先日の記事「iPhone5をiOS 10.3にアップデートしてみた。OTAアップデートは未対応」のとおり、iPhone5をiOS10.3にアップデートしましたが、昨日 セキュリティ関連の更新となるiOS10.3.1にアップデート。
そろそろiPhone5のアップデートも限界との噂もチラホラとあるなか、iPhone5・iOS10.3.1のレスポンスはいかがなものか。その体感的なものをレポートします。
iPhone5 iOS10.3.1は、まだまだ現役
記事としては面白味に欠けるのですが、iPhone5をiOS7の頃から見守ってきた私にとって、そのレスポンスに悪化・改善とも体感的な差を感じるものではありません。
iPhone5・iOS 10.3.1のAntutu Benchmark
こちらは参考です。iPhoneならiPhone5以降、AndroidならNexus5以降の機種の場合、ゲームアプリなどの負荷の大きいアプリ以外では、ベンチマーク結果の相違ほどの体感的な相違を感じるものではないとの認識です。
極端な例ですが、Androidの場合は、コア数・周波数・ベンチマークが優位にあるスマホでも、CPUの製造元が異なる場合には、そのCPUの特性、その他 メーカーのチューニングにより、ベンチマークの劣るスマホの体感レスポンスが優れていることもあります。
▼iPhone5、iOS10.3.1とありますね
▼スコアは30,823。これが高いのか低いのかと言うと
▼iPhone5からiPhone7のなかでは、順当に最下位!
iPhone6の半分以下のスコアしかありませんが、体感的なレスポンスが半分以下というものではありません。
iPhone5、体感的なレスポンスを他のスマホと比較
私がスマホで最も頻繁に使用するアプリはGoogle Chrome。その他で毎日使用するアプリは以下です。
- Amazon、楽天市場、WordPress、Gmail、LINE、Google Adsense / Analytics、Lion FX
軽めのアプリばかりですが、これらのアプリを使用した際の、他のスマホとの体感差を記載します。
iPhone6との比較
私はiPhone6S以降を所有していないため、iPhone6との比較です。
- Google Chromeでは、スクロールの滑らかさ、複数のタブを開いた場合の挙動とも、iPhone5・iPhone6に全く違いを感じません。双方ともタブを20個以上開いた場合には、ややモタツキを感じますが、これはAndroidも同様です。
- アプリの起動、画面遷移などのレスポンスは、iPhone5・iPhone6を並べて操作してみると、iPhone6が1秒未満速いかなと感じる程度。iPhone5単体で操作すると遅さを感じません。
▼iPhone5・iPhone6とも、Google Chromeのタブを7個開いた程度では、モタツキ・カクツキを感じません。
▼アプリを起動していない状態での、iPhone5のメモリ使用量。
Freeが193.3MBとあり心許ないのですが、メモリ管理の上手いiOSですので、メモリ不足に陥ったことはありません。
goo g07、Huawei honor6 Plusとの比較
私が所有する比較的新しいAndroidスマホとの比較です。双方ともオクタコア(8コア)、goo g07は2017年1月発売、honor6 Plusは2015年6月発売の、ハイスペックではないエントリー機種・低価格機です。
- Google Chromeのレスポンスで順位をつけると、g07 > iPhone6・iPhone5 > honor6 Plus。honor6 Plusは縦スクロールにカクツキがあるためにg07へ機種変した経緯があるのですが、iPhone5以上は十分 実用的です。
- その他のアプリでは、アプリ自体が軽いため、4機種とも遜色ありません。2012年9月に発売となったiPhone5が、私が所有する、iPhone5以降の機種と遜色ないことから、未だ実用的であることを感じとっていただければと思います。同時期に発売されたAndroidはデュアルコアクラスですが、これらを今使用すると厳しいものがあります。
まとめ
文面のみでは伝わりにくいのですが、iPhone5・iOS10.3.1はGoogle Chrome、その他SNSなど軽めのアプリを使用する範囲においては、メイン機種としての使用はともかく(負荷のかかるアプリを試していないので)、スーパーサブとしての使用には十分です。
私は、iPhone5・5S・SEの縦長画面が好みではないので、使用頻度は多くないのですが、たまに使用すると、「iPhone5って、こんなに滑らかだった?」と感じることも多々あります。