エントリーからミドルレンジクラスのスマホ・タブレットがメインとなりますが、主に2022年以降に実機レビュー あるいは紹介のAndroid スマホ・タブレットのAnTuTu ベンチスコアを一覧形式で整理しました。また、同時にこれまでの実機レビューを通じて、ベンチスコアに応じた動作の指標も掲載しています。30個ほどのCPU・製品の一覧となり、他サイトと比較する掲載数は少ないですが、ご参考まで。
AnTuTu ベンチアプリのインストールについて
当記事を参照されている方にとっては記載するまでもないことですが、AnTuTu ベンチアプリのインストール方法は以下の記事を参照ください。Google Playにはラインナップされていませんが、スマホにて AnTuTu 公式サイトを開き、ダウンロード・インストールすることができます(スマホ内で完結)。

また、エントリークラスのスマホの場合には、AnTuTu Liteをインストールすることになりますが、通常版・ライト版のスコアに大きな差はありません。


AnTuTu ベンチスコア 一覧
2021年以前も含めると、実機レビューのAndroid 端末は70製品前後となりますが、もはや動作に耐えない端末も多数あるため、ここでは 主に2022年以降に実機レビュー・紹介の端末のAnTuTu ベンチマーク v9のスコアを一覧化しました。また、実機レビューの端末は中国製がメインとなります。
また、重ねての記載ですが、エントリーからミドルレンジクラスのスマホ・タブレットがメインとなり、ハイエンドのCPUを搭載する端末は未掲載です。
▼実機レビュー・紹介の識別を記載していませんが、黄色網掛の端末・約4割が実機レビューの端末です。特にスコアが丸い数値の端末は紹介記事となります。
Snapdragon 8+ Gen 11,070,000Xiaomi 12T Pro2022年10月
CPU(SoC) | AnTuTu スコア | レビュー、紹介記事 | 記載時期 |
Snapdragon 8+ Gen 1 | 1,070,000 | Xiaomi 12T Pro | 2022年10月 |
Snapdragon 7+ Gen 2 | 962,603 | POCO F5 | 2023年5月 |
Snapdragon 870 | 630,000 | Xiaom Pad 5 | 2022年5月 |
Snapdragon 860 | 550,918 | POCO X3 Pro | 2021年5月 |
Dimensity 900 | 497,041 | UMIDIGI A13 Pro Max | 2022年12月 |
Snapdragon 695 5G | 390,000 | moto g52j 5G | 2022年9月 |
Helio G99 | 380,000 | OIKITEL WP21 | 2022年11月 |
Helio G99 | 380,000 | POCO M5 | 2022年9月 |
Helio G99 | 350,000 | ALLDOCUBE iPlay 50 Pro | 2023年4月 |
Helio G96 | 351,699 | Blackview BV9200 | 2023年1月 |
Dimensity 700 | 348,229 | Blackview BL8800 | 2022年5月 |
Dimensity 800U | 334,463 | realme 7 5G | 2021年2月 |
Helio G95 | 300,000 | POCO M5s | 2022年9月 |
Helio G90T | 288,389 | Redmi Note 8 pro | 2020年2月 |
Snapdragon 730G | 280,000 | Lenovo XiaoXin Pad Pro | 2021年1月 |
UNISOC T618 | 259,176 | ALLDOCUBE iPlay50 | 2023年1月 |
Helio G85 | 256,822 | Blackview Tab 13 | 2022年10月 |
Snapdragon 680 | 252,447 | CHUWI HiPad Max | 2022年11月 |
Snapdragon 680 | 250,000 | OPPO Pad Air | 2022年12月 |
UNISOC T616 | 247,769 | N-one NPad Pro | 2023年4月 |
UNISOC T616 | 243,426 | CHUWI HiPad X Pro | 2023年1月 |
Helio P70 | 232,598 | Blackview A95 | 2022年2月 |
UNISOC T606 | 232,472 | Blackview Tab 12 Pro | 2022年4月 |
UNISOC T606 | 227,854 | Blackview OSCAL Pad 10 | 2023年1月 |
MT8183 | 200,000 | Teclast M40 Plus | 2022年12月 |
UNISOC T310 | 172,718 | BMAX I10 Pro | 2022年6月 |
UNISOC T310 | 147,561 | Blackview Tab 6 | 2022年1月 |
Helio G35 | 119,645 | UleFone Power Armor 14 | 2022年3月 |
UNISOC SC9863A | 113,378 | Dragon Touch Max 10 Plus | 2021年5月 |
UNISOC SC9863A | 101,385 | Blackview Tab 12 | 2022年6月 |
Helio P22 | 100,000 | OUKITEL RT3 | 2022年12月 |
Rockchip RK3566 | 100,000 | BMAXI9 Plus | 2022年6月 |
Helio A25 | 99,708 | Blackview OSCAL S60 Pro | 2022年4月 |
Helio A25 | 91,286 | OULITEL C21 Pro | 2021年8月 |
▼私がレビュー・紹介するAndroid 端末はエントリーからミドルレンジの製品がメインであるため、参考までに AnTuTu アプリから 2023年1月22日時点のスコア上位の端末を掲載しました。
AnTuTu ベンチスコアに応じた動作の指標
個々人で使い方・サクサク動作の感覚は異なると思いますが、あくまで私の用途(Web サイトのブラウジング、SNS関連のアプリ、画像編集、FX アプリ、時々 YouTube / Netflix / hule / Amazon プライムビデオ視聴のライトユース)、私の主観でのAnTuTu ベンチスコアに応じた動作の指標を掲載します。
なお、指標は AnTuTu ベンチ v9、2023年1月現在のAndroid 10 / 11 / 12に基づくものです。
スコア 10万未満ではやや厳しい
スコア 10万未満の場合、ライトユースにおいても遅さを感じます。SNS関連のアプリや、YouTubeなどは動作はするものの、スリープからの復帰やアプリの切替などにもどかしさを感じ、あくまでサブ機扱いにとどめておくべきです。
また、このクラスでは ディスプレイの解像度を低くしているケースが多く(HDクラス)、スマホはともかく 8インチ以上のタブレットでは文字の表示が粗くなるために要注意です。
▼このクラスの事例は以下の「OUKITEL C21 Pro」

