中国製のノートパソコンのなかでも、多くのメーカーがリリースしているのが13インチクラスでCeleron N3450を搭載した製品。なかでも、Jumper EZBook 3 ProとYEPO 737Aが海外通販サイト・Twitter での露出度が高かったのですが、今年に入ってからは宣伝も低下傾向。
この状況で、今年になってリリースされ、海外サイト(Tectablets)でもEZBook 3 シリーズの対抗馬としての評価の高い製品がTeclast F7。
このTeclast F7は以下の記事でも紹介していますが、2018/3/17現在、Gearbestにてセールを行っていますので、あらためて紹介します。
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EZbook 3 Proの対抗馬、アルミ製ボディの14インチ Teclast F7の概要(18年1月リリース)
Teclast F7の基本スペック
「EZbook 3 Proの対抗馬、アルミ製ボディの14インチ Teclast F7の概要(18年1月リリース)」の記事の再掲ですが、Teclast F7のスペックを、Jumper EZBook 3 Pro、YEPO 737Aと比較しました。
※ Teclast F7のサイズは海外通販サイトにより記載が異なっており、ここではGeekbuyingサイトに記載のサイズを掲載しています。
- CPU、メモリ、ポート類は3製品ともに同じ構成。3製品のみならず、2017年の中国製PC の定番と言える構成です。
- 3製品の違いは、F7が14.1インチのディスプレイとなること、F7とEZBook 3 Proが全面アルミ製なのに対して、737Aはキーボード面のみプラスチック製です。
- ストレージはeMMCですが、底版から簡単にM.2 SSDスロットにアクセスでき、SSDを起動ストレージとすることができます。
▼EZBook 3 ProのメインストレージをSSDに換装
私はTeclast F7の実機を操作していないのですが、多くのCeleron N3450搭載機を使用したなかでの体感レスポンスは以下となります。
- Webサイト閲覧、動画視聴、オフィスソフトの操作では、必要にして十分。単体で操作した場合、「遅い」と感じることは全くありません。
- Core i5 / Core i7 / Core m3-7Y30を搭載する上位機と比較した場合、Webサイトでの画像表示・タブの切替、画像編集の動作が僅かながらに遅れる程度。
- メモリは6GB搭載ですが、メモリ消費量の多いGoogle Chromeのタブを20個開いた際の使用量は50%前後となり、まだまだ余裕です。
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35,000円前後となる価格の評価
2018/3/17現在のGearbestのセール価格は35,021円となっていますが、一時期 EZBook 3 Proが2万円台半ばで購入できたことを考慮すると、やや高めとも思えます。
ただし、以下を考慮すると、F7の価格設定はEZBook 3シリーズに匹敵するほど、十分にコスパの高いものと言えるでしょう。
- EZBook 3 Pro、YEPO 737Aともに一定の販促期間が終わったためか、あるいは受給バランスによるものか定かではないのですが、価格はやや上昇したままの水準をキープ。
- 現在のEZBook 3 Proの価格は約3万円。F7とEZBook 3 Proの相違は、ディスプレイのサイズ差のみ。
- ディスプレイのサイズ差では、F7と同スペックで14.1インチディスプレイを搭載するEZBook 3L Proは約3万円なのですが、こちらはTNパネルで視野角の狭いもの。5,000円の差でF7がIPSパネルであることを考慮すると、EZBook 3シリーズと同等にコスパの高いもの。
まとめ
2018年1月にリリースされたTeclast F7。Celeron N3450搭載機のリリースラッシュも一巡したような感覚ですが、CPUが上位のCore m3となると価格が跳ね上がることから、今年もしばらくはCeleron N3450搭載機の需要は高いものと思われます。
そのなかでも、今年リリースされたTeclast F7はスペックと価格のバランスのとれた端末となっており、売れ筋となるような予感です。
▼今年はTeclastが盛り上げてくれそうな予感