiGameのものを流用し、他のミニPCよりも質感が高く、デザイン的にも優れています。ただし、後述のとおり、このボディを有効利用しているかと言えば、やや疑問。

 

GT Boxの価格は200ドル台半ばとなり、Gemini Lake N4100・メモリ 4GB・SSD 128GBを搭載するミニPCと比較すると、約50ドルほど高くなりますが、上記のスペックと上位機のボディ流用であることを考慮すると、コスパの高さは十分。

 

▼こちらはGeekbench 4のベンチマークスコア。

GT Boxで実測したものではなく、Geekbenchサイトから抽出のものです。画像上はGT Boxに搭載のCore i5-5005U、下は200ドル前後のミニPCで搭載されることの多い Gemini Lake N4100のスコアです。

▲レスポンスの項目でも記載していますが、スコア的にはオフィスソフトなどの普段使いでは Core i5-5005Uが優位である一方(Single-Core)、メディア系は同等もしくはGemini Lake N4100が僅かに優位となっています(Multi-Core)。

外観、機能性

ミニPCでは 12cm x 12cmクラスの小型なものが多いなか、GT Boxは上位機 HiGame のボディを流用しているため、最大幅 約18cmと大柄になっています(Core i7-8709G / Core i5-8305G、Redeon RX Vega Mの冷却を高めるための大型化と推定)。

大柄なために「さぞかし冷却対応も高い」と思いきや、GTBoxでは小さなCPUファンを搭載しており、ファン音がやかましく感じることも多く、大柄なボディを活かしてきれていないように感じます

やや具体的には以下のとおり。

  • 室温 25°前後の室内でのことですので、冬場は異なるかもしれませんが、Webサイト閲覧などの軽作業でもCPUファンの回転数は高め。
  • 下記の画像のとおり、小さなCPUファンでの高回転であり、ファン音はやや耳障りなほどに大きい。
  • さらには、ボディ全体も熱いと言うほどではないのですが、温もりを感じます。

 

▼上の2.5インチ HDDと比較し、CPUファンとヒートシンクが小さいことがわかります。CPUファンはおそらく4cm角だと思いますが、この小さなファンでは風量をかせぐために高回転となり、風切り音が大きくなるのも理解できます。

 

▼内部には大きな空間があるために、より大きなヒートシンクと冷却ファンであれば、やや耳障りなファン音も軽減され、より快適になるのですが。

 

▼ポート類は、HDMI x 2、USB 2.0 x 2、USB 3.0 x 2に有線LANと十分。

▲冷却・通風用のスリットは多数あるのですが、小さなヒートシンクとCPUファンにより、冷却対応が弱く、ファン音が大きいことは残念。

レスポンス

第5世代のCore i3-5005Uにメモリ 8GBを搭載するGTBoxですが、Gemini Lake N4100クラスと比較すると、劇的ではないものの、少なからずレスポンスのよさを感じます。N4100クラスとの比較では、具体的に以下のとおり。

  • サイト記事編集の画像の切り取り・圧縮などの軽作業においても、テンポよく動作します。
  • Webサイトの表示、特に画像が多いサイトの表示は僅かに速い。Atom Z8350クラスと比較すると違いは明らか。
  • Windows 10の更新時の後処理では特にCPU使用率などの負荷が高まり、Gemini Lake N4100クラスでは明らかにレスポンスが悪化しますが、GTBoxはそれほどの悪化は感じず。
  • SSDの快適さは、他のノートPC・ミニPCと同様。もはや、HDDには戻れません。

 

▼全般的なレスポンスは、以下のApollo Lake / Gemini LakeのミニPCと比較すると、劇的ではないにしてもレスポンスがよいことを実感できます。

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まとめ

普及帯のミニPCに多く搭載される Apollo Lake / Gemini Lake よりも小気味よく動作するGT Box。上位機のHiGameのボディを流用していることもあり、質感も高く仕上がっているのですが、残念なのは、やはり冷却対応。全般的には「買い」でOKなのですが、CPUファンの音量には留意する必要があります。

ただし、内部には大きな空間があるために、CPUファンやヒートシンクをカスタマイズするなどの楽しみもあります。

 

▼2019年8月31日時点のGearBestでの価格は 259.99ドル。

Gearbest Chuwi GT Box
Chuwi GT Box

▼Amazonでも販売開始となりました。

 

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