スコア 15万超は普通に動作
AnTuTu ベンチ v9のスコア 15万超では、顕著な遅さを感じることなく、ライトユースでは普通に動作します。ただし、スリープからの復帰などで、ややモッサリした動きとなることがあります。
このクラスの場合にも、メインスマホとしての使用はやや厳しく、タブレット、スマホではサブ機としての使用が無難です。
▼このクラスの事例は、4コア CPU(SoC) UNISOCT T310を搭載の以下の2製品。4コアCPUながらも、下位の8コア以上に動作します。


スコア 25万超はサクサクと動作
スコア 25万超のライトユースでは、サクサクと言える水準で動作します。ホーム画面やアプリの切替もキビキビと動作し、スマホではメイン機としての利用も可能です。
また、このクラスとなると、(中国新興ブランドの場合)メモリ 6GB / 8GBを搭載し、ストレージも通常のeMMCより高速なUFS 2.1 / 2.2を装備する端末も多く、これらも動作環境に貢献しています。
▼事例としては以下の2製品


スコア 35万超は よりキビキビと動作
スコア 35万超を一括りにすることは望ましくないのですが、私の使い方では このクラスでは上位のAndorid 端末や、メインスマホのiPhone 12 Pro Maxのレスポンスと遜色ないほどにキビキビと動作します。メインスマホとして利用する場合には、このクラス以上の製品がおすすめです。
▼事例としては以下の3製品



まとめ
掲載数 約30と少ないのですが、主に2022年以降に実機レビュー・紹介のAndroid スマホ・タブレットのAnTuTu ベンチスコアを一覧化しました。
また、AnTuTu ベンチスコアに応じた動作の指標も掲載しましたが、あくまで私のライトユースでの使い方と主観に基づくものです。2023年1月時点のAndorid 10 / 11/ 12では、AnTuTu ベンチスコア 約25万がサクサクと動作する指標との認識です。