日本時間の12月4日 午後4時59分まで開催となる AliExpressのBlack Friday セール。各ブランドのAliExpress内のオフィシャルストアや各販売店で競い合って、衝撃価格の安値合戦を繰り広げています。今回はそのうち、UMIDIGI Power 3、XIDU、CHUWI MiniBook 他のUMPCなど、ごく一部をピックアップしました。
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UMIDIGI Power 3
Helio P60にメモリ 4GB、48百万画素をメインとした4カメラを搭載し、なんとバッテリー容量は6150mAhのUMIDIGI Power 3。同時期にリリースされた Helio P70搭載のUMIDIGI F2の人気度にはやや劣りますが、149.99ドルの価格を考慮するとコスパ度はF2以上かも。
インスクリーンのフロントカメラを搭載することによるノッチレスの6.53インチのディスプレイも特徴の一つ。
▼48百万画素をメインとした4カメラも特徴の一つ。2㎝まで寄ることのできるマクロカメラは5百万画素も重宝しそうです。
▼これまでの最安値と同価格の149.99ドル。この価格で、Helio P60、4カメラ、バッテリー 6150mAhとはあり得ないほど。
▼その他、F2、A5 Proなどの情報はUMIDIGI オフィシャルストアを参照。いつの間にか、A3はAndroid 10になっています。
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Xiaomi スマホが強烈な割引に
個別スペックはさておき、UMIDIGI以上に強烈な割引となっているのが、AliExpress内のXiaomi オフィシャルストア。価格は即発行となるクーポン情報により流動的となるために、画像として表示していませんが、Redmi K20のグローバル版が一時 184.79ドル、Redemi Note 8 Proが160.99ドルなどと最安価格となっています。また、Mi 8 liteなどの旧機種が大幅割引となっている事例もあります。
XIDU Tour Pro
シャープ製の12.5インチ 2.5K 解像度のタッチパネルが大きな特徴のXIDU Tour Pro。実機の使用感では、アルミ製のボディで質感も高く、全般的にしっかりとした造りで剛性も高い製品です。また、浅いストロークのキーボードのタイピング感も上々。
CPUのCeleron 3867UはApollo Lake N3350あたりのレスポンスを想像していたのですが、体感的にはGemini Lake N4100と同水準のレスポンス。また、M.2 SSDの空きスロットを備えていることもメリットの一つ。
私の実機の使用感から、一点、留意すべき事項は、CPUファンが常時回転していること。大きな音量ではないのですが、平常時も負荷をかけた際にもファンの音量はほぼ同じ。負荷をかけた際には静かとも言え、CPU温度も安定しており、常時回転であるものの冷却対応もしっかりしています。
▼ディスプレイが180°開くことも特徴の一つ
▼即適用できるストアクーポンにより 403.11ドルに。
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▼こちらは11.6インチ YOGAスタイルのPhilBook Pro。12/2現在、297.27ドルで販売中。
XIDU PhilPad
2.5Kの高解像度のPCを複数リリースするXIDUですが、このPhilPadもその一つ。13.3インチのSurface風 2 in 1となりますが、ディスプレイは上記のTour Pro以上に特筆すべき鮮やかさときめ細やかさ(Tour Proは貼付けてあったフィルムがよくなかったらしく、フィルムを剥がすとPhilPadと同様となりました)。また、ボディはもちろんアルミ製となり、その質感は、私が外出時にメインで利用のSurface Goと遜色ありません。
CPUはApollo Lake N3350版とE3950の2つのバージョンがあります。ストレージは前者が64GB、後者が128GBといづれもeMMCです。私が所有する製品はN3350版となりますが、上位のApollo Lake N3450と比較すると、Webサイトの画像表示などが僅かに遅れるものの、Atom Z8350と比較するとスムーズに動作します。
▼ストアクーポンの利用により 342.03ドルは、私が知る範囲では最安。キーボード付きの価格です。
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CHUWI MiniBook
前回の11.11セールにて、私も購入したCHUWI MiniBook。購入前には、変則的なキーボードのキー配置によるタイピング感を懸念していたのですが、慣れてしまうと思いのほか快適にタイピングできます。One Mixなど、ディスプレイの解像度が2.5Kの他のUMPCと比較すると、解像度はFHDとなるものの、実機では十分に綺麗な鮮やかな液晶でFHDでも十分です。
最大の特徴は安価な価格設定。解像度が他のUMPCよりも低く、デフォルトのモデルのストレージはeMMCとしたこともあり、CPUにCore m3-8100Y、メモリ 8GBのモデルは500ドルを切り、One Mix 3Sとの比較では約半分の価格です。
▼Core m3-8100Y、メモリ 8GB、128GB eMMCの構成で 479.99ドル。
▲AeroBook、LapBook Pro、Hi10 Airなども安値で販売中
▼実機レビュー記事はこちら。
▼Gemini Lake N4100、日本語キーボード版は、Banggoodで販売しています。
GPD Pocket 2 Max
CHUWI MiniBookを購入した私ですが、UMPCで気になる製品が8.9インチのGPD Pocket 2 MaxにMagic Ben MAG 1。8インチのMiniBookを使用していると、Webサイト閲覧時やタイピング時に、「ディスプレイの横幅がもう少し広いと快適なのに」と感じることが多いために、8.9インチにも惹かれます。
また、私は一時期使用していたOne Mix 2Sと、現在使用中のCHUWI MiniBookではダブレットモードで利用することはほとんどありません。各ユーザーの使用目的によりますが、タブレットとしての使用を目的としていない場合には、YOGAスタイルでなく、通常のPCスタイルのGPD Pocket 2 Max、あるいは以下のMAG1との選択肢も大いにありです。
▼メモリ 8GB、PCIe SSD 256GBの場合、605.44ドルで販売中
Magic Ben MAG1
8.9インチにCore m3-8100Yを搭載するMagic Ben MAG1。ディスプレイの2.5K 解像度、タッチパッド付きのキーボードも含め、スペック的には上記のGPD Pocket 2 Maxとほぼ同じですが、LTE対応モデルがあることが特徴であり、WiFiモデルもモジュールの追加でLTE対応とする記事もあります。
GPD Pocket 2 Max vs Magic Ben MAG1では、デザイン的にMagic Ben MAG1が一歩リードか。MAG1はPocket 2 Maxのクローンとも言えますが、GPDがどのような心境でいるのか、そちらも興味があります。
▼メモリ 8GB、PCIe SSD 256GBのセール価格は620.03ドル。即発行となるクーポンにより、さらに数ドル安くなります。
▲製品・価格とは全く関係ないのですが、上の画像の「VORKE」の文字がよい意味で気になります。コスパの高い製品を多数リリースしている「VORKE」ですが、VORKE = Magic Benである場合、あるいは関連性がある場合、より興味深いものがあります。
▼個別紹介記事はこちら。
15.6インチ 第4世代 Core i7 ノート
最近注目しているのが、AliExpressの多くのショップから販売されている 第4世代のCore i7 4650Uを搭載する15.6インチノート。製品の仕様には明確に記載がないのですが、同モデルのCeleron J3160をOffice 2019付きで販売するAmazonのレビューコメントを参照すると、ボディは金属製のようです。
なお、Celeron J3160版が圧倒的に安いのですが、私のおすすめはCore i7-4650U版。旧世代のCore i7ですが、Webサイト閲覧やオフィスソフトなどの使用ではメインPCとして利用できます。
▼Core i7-4650U版の最小構成(メモリ 8GB、SSD 64GB)では 298.33ドル。
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