以前お知らせしたAMD Ryzen 5 3400G / Radeon RX Vega 11を搭載するミニPC「Chatreey S1-A320」ですが、7月25日時点にて、Banggoodではあらためての予約販売、AliExpressはCPU / RAMのバリュエーションやベアボーンも販売も開始されています。また、海外レビューサイトのTecTabletsではレビュー動画も公開となっています。そこで今回は再度「Chatreey S1-A320」の概要を確認してみました。
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Ryzen 5 3400Gを搭載し、CPUを換装可能？なミニPC「Chatreey S1-A320」のスペックと特徴
Chatreey S1-A320の概要
需要があるのか不明ですが、なぜか迷彩柄のラインナップもある「Chatreey S1-A320」。そのスペックは以下となります。
| CPU | AMD Ryzen 5 3400G (4コア 8スレッド, 最大4.2GHz) |
| GPU | Radeon RX Vega 11 |
| メモリ | 8GB DDR4 |
| ストレージ | M.2 SSD 128GB / 256GB / 512GB、2.5インチ SATA SSDを増設可能 |
| WiFi | 11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | 搭載 |
| ポート類 | USB 3.0 x 4、USB 2.0 x 4、HDMI、VGA、有線LAN |
| サイズ | 19.0 x 18.0 x 4.0 cm |
| OS | Windows 10 プレインストール |
▼以下はGeekbench 5のCPU ベンチマークスコア（上）をCore i7-8750H(中央)、Core i7-8565U(下)と比較したもの。
▲Core i7-8750Hにはシングルコア・マルチコアともに敵いませんが、Core i7-8565Uを軽く凌駕しています。私Core i7-8565Uを搭載する以下のミニPCでもレスポンスに十分満足していますが、Multi-Coreは大きな差があり、ぜひ そのパフォーマンスを体感してみたいものです。
▼サイズは190 x 180 x 40mm。一般的なミニPCは120mm角あたりが多いのですが、このサイズのAMD用のマザーボードが流通していないことに、冷却対応を考慮してのことでしょう。
▼Banggoodで販売のモデル（上）とAliExpressのモデル（下）では、同じ「Chatreey S1」でありながらも、COMポートの存在や有線LANの配置が異なっています。COMポートの用途を思いつかないだけに、Banggoodの販売モデルがシンプルでよいかも。
▼RAMは32GBまで増設可能、2.5インチのSATA SSDも増設できます。デフォルトのSSDは2280サイズのSATA M.2 SSDですが、TecTabletsのレビュー動画によると、NVMe対応のSSDに換装可能と読み取れます。
▲こちらはTecTabletsのレビュー動画。
プラスチック製であることが明確なボディですが、動画を参照してのポイントは以下。
- 大きなヒートシンクに銅製のヒートシンク・ヒートパイプを採用しているものの、CPUやボディは相応の熱を帯びている。
- ベンチマークスコアやレスポンスは上々。前述のとおり、NVMe SSDに換装可能と読み取れます。
- 動画では確認できなかったのですが、最後のまとめでは、CPUファンの音量が大きいとあります。全般的にAMD Ryzen 5のミニPCでは冷却対応が課題でしょうか。
まとめ
コスパの高い AMD Ryzen 5 3400G / Radeon RX Vega 11を搭載するミニPC「Chatreey S1-A320」。このパフォーマンスを活かすためには、NVMe対応のSSDに換装したいところ（NVMe対応のSSDスロットであることを自ら確認したのではなく、TecTabletsのレビュー動画では NVMe対応と読み取れる）。手元にメモリやSSDが余っている場合には、AliExpressのベアボーンも魅力です。
▼AliExpressで販売のベアボーンは 354ドル
▼BanggoodのRAM 8GB / SSD 128GB版は、クーポン「BGCTS1A3」の利用により 399.99ドル、8/6まで
RAM 8GB / SSD 128GB版 (Banggood)